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怪物「フランケンシュタイン」を生み出したイギリスの女性作家メアリー・シェリーの波乱に満ちた衝撃的な半生を描く映画『メアリーの総て』【感想】

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『メアリーの総て』のあらすじと概要

200年前のゴシック小説の古典的名作孤独な怪物「フランケンシュタイン」を生み出したイギリスの女性作家メアリー・シェリーの波乱に満ちた衝撃的な半生を、エル・ファニング主演で映画化。

19世紀初頭のイギリスで小説家を夢見る少女メアリーは16歳の時に妻子ある詩人パーシー・シェリーと出会います。2人は互いの才能に惹かれあい、情熱に身を任せて駆け落ちますが、メアリーはその後数々の悲劇に見舞われてしまいます。

失意の中にあったメアリーは詩人バイロン卿の別荘で「みんなで1つずつ怪奇談を書いて披露しよう」と持ちかけられるます。18歳になっていた少女は数多の不幸を糧に、愛を乞う孤独な怪物の創作に没頭する様子が描出されています。

監督は長編デビュー作「少女は自転車にのって」が第86回アカデミー外国語映画賞にノミネートされたサウジアラビア人女性監督ハイファ・アル=マンスール

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『メアリーの総て』のスタッフとキャストについて

lappingによるPixabayからの画像

ハイファ・アル=マンスール監督:サウジアラビアは保守的思想の影響による娯楽規制で、映画館はないものの、家庭でのソフトの視聴は可能。幼少期に子守り代わりとしてレンタル作品をたくさん見せられたことで、映画製作を志すようになったという逸話があります。

長編デビュー作となった『少女は自転車にのって』(第86回アカデミー賞外国語映画賞出品作)はサウジアラビア初の女性監督作品で、本作は第二作目となった。

エル・ファニング(エミリー):「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(08)ではケイト・ブランシェットの少女時代を演じた。ソフィア・コッポラ監督のベネチア国際映画祭金獅子賞受賞作「SOMEWHERE」(10)や、スティーブン・スピルバーグ製作&J・J・エイブラムス監督のSF映画「SUPER 8 スーパーエイト」(11)などで準主役に抜てきされる。

父親はマイナーリーグに所属していた元野球選手で、母親も元テニス選手というスポーツ一家、ドイツ系とアイルランド系の血を引いている。姉ダコタ・ファニングも有名女優。

メアリーが愛する人との希望に満ちた生活に胸を高鳴らせる場面から一転、我が子の死やパーシーの裏切りなどにより、絶望の深淵に立たされる様子を演じている場面は見もの。

現実に打ちのめされながらも、メアリーが取り憑かれたように創作に励む鬼気迫る姿は他の映画作品では決して見られないエル・ファニングの別の一面を垣間見る事が出来ます。

他作品の感想投稿記事はこちら:

感想|『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2008/デヴィッド・フィンチャー監督)B.ピット主演映画

感想|「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」 ティモシー・シャラメ/エル・ファニングのラブコメ 大どんでん返しが!

映画感想|『幸せへのキセキ』(2011/ キャメロン・クロウ監督)マット・デイモン主演、動物園再建に関わるヒューマンドラマ

ダグラス・ブース(パーシー・シェリー役):ダーレン・アロノフスキー監督が旧約聖書の「ノアの方舟」のエピソードを映画化した「ノア 約束の舟」(14)ではノアの息子セム役に抜てきされていた。

最近の映画では「高慢と偏見とゾンビ」に出演。本作品では無神論者で自由主義の詩人パーシーを演じる。

映画感想|『ノア 約束の舟』(2013/ ダーレン・アロノフスキー監督)ラッセル・クロウ主演「ノアの方舟伝説」を壮大なスケールで描くスペクタクル歴史ドラマ

ベル・パウリー(クレア・クレアモント役):エリザベス女王の王女時代を描いた映画「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出」(15)では妹のマーガレット王女役を演じ、ヒューマンドラマ「マイ・プレシャス・リスト」(16)で主演を務める。

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『メアリーの総て』のネタバレ感想

Free-PhotosによるPixabayからの画像

16歳の時に妻子ある詩人パーシーと親の反対を押し切って駆け落ちする情熱溢れる女性であった事にまずびっくり仰天しました。若くて非常に美しい女性が、才能溢れる詩人に心惹かれ意気投合の駆け落ちしたのも束の間、詩人の本性を知り愕然とします。理想とは異なる現実を前にして、奈落の底に突き落とされてしまいます。幼い子供も亡くしてしまいます。そういった経験の結果「フランケンシュタイン」というモンスターの小説を生み出すという部分に、やはり映画のストーリーだけの説明では若干の飛躍があるのではないかと感じました。

本作の魅力は、どんな結末になろうと自分が選択した結果なので、決して後悔しないと言い切るメアリーの毅然とした潔さにあると思います。他映画作品ではひたすら美しさを振りまいていたファニングからは想像も出来ない、怒り、絶望、苦痛の表情の演技が随所で見られ、非常に気の強い女性を表現している場面が多くみられました。今後は、彼女の作品を見る見方もかなり変わるような気がします。

なお、メアリ―と一緒に暮らしていた異母妹クレアが、メアリーが詩人パーシーと駆け落ちする時に一緒についてついてきますが、当時のイギリスではこんな事もあったのでしょうか? 少し変わった三角関係ですが、これにも驚きました。

 

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最後に

現在22歳のファニングですが、芸歴はすでに20年という大ベテラン!わずかな出演作品しか、まだ見ていませんが、今後、出演作品を見て行きたいと思います。

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