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おすすめ映画感想|『アメリカン・ギャングスター』(2007/巨匠リドリ―・スコット監督)

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『アメリカン・ギャングスター』のあらすじと概要

natalieliraによるPixabayからの画像

「24」「ダ・ヴィンチ・コード」のプロデューサー、ブライアン・グレイザーと「ブレードランナー」「グラディエーター」の巨匠リドリー・スコット監督の2人が手を組んだ実録犯罪ドラマ。

60年代末から70年代初頭にかけてのニューヨーク・ハーレムにアフロ・アメリカン、フランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン)が作り上げた麻薬王国の興亡と彼を追う刑事リッチー・ロバーツ(ラッセル・クロウ)の執念の捜査が描かれています。

当時、アメリカ・ニューヨーク近辺では警察組織の汚職が蔓延しており、まともな警官は働きにくい状態となっていました。私生活はかなり乱れきっているものの、悪に屈しない正義感を持つ警察官リッチー・ロバーツは、ある組織の胴元の車から押収した100万ドルを盗まずに全て署に届けた結果、同僚全員から逆につまはじきにされる始末でした!

しかしながら、リッチーのその正直さが評価され、特別麻薬取締局にスカウトされる。リッチーは優秀なメンバー(作品内では一見マフィアと見間違ういで立ちで区別が付かないが…)を選出し、エセックス郡麻薬捜査班を設立し捜査に乗り出し、ハーレム近辺にはびこっているブルーマジックの供給の元締めを検挙することを目標としました。

一方で、正真正銘、”筋金入り”の汚職警察官である特別麻薬捜査官のトルーポ(ジョシュ・ブローリン)は、麻薬で台頭してきたフランクに目をつけ、早速賄賂を要求し金のなる木としてフランクを保護しようとしていました。恐ろしく乱れた時代背景を見事に描いています。

第80回アカデミー賞では助演女優賞と美術賞にノミネートされた。

リドリ―・スコット監督他作品の感想投稿記事はこちら:

映画感想|『ロビン・フッド』(2010/英監督リドリ―・スコット)戦う男ラッセル・クロウ演じる中世英国の伝説上の義賊ロビン・フッドを描いた歴史活劇。

映画感想|『グラディエーター』(2000/巨匠リドリー・スコット監督)主人公マキシマスにラッセル・クロウ主演、剣闘士としての戦い振りに拍手喝采!

『アメリカン・ギャングスター』のスタッフとキャストについて

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リドリ―・スコット監督

――本作品映画は一度、頓挫した企画だった。プロデューサーのブライアン(・グレイザー)に連絡したら『もうダメになった』という。諦めきれなかった私は『一緒に実現させよう』と言って、どうにか完成にまでこぎ着けたそうです。 あなたをそこまで魅了したのは何だったのですか。(という、映画雑誌の質問に対して)

私は『ブラックホーク・ダウン』をやったときに現代史の面白さに目覚めたんだ。これも現代史であり、しかも私にとって思い出深い70年代のハーレムが舞台だった。当時私はハーレムにいて、写真を撮りまくっていたんだ。今回、参考にしたのもそのときの写真。時代考証のスーパーバイザーがついていたけど、彼より詳しいくらいでね(笑)。写真を見れば当時の匂いさえ甦ってくるんだよ

スコット監督の大変に思い入れのあるハーレムの世界、本作映像で十分堪能できるのではないでしょうか!

デンゼル・ワシントン(マフィアの大ボス 兄弟・母親思いであり表面的には超紳士ながら本当は極悪非道な悪党 フランク・ルーカス役)

他作品投稿:感想|『トレーニング デイ』(2001/アントワーン・フークア監督、デンゼル・ワシントン、イーサン・ホークが”タッグ”を組む刑事ドラマ

ラッセル・クロウ(清廉潔白な刑事リッチー・ロバーツ)

ラッセル・クロウ出演映画おすすめ10選(好み順)善人、悪人、戦う人、パパ、どんな役でもはまり役!

ジョシュ・ブローリン(特別麻薬捜査官のトルーポ):07年、「ノーカントリー」や本作品「アメリカン・ギャングスター」などで脚光を浴びる。第43代米大統領ジョージ・W・ブッシュの伝記映画「ブッシュ」(08)では主演を務め、「ミルク」(08)でアカデミー助演男優賞に初ノミネートを果たしています。

『アメリカン・ギャングスター』のネタバレ感想

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超悪役のデンゼル・ワシントンがあまり悪役に見えず、取締る側の警官がめちゃくちゃ悪役に見えてしまうのは何故なのか?現実社会もこんな構造に、もしなっていたら、一体誰を信用して生きていくべきなのか考えさせられてしまう映画でした。

大地の様に信頼感は不動で絶対信頼おけるはずのものが、実は全く信頼出来なかったとしたら、我々はどんな行動をとるべきか? アメリカや中国も或いは日本すらこんな現実があるとしたら!

デンゼル・ワシントンの安定感のある演技力はとても魅力があります。ラッセル・クロウの正義感溢れる演技もいいですが、彼の周囲を固める捜査官がチンピラマフィアっぽく、ラストの一斉取締りのシーンでは追う側、逃げ出す側の区別が全くつきませんでした。

本編を見る限り嘗てのベトナム戦争と麻薬の蔓延については関連性が非常に深そうです。かなりやばそうな大麻栽培地にまで大ボス、デンゼル・ワシントンが乗り込んで行き純度100%の麻薬買付けに成功しています。なんと麻薬輸送は軍用機を”盗用”していました。全ての関係者はお金で手なづけられている様子が窺えます。恐ろしや…… 何万人という若い兵士の犠牲者が出ているその横で、しこたま私腹を肥やす活動が堂々と行われていた事に物凄い憤りを感じる人は多いのではないだろうか!

アメリカの暗黒部分の現実の一端を垣間見る事が出来る素晴らしい映画でした。

 

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