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おすすめ映画『ジャージー・ボーイズ』(2014/クリント・イーストウッド監督・製作)感想‣伝説の4人組の栄光と挫折、そして再生を描く感動物語!

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『ジャージー・ボーイズ』のあらすじと概要

「ミリオンダラー・ベイビー」「グラン・トリノ」でずっしりと重い人生の手応えを描いてみせた老練の名匠クリント・イーストウッド監督が、1960年代のザ・ビートルズ以前に世界を席巻、人気を誇った伝説の米ポップスグループ「ザ・フォー・シーズンズ」と、そのリードボーカルを務めたフランキー・バリの代表曲として知られる「君の瞳に恋してる(Can’t Take My Eyes Off You)」など名曲誕生の真実を描いた感動ドラマ。なお、彼らは全世界で1億7500万枚ものレコードを売り上げ、今なお人気を誇っています。

2006年トニー賞でミュージカル作品賞を含む4部門を受賞しました、人気ブロードウェイミュージカルを映画化した作品。アメリカ東部ニュージャージー州の貧しい町に生まれた4人の若者たち。犯罪が日常茶飯事の貧しい町、イタリア移民が集まる金もコネもない者が町から逃げ出すには、軍隊に入るかギャングになるしかありませんでした!しかし、彼らには類まれな美声と曲作りの才能がありました。4人は息の合った完璧なハーモニーを武器に、瞬く間にスターダムを駆けあがっていきます。しかし、栄光の影で次々に彼らを襲う、裏切りと挫折、別離、そして家族との軋轢……を乗り越えていく姿が描かれます。ミュージカル版にも主演し、トニー賞でミュージカル男優賞を受賞したジョン・ロイド・ヤングが、映画版でも主演を務めています。

2014年製作/134分/アメリカ
原題:Jersey Boys

『ジャージー・ボーイズ』のスタッフとキャストについて

クリント・イーストウッド監督・製作

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ジョン・ロイド・ヤング(フランキー・バリ):05年、ブロードウェイデビュー作となったミュージカル「ジャージー・ボーイズ」でフォー・シーズンズのリードボーカル、フランク・バリ役を演じています。本作は17年1月15日の公演をもって幕を閉じることが発表されましたが、05年の初演からなんと全4642公演、11年間のロングラン、観客動員数2000万人を超えるトニー賞受賞の傑作ブロードウェイ・ミュージカル に終止符を打つことになりました。

クリストファー・ウォーケン(ジップ・デカルロ、マフィアのボス):フランキーの歌声に魅了され、「困った時はいつでも助ける」と約束しています。

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『ジャージー・ボーイズ』のネタバレ感想・見どころ

世界的に非常に有名なグループ『ジャージ―・ボーイズ』ですが、音楽に余り詳しくないので、挿入歌「シェリー」を遥か以前、TVで何度も聴いた微かな記憶がある程度という印象しかありません。彼らの出身地では、若者は軍隊に入るか、マフィアになるしか将来の夢が無いというニュージャージー州の田舎町というのも驚きました。未成年の内から派手な窃盗を繰り返し、その傍ら歌を歌うという生活を続けていました。

そんな彼らに素晴らしい歌声と作曲の能力という天賦の才能が与えられます。歌手デビューに関わる大きな紆余曲折は殆んど無く(語られていない…)あれよあれよとあっという間に大人気スターになってしまいます。キャバレー、シアターレストランなどで演奏しながら、米国内の大都市を回るという”興行”形式だと思います。その一方、レコーディングをしてレコードを売り込んでいきます。当時のレコード売り上げ枚数は1億7500万枚という驚異的なものでした。

後半、大スターにありがちな仲間割れ、家庭内不和、娘の不慮の事故死など次から次へと問題に遭遇し、身も心もずたずたになり、精神的にもどん底を経験する事になる様子もしっかり描かれていきます。リーダー格のトミーが作った借金が15万㌦(現在の価値でどの程度か想像もつきません)から50万㌦に膨れ上げって行きます。何にそんな大金をつぎ込んでいったのか、詳しくは語られていません。フランキーはマフィアのボスに相談した挙句、結局にっちもさっちも行かなくなります。しかし、彼らは仲間であるトミーを見捨てることなくグループ全員で稼いだ金を借金返済に充てて完済していきます。

本作素晴らしい歌声の楽曲を聞いて、懐かしいと感じる事が出来るのとわたしの様にまったくチンプンカンプンな視聴者では受ける印象は180度違うのではないかと思われます。映画の元になったミュージカル『ジャージー・ボーイズ』は全4642公演、11年間のロングラン、観客動員数2000万人という大ヒット作品でした。根強い人気のバックボーンがあればこその凄まじい記録ではないかと思います。音楽の予備知識、「ジャージー・ボーイズ」への関心度の高さが本作品を観賞する上ではマストだと思います。

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