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おすすめ映画『ジェイン・オースティン 秘められた恋』(2007/ジュリアン・ジャロルド監督)感想‣作家ジェイン・オースティンの若き日を描いた伝記映画

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『ジェイン・オースティン 秘められた恋』のあらすじ概要

現在に至るまで根強い人気を誇る19世紀イギリスの女流作家ジェイン・オースティンの知られざる恋を描いた伝記ラブストーリー。「キンキーブーツ」のジュリアン・ジャロルド監督が、伝記作家ジョン・スペンスが2003年に発表した原作をもとに映画化。主人公ジェインを「プラダを着た悪魔」のアン・ハサウェイ、彼女と激しい恋に落ちる青年トム・ルフロイを「ウォンテッド」のジェームズ・マカボイが演じています。

2007年製作/120分/イギリス
原題:Becoming Jane

ジェイン・オースティン原作の映画➢

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『ジェイン・オースティン 秘められた恋』のスタッフとキャストについて

ジュリアン・ジャロルド監督:1960年5月15日、英ノリッジ生まれ。

アン・ハサウェイ(ジェイン・オースティン):ニューヨーク市ブルックリン区出身。2001年公開の『プリティ・プリンセス』で映画デビュー。全米で1億ドルを超えるヒットとなり、ブレイクする。『ダークナイト ライジング』にセクシー&グラマーな美しい女怪盗・キャットウーマン/セリーナ・カイル役で出演しています。

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ジェームズ・マカボイ(ロンドンで法律を学ぶ知的なアイルランド人の青年トム・ルフロイ):2008年公開の、アンジェリーナ・ジョリー主演『ウォンテッド』に準主役に抜擢、世界的に認知されて有名俳優の仲間入りを果たしています。

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マギー・スミス(地元の名士レディ・グレシャム):修道院長役で出演した『天使にラブ・ソングを…』は大ヒットを記録し、世界的なヒット作となった『ハリー・ポッターシリーズ』ではミネルバ・マクゴナガル役を演じたことでも有名。

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『ジェイン・オースティン 秘められた恋』のネタバレ感想・見どころ

ネタバレ有り!

貧しい牧師の末娘のジェイン・オースティンですが、日頃来ている服もとても洗練されていました。彼女が豚の餌をやりに行くシーンがありました。当時は牧師も豚や鶏を日常的に飼い、自家消費していたのでしょうか?イギリス南岸の田舎町が舞台です。非常に牧歌的な長閑な風景が広がり素晴らしい自然環境のシーンに見惚れてしまいました。

家族の集まりではみんなの前で”贈る言葉”の文章を朗読するという習慣があった様子が描かれています。ジェインもそんな中で皆から文才がある事、また、非常に朗読が上手なことを認められていました。しかしながら、ロンドンから突然訪ねて来た青年トム・ルフロイからは、その文章を蔭で”批判”されてしまいます。それを偶然聞いてしまった事から、ジェインは自室に戻り猛然と怒り出すシーンには驚きました。『経験も無いのに、頭の中だけで想像しただけの文章』だと言われてしまいます。ジェインにとっては痛い所を衝かれた為、感情をむき出しにしたのでしょう…また、周囲の地元の男性からはかつて聞いたことも無い言葉に、不愉快になりながらも、トムに強い”関心”を持つ事になります…

そんな中、地元の名士レディ・グレシャムの最愛の甥であるウィリー氏から求婚されます。彼は、年間4000ポンドの収入と大きな屋敷相続する予定でした。千載一隅、玉の輿の良い縁談ではありますが、ジェイン曰くウィリー氏は”間抜け”と見下し、愛情を感じる事ができず、愛の無い結婚生活は御免だときっぱりと断ってしまいます。(再考して渋々受け入れはするものの、その日に別の男性トムと駆け落ちするという電光石火の行動は本当に意表を衝かれましたが…)

このような”大恋愛”(失恋!)があればこそ、真に迫った大小説も描く事も可能だったのだろうと思います。女性の生きずらい時代に、自分の文才だけを頼りに生き抜いた女性の”秘められた恋”物語を垣間見る事が出来ます…

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