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おすすめ映画『トゥルー・スピリット』(2023/サラ・スピレイン監督)感想‣実話がもとの16才少女、ヨットで単独世界一周!

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『トゥルー・スピリット』のネタバレ感想・見どころ

16才で単独世界一周が出来てしまう事に正直驚きました。魚は海で釣る事があるのかも知れませんが、210日分の食料を積んでいく。外界との接触は”衛星電話”やネットのみですが、これでも十分孤独感は癒されるものと思われます。

実際大海原で大時化に遭遇して数回転覆した様です。しかし、ヨットは海に沈んでも、なんとか起き上がり小法師の様にマストを上にして自然に浮かび上がり。20㍍近い大波に揉まれている何時間かは生きた心地がしません。万一、ヨットの船体が真っ二つに裂けてしまえば、死を覚悟する必要があります。ヨットの強靭な船体の構造には驚きました。そんな脅威的な場所で、孤立無援のサバイバルを16才の少女が成し遂げてしまうところが本当に凄いことだと思いました。

ヨットの操舵術のノウハウを習得しているだけでも凄いことなのに、外洋に乗り出し未知の航路に乗り出す勇気は一体どこから湧いて来るのか分かりません。まだ、経験が浅いので怖いもの知らずの無謀なチャレンジとも世間一般的には思われてしまいそうです。これは現地TV局のレポーターも当初は懐疑的な態度でインタビューしていた通りです。しかしながら、ゴール間近になると国民全員からの大声援の嵐になって行きます。

一方、ジェシカを送り出した父母・家族の絆の深さにも感動しました。自然を本当に愛する一家ですが、娘の大それたチャレンジに対してOKを出す勇気というのもとても真似のできない決断だと思います。

主人公ジェシカを演じたティーガン・クロフトは余りに可愛い美少女だったので、野心溢れる冒険少女にはちょっと見えないなぁと思っていたら、実物のジェシカの映像を見てびっくり仰天、ディーガン・クロフト顔負けの美少女でした。

『トゥルー・スピリット』のあらすじと概要

海が大好きで船を生きがいにしている、ひとりのオーストラリア人の16才の少女。ジェシカ・ワトソンはヨットで単独世界一周という夢を史上最年少で実現する為、2009年にオーストラリアから単独無寄港無支援で世界一周を果たすため、たったひとり210日間に及ぶ大海原の旅へ乗り出そうとしていました。世間は年齢が若すぎるので懐疑的な声もあり、マスメディアも彼女の行動を無謀ではないかと報道しています。しかし、ジェシカには支えてくれる家族や頼もしい指導者がいました。こうして冒険心を抱えて少女は帆を広げる。本作は彼女のベストセラー回想録「ジェシカ16歳 夢が私に勇気をくれた True Spirit」 を原作としています。

実際、ワトソンがヨットを始めたのは8歳のとき。世界一周の旅は、2万3000カイリ※に及んています。度々苦難に見舞われながら、太平洋、大西洋、インド洋を航海しました。タスマニア(Tasmania)島沖ではヨット転覆もあったそうです。※1カイリ=1852m

2023年製作/109分/アメリカ・オーストラリア合作
原題:True Spirit
配信:Netflix

こちらはやや準備不足もありヨットで出港するも大失敗…

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『トゥルー・スピリット』のスタッフとキャストについて

サラ・スピレイン監督・脚本:2002年の『裸足の1500マイル』ではセカンドユニットのアシスタントディレクターをしていました。

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ティーガン・クロフト(16才の冒険家少女ジェシカ・ワトソン):オーストラリア生まれ、ニュージーランド人の両親に育てられたジェシカは他の姉弟妹と共に親からセーリングの技術を学び、小さい頃から船と一緒の生活をしています。ある日、世界一周をしてみたいという夢を膨らまし、実現に向けて動き出します。

クリフ・カーティス(セーリングのコーチのベン・ブライアント):ヨットでの単独無寄港の世界一周を何度か成功させている経験者。マオリ族出身で『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』では海の民のリーダーを演じていました。

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アンナ・パキン(母):スコセッシ監督の『アイリッシュマン』,ジェーン・カンピオン監督の『ピアノ・レッスン』のオーディションで5000人の中から大抜てきされ、アカデミー賞史上2番目の若さとなる11歳240日で助演女優賞を受賞しています。

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ジョシュ・ローソン(父)

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