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おすすめ映画『ユーロヴィジョン歌合戦 ファイア・サーガ物語』(2020/デビッド・ドブキン監督)感想‣毎年ヨーロッパ諸国の国々の代表が競う世界最大級のコンテスト

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『ユーロヴィジョン歌合戦 ファイア・サーガ物語』のあらすじと概要

「俺たち」シリーズのウィル・フェレルと「アバウト・タイム 愛おしい時間について」のレイチェル・マクアダムスが共演した、Netflixオリジナルの音楽コメディ。

欧州を中心に毎年開催される世界最大級の音楽コンテスト「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」を題材に、歌手としての成功を夢見る男女の奮闘を描く。

アイスランドの田舎町フーサヴィーク(Húsavík)。幼少時から歌手を夢見てきたラーズ(ウィル・フェレ)ルは、中年になった現在もその夢を諦めきれず、幼なじみのシグリット(レイチェル・マクアダムズ)とともに売れない音楽活動を続けていました。しかし、周囲からは全く理解されず、昔気質の漁師であるラースの父親(ピアース・ブロスナン)との仲も険悪な状態となっていました。そんなある日、偶然に偶然が重なり、彼らのユニット「ファイア・サーガ」が奇跡的にユーロビジョン・ソング・コンテストのアイスランド代表に選ばれます。コンテストでの優勝を目指し、意気揚々と開催国のスコットランド・エジンバラへ向かうラーズたちでしたが、有力なライバル、思わぬ邪魔者の出現、舞台での思いも寄らぬ突然の出来事など、果たして彼らの夢は実現されるのでしょうか!?

共演は実写版「美女と野獣」のダン・スティーブンス、「007」シリーズのピアース・ブロスナン。監督は「シャンハイ・ナイト」のデビッド・ドブキン。

 

 

 

 

原題:Eurovision Song Contest: The Story of Fire Saga

kamilgrygoによるPixabayからの画像

『ユーロヴィジョン歌合戦 ファイア・サーガ物語』のスタッフとキャストについて

デビッド・ドブキン監督:『シャンハイ・ナイト』(2003)、『ウェディング・クラッシャーズ』(2005)等の作品があります。監督自身、ユーロビジョン歌合戦の存在を脚本を読むまで、知らなかったと語っています。ちょっと驚きです。

ウィル・フェレル(ラーズ):大学卒業後、ロサンゼルスを拠点に活動していたコメディ集団「The Groundlings」の一員となる。数々のコメディ番組に出演し、中でも02年までの7年間にわたり主要メンバーを務めた「サタデーナイト・ライブ」で人気を博す。

レイチェル・マクアダムズ(シグリット):学園ドラマ「ミーン・ガールズ」(04)で注目を浴びる。恋愛映画「きみに読む物語」(04)で日本でも広く知られるようになる。

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ダン・スティーブンス

jplenioによるPixabayからの画像

『ユーロヴィジョン歌合戦 ファイア・サーガ物語』のネタバレ感想

(ネタバレ有り)

基本的にはかなりおバカな映画です。涙あり、恋愛あり、人情あり、歌も踊りもめちゃくちゃ上手い人が出演、更にアイスランドの自然の美しい風景が新鮮です。何から何まで揃った揃ったごった煮のようなスケールの大きな映画でした。

最大の魅力は、舞台はヨーロッパ地域で各国を代表するの歌手が参集し競い合う毎年恒例の”歌合戦”で歌われる歌の数々。劇中1970年代、ABBAが懐かしい「Waterloo」に始まり、何回も聞く事に「ヤア ヤア ディンドン♪」から懐かしめの歌が多いですが、各国代表の熱唱が大変な見ものとなっています♪

アイスランド国内の片田舎の街で鳴かず飛ばずの音楽デュオ「ファイア・サーガ」が全くの偶然が重なり(どう考えてもあり得ないストーリーが展開!)それは一切無視して、アイスランドを代表して歌合戦に出場することになります。ヨーロッパ各国の並み居る実力派歌手のパーフォーマンスが続く前で「ファイア・サーガ」も決して怯むことはないのですが、悪夢の様な『事故』が重なり、絶対絶命のピンチを迎えます。

更に混乱に輪を掛けているのが、アイスランド国内の某氏の画策(歌合戦で優勝すると、次年度の開催国になるが、予算が掛かり過ぎる為、国が破産しかねない事を懸念)大胆にもなんと優勝潰しの工作を仕掛けて来ていました。また、土壇場のところで姿こそ現しませんでしたが、エルフ(妖精)が”出現”(北欧伝説らしい!?)

、絶対絶命のピンチを潜り抜けるという飛んでも無いストーリーが展開します。

更なる魅力はしっかりと熱いラブロマンスの展開も気になります。中年男ラーズは幼友達のシグリットと永年デュオを組んでいますが、ユーロヴィジョン歌合戦で優勝するまでは、彼女と恋愛はできないと心に誓っている様です。そこに、大会出場中に思いも掛けない横恋慕する連中が出現し、二人の恋路はどうなってしまうのか、このもやもや感の行末も大変気になるところです。

最後は、素晴らしい自然を背景としたアイスランド人の『人情味』がじんわりと伝わって来る感じがします。主人公二人のたいへんおおらかな性格もさることながら、超イケメンの漁師の父親(ピアース・ブロスナン、頑固おやじ役が意外と似合ってました)と最後には打ち解け合うシーンや優勝こそできなかったものの(ネタバレでした!)、バスに乗って帰宅してくると町中の人々に祝福されるところは感激モノ!!

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