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おすすめ映画『リトル・チルドレン』(2006/トッド・フィールド監督)感想‣専業主婦と子持ちの主夫との不倫のメロドラマ…

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『リトル・チルドレン』のあらすじと概要

「イン・ザ・ベッドルーム」のトッド・フィールド監督が、トム・ペロッタの同名ベストセラー小説を映画化した人間ドラマ。米ボストン郊外の閑静な住宅街ウッドワード・コートの住宅街を舞台に、主婦・サラと司法試験に挑む子連れの主夫・ブラッドはある日、子供たちを遊ばせる近所の公園で出会い恋に落ちます。そんな中、街では小児性愛の性犯罪で元受刑者のロニーの釈放が話題になっており、ブラッドの友人ラリーは子どもたちを守るためにロニーを糾弾するビラを街中にばら撒きます。ただ一人、ロニーを温かく見守るのは母親のメイでした。それぞれが運命に逆らいながら、人生に迷い、自分の居場所を見出していきます…“大人になり切れない大人たち”の日常をシニカルに綴ていきます。「タイタニック」のケイト・ウィンスレットが不倫に溺れる主婦を体当たりで演じています。共演はパトリック・ウィルソン、ジェニファー・コネリー、ジャッキー・アール・ヘイリーほか。

2006年製作/137分/アメリカ
原題:Little Children

『リトル・チルドレン』のスタッフとキャストについて

トッド・フィールド監督・脚本:初の長編監督作「イン・ザ・ベッドルーム」(01)はアカデミー作品賞、脚色賞など5部門、続く本作「リトル・チルドレン」(06)では2度目のアカデミー脚色賞にノミネートされています。16年ぶりの長編監督作「TAR ター」(22)では主演ケイト・ブランシェットがベネチア国際映画祭ポルピ杯とゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞。アカデミー賞の作品、監督、脚本、主演女優ほか計6部門にノミネートされています。

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ケイト・ウィンスレット (サラ・ピアース):

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パトリック・ウィルソン (ブラッド・アダムソン):ミュージカル映画「オペラ座の怪人」(04)のラウル役でブレイクしています。DCコミックス原作のスーパーヒーロー映画「アクアマン」(18)では、主人公の異母弟である悪役オーシャンマスターを演じています。

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ジェニファー・コネリー (キャシー・アダムソン):ルジオ・レオーネ監督の超大作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」(84)で13歳にして映画デビューしています/ドキュメンタリー作家として成功した妻、法科大学を卒業し司法試験に2回落ちている夫と一人息子と暮らしています。す。

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ジャッキー・アール・ヘイリー(ロニー・マゴーヴィー):13年ぶりに俳優復帰し、その間、家具の修理やピザの宅配などの仕事に就いた後、CM監督として活動していたとう。本作ではいきなり助演男優賞にノミネートされています。

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『リトル・チルドレン』のネタバレ感想・見どころ

ネタバレ有り・ご注意!

本作ケイト・ウィンスレット出演作品ということで鑑賞しました。+R15指定映画でウィンスレットが体当たりの見せ場シーンに思わずドッキリさせられました。子供を遊ばせるために公園に主婦たちが集まり談笑するシーンは日本のTVドラマそのものという雰囲気でした。そこに男前の専業主夫ブラッド(法科大卒にもかかわらず2度も司法試験に落第中…)が公園に現れ、ある切っ掛けからサラ(ケイト・ウインスレット)との親しい関係が開始されます。

お互いに大変恵まれた家庭環境に何一つ不満はありそうには見えませんが、外部からは知る事が出来ないそれぞれの”苦悩”を抱えていたことが、やがて分かって来ます。お互いのW不倫の世界は止めども無く続く様に見えました。ブラッドは1泊2日の司法試験受験の為と偽り、ちゃっかりサラと二人で旅行に出掛けていました。ところが、非常に敏感なブラッドの妻キャシーは夫サラの関係に気付いており、鋭い視線を送っていました…

そんな中、13年振りにスクリーンに再登場したジャッキー・アール・ヘイリー扮する変質者ロニーの挿話が突然仮釈放で自宅に戻り、町を震撼させることになります。ちょっと突拍子もない人物の話なので、違和感ありありでしたが、確かに「大人になり切れない大人」の一人であることの様でした…

一方、気になるブラッド、サラの関係の進展ですが、「ふたりで駆け落ち」まで決心はするものの、いざ実行の瞬間、余りに呆気ない幕切れに少々不満が残る展開でした。大胆なケイト・ウインスレットの濃厚な演技で目はスクリーンにくぎ付けさせられたものの、ラストの尻つぼみ感はちょっと否めません…

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