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感想|『フューリー』(2014/デビッド・エアー監督)ブラッド・ピットが戦車長としてナチスドイツ相手に戦いを挑む、超迫力戦争ドラマ

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『フューリー』のあらすじと概要

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ブラッド・ピットの主演・製作総指揮で、第2次世界大戦下、たった一台の戦車で300人のドイツ軍部隊と渡り合った5人の勇敢な兵士たちの姿を描いた戦争アクションドラマ。1945年4月、ドイツへ侵攻する連合軍の戦車長ウォーダディー(ブラッド・ピット)は、自ら「フューリー」と命名したシャーマンM4中戦車に乗り込み、戦いを続けていた。ウォーダディーと3人の仲間に新兵のノーマン(ローガン・ラーマン)も加わり、5人となった部隊は戦「戦車」という過酷な状況の中で絆を深めていくが、進軍中にドイツ軍の攻撃を受け、他部隊が全滅。なんとか生き残ったウォーダディーの部隊にも、死の十字路での守備を命ぜられる。

「歴史的に最も重要な戦車」と言われる本物のティガー戦車(ドイツ軍の戦車)が劇中で活躍していることが大きな売りとなっている本作品ながら、「本当の戦争とはどういうものなのか?」を観客に伝える戦闘シーンの詳細へのこだわりも半端ではなく、正に鳥肌が立つような臨場感溢れる映像に引き込まれてしまいました。(或は凄まじい戦場から抜け出したい衝動に駆られる人もいるかもしれません)

『フューリー』スタッフとキャストについて

監督/脚本:デビッド・エアー 18歳のときに米海軍に入隊。除隊後、軍隊時代の潜水艦乗組員としての経験を生かし、映画「U-571」で脚本家デビュー。以降、「トレーニング デイ」「ワイルド・スピード」(01)、「ダーク・スティール」(02・日本劇場未公開)、「S.W.A.T.」(03)などの脚本を担当する。05年、クリスチャン・ベール主演の「バッドタイム」で映画監督デビューした。DCコミックの悪役たちを主人公とした映画「Suicide Squad(原題)」(16年)の監督に起用された。戦争体験なくして、本作品映画は出来なかったと思われる迫真の映像に恐怖を感じた。

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音楽:スティーブン・プライス 「ロード・オブ・ザ・リング」3部作の2作目「二つの塔」(02)と最終作「王の帰還」(03)の音楽編集を担当。「バットマン ビギンズ」(05)でも音楽編集に携わり、「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」(05)やボブ・ディランの半生を題材にした「アイム・ノット・ゼア」(07)では出演者に演奏を指導した。

ブラッド・ピット(軍曹 ウォーダディー):荒くれ者兵士をまとめ上げている、頼りがいのあるリーダー役は今までのイメージと全く異なります。新人ノーマンを立派な戦士に鍛え上げた!

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シャイア・ラブーフ(バイブル):「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」ではインディ・ジョーンズの相棒役を務めるなど”スピルバーグの秘蔵っ子”として今後の活躍が期待されている。最近公開の映画では、ノア・ジュプ主演の『ハニーボーイ』の脚本・出演し活躍中。

ローガン・ラーマン(ノーマン):8歳で「パトリオット」(00)にメル・ギブソンの息子役として映画初出演し、同じくメル・ギブソン主演のコメディ「ハート・オブ・ウーマン」や「バタフライ・エフェクト」でアシュトン・カッチャーの子供時代を演じて注目される。1分間に60文字打てるタイピストとして徴集されたが、ミスにより!?戦車の副操縦士として最前線に送られてきた。

『フューリー』のネタバレ感想

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ほとんどの男の人は、子供の頃、戦争映画というものに憧れ、軍艦、戦闘機、戦車は愉しく眺めていたのではないでしょうか。プラモデルも良く組み立てて遊んだものです。ところが、『フューリー』の戦争のリアルさを実感し、戦車への憧れも吹き飛んでしまいそうです。余りにも凄まじい戦闘能力に恐怖を感じました。戦闘シーン、それも実弾が飛び交うシーンは砲弾ではなく、光が飛んでいました。あれが実際なのでしょうか? どこから弾が飛んでくるか丸見えになってしまい、光の発進場所は直ぐに見つけられ砲撃されてしまいます。また、米製戦車は対戦車砲弾を撃ち込まれても硬い壁で撥ね返していました。物凄い迫力です。

最近見た『1917』も最前線へ伝令を伝える映画でしたが、戦場には『恐怖』と『狂気』しか存在しないと思いました。あの映画の中で塹壕の中で小休止を取る兵士達の顔に浮かぶ悲壮感も忘れられませんが、本作品の新人ノーマンの最初に戦車に乗ったばかりの時の表情も同じようなものでした。

戦争=人を殺す事、という事であればこれは絶対避けるべきものだという事が良く分かりました。「正義の為の戦争」というのも可能ならば避ける道を探した方がいいと感じました。

最後に

本作品映画で砲弾の飛び交うシーン、銃弾の光、音など余りにもリアル過ぎてあたかも戦場にいる様な感じがしまいた。戦争が本当に恐ろしくなりました。この映画を見ると戦争には行きたくないと思います。また、最近は戦争映画などを見ると夜、結構、怖い夢を見る事が多いので、今後しばらくはラブストーリー、ヒューマンドラマ路線の映画に集中したいと思うのですが、、、

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