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おすすめ映画|『THE UPSIDE/最強のふたり』(2019/ニール・バーガー監督

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THE UPSIDE/最強のふたり の作品情報

2019年、アメリカ公開 上映時間125分

監督:ニール・バーガー (アメリカ コネチカット州出身。米イェール大学卒業後、80年代は実験映画に携わる。02年の「Interview with the Assassin(原題)」で映画監督・脚本家としてデビュー。続く「幻影師アイゼンハイム」(06)で広く注目を集める。その後、ベストセラー・ヤングアダルト小説を映画化するSFアクション大作「ダイバージェント」(14)の監督に抜てきされ、全米で1億5000万ドルを超す大ヒットを記録する

主演:ブライアン・クラントン(大富豪フィリップ役)1956年生まれ、アメリカ カリフォルニア州出身。大学卒業後、本格的に俳優を目指す。1982年にTV初出演、87年に映画デビューを果たす。以降「すべてをあなたに」(96)や、「プライベート・ライアン」(98)などに出演。TVシリーズ「ブレイキング・バッド」(08~12)で、エミー賞主演男優賞を3年連続で受賞する。同作の成功により「ドライヴ」(11)や、「トータル・リコール」「アルゴ」(ともに12)といった映画への出演が増え、ハリウッド版「GODZILLA」(14)にも出演。

   ケヴィン・ハート(介助人 デル役)1979年、ペンシルバニア州ノース・フィラデルフィアに生まれる。幼少期から持ち前のセンスで家族や友人などを笑わせるなどして後のコメディアンとなるべく才能を発揮。ニューヨークのコミュニティ・カレッジに進学。その後、フィラデルフィアのナイトクラブで、スタンダップコメディアンとして活動をスタートさせた経歴を持つ。2000年初頭から俳優としての活動もスタート、2002年に『ペーパー・ソルジャーズ』でメジャー映画デビューを果たす。

   ニコール・キッドマン(秘書 イヴォンヌ役)1967年生まれ、アメリカ ハワイ州出身のオーストラリアの女優、米国との二重国籍を持つ。『めぐりあう時間たち』(02)でオーストラリア人女優として初めてアカデミー主演女優賞を受賞した。

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なお、本作品は2011年のフランス映画「最強のふたり(原題『Untchable』)のハリウッドリメイク版。本編はフランスで歴代観客層動員数で第三位の大ヒットとなった。日本でも興行収入は16億円で、日本で公開されたフランス語映画の中では歴代一位となっている。2011年東京国際映画祭のコンペティション部門に出品され、部門最高賞であるサクラグランプリを獲得している。

また、昨年公開された日本映画 最高の人生の見つけ方にも人生の最後にし残したことをやるという意味では似たところがある。人間の願望なのだろう。映画「最高の人生の見つけ方」を見にいった

THE UPSIDE/最強のふたり のあらまし

スラム街で生まれ育った黒人男性のデル(ケヴィン・ハート)は刑務所帰りで仕事をしておらず、妻子からは愛想を尽かされ、帰る家も無い生活を送っている。あるとき彼は、車椅子で暮らしている頸椎損傷の事故に遭い、全身麻痺で車いす生活を余儀なくされている白人の大富豪フィリップ(ブライアン・クランストン)の介護人になる。

フィリップの秘書のイヴォンヌ(ニコール・キッドマン)らは、当初教養もスキルもないデルを起用することに強く反対してたが、二人は、周囲の心配をよそに充実した毎日を過ごすようになった。

しかし、ある日フィリップはデルの思いも寄らない強引な「協力」により、長年文通を通じてのみ関係を続けていたある女性と実際会って食事をすることになった。フィリップは初めは大いに喜んでいたが、実際対面してみて食事をしている内に彼女の赤裸々な内心の変化、正直な感情の吐露にいたたまれず、フィリップは衝動的に中座してしまうことになる。この感情を後に、フィリップはデルに対して、「余計な事をして…」といった感じで、八つ当たりしてぶちまけ、突如一方的にデルを解雇してしまった…

デルの介護がなくなったフィリップは、精神的な支柱を失い、他の人の介助も受け付ける心境になく、だんだん生きがいを失って行く、秘書のイヴォンヌにも去られてしまう。そんなところにデルが再登場し、フィリップのトラウマとなっていたハングライダーに再挑戦させて、今までのモヤモヤを雲散霧消させることに成功する…無事元の元気を取り戻すことが出来ハッピーエンドを迎えるという実話に基づく人間ドラマが展開する…

THE UPSIDE/最強のふたり のみどころ

大富豪と最下層でスラム街出身フォームレスに近い介助人(何の介護、介護の技術も習得していない)との意外な組み合わせが映画の勘所、しかもこんな話が決して作り話ではなく実際にあった話に基づいているところは正に「真実は小説よりも奇なり」である。

多分周囲の人間は誰しも、デルは長続きせず、すぐ辞めるだろうと心の中では思ないっていたに違いないが、期待に反して結構二人は上手くやっていけている。その要因はデルの正直さ、多くの一般人が忘れつつある素朴さ、何事も物怖じしないで赤裸々に表現することが出来る人間性にあるのではないか。フィリップは時々介助人の仕事を抜け出して、三下り半を叩きつけられた奥さんや息子を放棄することなく、ずっと見守り続けている。貰った給料の小切手も全額手渡すことを何度も続けている程の家族思いである。

自由奔放、天衣無縫のデルであるが、フィリップの為にという一心で協力した文通の女友達との会食をアレンジした『失敗』が本人自身の首を絞める(失職)結果になることは予期せぬ出来事であった。

そんな紆余曲折を経ながらも最後は元通りの関係に戻れたのではないかと思う。フランス版も以前観たが、今更どうだったかも細かいところまで良く覚えていないのでハリウッド版の出来と比較対象することは出来ないが、今回も多くの観客の感心を呼ぶことは間違いない映画だと思う。おすすめ度 ★★★★★

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