おすすめ映画『トータル・リコール』(2012/レン・ワイズマン監督)感想‣大戦争後の近未来が20世紀後半の香港九龍城界隈の様に描かれる!?
フィリップ・K・ディックの短編小説を映画化したアーノルド・シュワルツェネッガー主演の同名SFアクションを、コリン・ファレル主演で新たにリメイク。監督は「ダイ・ハード4.0」のレン・ワイズマン。戦争の果てに環境が荒廃した近未来。猥雑で(酸性)雨が降り続くコロニーに住み、工場のライン労働者のダグラス・クエイド(コリン・ファレル)は、貧しいながら美人の妻ローリーと平和に暮らしていましたが、退屈な日々の生活に嫌気がさし、記憶を売買するリコール社を訪れます。しかし、クエイドが新しい記憶を植えつけられようとしたとき、何らかのトラブルが発生します。そして突然、警官隊が襲来。クエイドは思わぬ戦闘能力を発揮し、その場を逃げ切っています。やがてクエイドは、現在の自分が、記憶を上書きされてダグラス・クエイドという人物になっているだけだということを知り、自分の記憶のどこまでが本物なのか、すべてを疑いながら戦いに巻き込まれていくことになります。