『ブロークンシティ』のあらすじと概要
マーク・ウォールバーグとラッセル・クロウが共演し、ニューヨークを舞台に腐敗した巨大権力に立ち向かう元警察官の奮闘を描くクライムサスペンス。
市長選挙を目前に控えたニューヨークが舞台。元警察官で私立探偵のビリー・タガート(マーク・ウォールバーグ)は、警察を辞職するきっかけとなったある発砲事件の秘密を知るニューヨーク市長のホステラー(ラッセル・クロウ)に呼び出され、妻(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)の浮気調査を5万㌦の大金で依頼される。
ビリーが調査を開始すると、浮気相手は市長選挙のホステラーの対立候補バリアントの右腕的存在であるアンドリュースと判明。しかし、ほどなくしてアンドリュースは何者かに射殺されてしまう。事件は、市政の背後に横たわる陰謀の内容を徐々に明るみにしていく。
プロデューサーも務めるウォールバーグが単身で権力に立ち向かうビリーを、クロウが汚職にまみれた大物政治家のホステラーを演じる。監督は「フロム・ヘル」「ザ・ウォーカー」のアレン・ヒューズ。「ドラゴン・タトゥーの女」のアティカス・ロスが音楽を担当している。
『ブロークンシティ』のスタッフととキャストについて
アレン・ヒューズ監督:「ザ・ウォーカー」(10)、アヘン中毒の警部(ジョニー・デップ)が主演を務める「フロム・ヘル」(02)などの作品がある。
マーク・ウォールバーグ(ビリー・タガート):「バスケットボール・ダイアリーズ」(95)で共演したレオナルド・ディカプリオの推薦で「ブギーナイツ」(97)に主演し、その演技力を認められる。「パーフェクト・ストーム」(00)、「PLANET OF THE APES 猿の惑星」(01)、「ミニミニ大作戦」(03)などの話題作で存在感を強め、06年「ディパーテッド」でアカデミー助演男優賞にノミネート。本作品ではプロデューサーも務めている。
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ラッセル・クロウ(ホステラ―):悪徳市長役はそこそこでした。公開討論会の対立候補との一騎打ちは流石でしたが、相手とは視線も合わせず、更にTVカメラに視線も向けないところ、これは、行ってる内容は真実ではありませんと分からせるような故意の演技なのかもしれません。
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キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(ホステラ―の妻):ウェールズのスウォンジー出身。仮面夫婦振りが印象に残ります。
『ブロークンシティ』のネタバレ感想
正直に言うとストーリーそのものには少し物足りなさを感じた作品でした。ラッセル・クロウが悪徳の市長役で登場します。ハリウッドでも人気の高いマーク・ウォルバーグ(ビリー)は映画シーンの冒頭から発砲事件を起こし、警察官を辞職せざるを得ない事になります。それから、7年後彼は私立探偵として生計を立てていますが、ホステラ―市長から破格の報酬で市長の妻の尾行調査を依頼されます。その結果報告の写真が引き金となり殺人事件にまで発展してしまいます。
その後、私立探偵事務所の腕利き美人助手が調査していくと簡単に市長と地元開発業者の癒着問題が明らかになってきます。(この辺のスキャンダルについて、市長が余りにもあっけなく尻尾を掴まれてしまうところが、イマイチ説得力と迫力に欠けところではないかと感じましたが、、、)
話は戻りますが、クロウのようにどう見ても「善人」に見えてしまう俳優に利権目当ての悪徳市長役は酷なのではないでしょうか?或は本場アメリカでは極めてクリーンなイメージを振りまく政治家こそ、その実態は腹黒いものなのか、その真相は良く分かりません。
しかしながら、映画のラストではビリーの7年前の犯行現場のビデオが飛び出して来てびっくり仰天させられました。「お前は奴隷だ!」と一喝されて、ビリーが怯むと思ったのでしょうか? その後の意外な結末に、一応納得はするのですが、、、
最後に
探偵事務所の優秀な助手ケイティ・ブラッドショー役で出ていた女優アロナ・タルに引かれました。余り詳しい情報はありませんが、スーパーナチュラル、ヴェロニカ・マーズなどのTVドラマでのお活躍が多いようです。是非映画にもどんどんでて欲しいものです。
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