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おすすめ映画|『愛する人』(2009/ロドリゴ・ガルシア監督)アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ製作総指揮

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『愛する人』のあらすじと概要

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14歳の時の初恋で妊娠・出産した過去をもち、51歳の今は年老いた母親を介護し、毎日、施設で療法士として忙しく働いているカレン(アネット・ベニング)は、母の介護に追われながらも、幼すぎたゆえ母親の反対にあい、泣く泣く手放した娘のことを一日も忘れられずにいた。その娘エリザベス(ナオミ・ワッツ)は、母の顔も知らずに孤独な日々を過ごしていた。しかし、エリザベスは37歳の時、突然の妊娠をきっかけに、まだ見ぬ母への思いを募らせ、時が過ぎ去る前に、「愛している」ことを伝えたいと思い始めた。

「21グラム」のナオミ・ワッツが主演を務め、ノーベル賞作家ガルシア・マルケスの息子ロドリゴ・ガルシア監督がメガホンをとる。製作総指揮に「バベル」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。

『愛する人』のスタッフとキャストについて

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ロドリゴ・ガルシア監督脚本:1959年コロンビア・ボゴダ生まれ。2000年に『彼女を見ればわかること』で映画監督デビューを飾る。

作品感想投稿記事:

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アネット・べ二ング(カレン):「アメリカン・ビューティー」(99)、「華麗なる恋の舞台で」(04)、「キッズ・オールライト」(10)の3作品でアカデミー主演女優賞にノミネート。受賞はならず。

14歳で娘を出産し、若過ぎた為、子供を手放さざるを得なかった事を一生悔いながら人生を送っている。最後に、亡き娘の娘に逢う事が叶う。

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ナオミ・ワッツ〈エリザベス):1968年生まれ、イギリス・ケント州出身。「21グラム」に続き「インポッシブル」(12)で、2度目のアカデミー主演女優賞ノミネートされた。本作品では生まれてすぐに里子に出され、本当の両親の顔も、愛情も知らずに育った女性・弁護士役。独立心・自尊心が強い女性。独身ながら性に関しては奔放な考え方を持つようだ。

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ケリー・ワシントン(ルーシー):米ニューヨーク・ブロンクス出身。伝記映画「Ray レイ」(04)では、ジェイミー・フォックス扮するレイ・チャールズの妻デラ・ビー・ロビンソン役を演じた。その後は「Mr.&Mrs. スミス」(05)、「ファンタスティック・フォー」シリーズ(05、07)、「ジャンゴ 繋がれざる者」(12)などに出演した。

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『愛する人』のネタバレ感想

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複雑に絡み合う母親たちのストーリーだが、是ほど複雑な内容をよくここまでの映画に仕上げたものとそちらの方に関心が行ってしまった。エリザベスは自分が予期しない妊娠をしたことを知り、母親になることで、永年、無視して来た(また、無視されてきた)本当の母親と再会することを思い立ちます。このへんの心境の変化というものは女性でなければ理解出来ないのかもしれません。

実の母親カレンも悪い人ではありませんが、かなり、人付き合いの難しい人間として描かれています。初めは家政婦親子が、家の中で自分勝手に行動することが気に入らず、追い出そうとしますが、老母に反対されます。老母が親密な相談事を、自分に対してではなく、家政婦にしていた事に大変なショックを受けますが、徐々にその理由を理解し、家政婦親子に対する見方も変化が現れ、受け入れる様になります。

なお、全く理解不能だったのが、ナオミ・ワッツ演じるエリザベスの行動と考え方でした。妊娠したと分かった瞬間、本当の母親に会いたいとの思いが募るところは、そういうものなのかと理解するしかありません。しかしながら、このように女性向けの映画を男性監督がしっかり撮る(脚本も書く)という事には驚きを隠せません。

ベランダから隣人の男性にヌードを見せるというシーンには本当にびっくり仰天しました。さらにナオミ・ワッツが妊娠した姿の映像シーンもあり、これまたびっくり仰天x2!

このような人間ドラマも有るという人生の勉強になりました。

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