『キングスマン』のあらすじと概要
「英国王のスピーチ」でアカデミー賞を受賞したコリン・ファース主演、「キック・アス」のマシュー・ボーン監督&マーク・ミラー原作によるスパイの猛烈なアクション映画。
表向きは高級スーツ店だが実は世界最強のスパイ組織「キングスマン」で活躍する主人公ハリー・ハートをファースが演じ、ハリーに教えをこう若きスパイのエグジーに、新星タロン・エガートンが扮する。
キングスマンとは、どの国にも属さない世界最強のスパイ機関、ハリー・ハントの活躍と亡き父の後を継いでキングスマンのスパイとなる道を選んだ青年エグジーの成長をユーモアを交えて描いた作品。
その他、マイケル・ケイン、マーク・ストロング、サミュエル・L・ジャクソンらが共演。ブリティッシュスーツを華麗に着こなし、スパイ組織「キングスマン」の一員として活動しているベテランハリー。ある日、組織の一員が何者かに殺されてしまい、その代わりに新人をスカウトすることになる。ハリーは、かつて命を助けてもらった恩人の息子で、密かにその成長を見守っていたエグジーをキングスマンの候補生に抜擢する。一方その頃、頻発する科学者の失踪事件の首謀者ヴァレンタインが、前代未聞の人類抹殺計画を企てていた。
全世界興行収入が4億㌦を超えている大ヒット作。
『キングスマン』のスタッフとキャストについて
マシュー・ボーン監督:イングランド出身、50才。ダニエル・クレイグの出世作「レイヤー・ケーキ」(04)で監督デビュー、続いて「スターダスト」(07)では脚本にも携わり、「キック・アス」(10)が高く評価された。
コリン・ファース(ハリー・ハート):「シングル・マン」(09)でアカデミー主演男優賞に初ノミネートされ、翌年には、吃音障害を克服していくジョージ6世を演じた「英国王のスピーチ」(10)で同賞を受賞。本作品キングスマンのベテランスパイ。
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タロン・エガートン(エグジー):本作品「キングスマン」(14)で映画デビューを果たし、一躍期待の若手俳優として注目される。続編の「キングスマン ゴールデン・サークル」(17)でも主演を務めた。レオナルド・ディカプリオ製作の「フッド ザ・ビギニング」(18)でタイトルロールを演じ、エルトン・ジョンの半生を描いた「ロケットマン」(19)では主役を務め、吹き替えなしで歌声も披露している。
本作品では、父を亡くして以来、人生をあきらめ自堕落な生活を送っていた青年。ハリーによってキングスマンにスカウトされる事になる。
サミュエル・L・ジャクソン(リッチモンド・バレンタイン):スパイク・リー作品の常連となり、同監督の「ジャングル・フィーバー」(91)でカンヌ国際映画祭の助演男優賞を受賞。クエンティン・タランティーノ監督作「パルプ・フィクション」(94)でアカデミー助演男優賞にノミネートされ、以降タランティーノ作品に欠かせない存在となる。
本作品では、科学者の失踪事件の首謀者で、世界規模のテロ計画を進めるIT富豪。環境問題に関心を寄せており、地球を救うためには人口を減らす必要があると考えている狂気の思想の持主。
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『キングスマン』のネタバレ感想
コリン・ファース主演の真面目なスパイ映画を想像していましたが、大違いでした。凄まじいアクションシーンは壮絶な死闘シーンの連続で唖然とさせられました。あたかもアニメ映画を見るような実写映画にヒヤリ・ドッキリでびっくり仰天。コリン・ファースのアクションシーンは余り他の映画では見る事が出来ませんが、本作品では素晴らしい息も切らせぬ連続アクションの素晴らしさに息を呑みました。
神聖なる教会内部での殺戮シーンはさすがに一部の国ではこれらのシーンはカットされてしまいそうです。問題となるシーンではなかろうかと思われました。あたかも、TVゲームの遊戯の様な殺陣にはびっくり仰天で、挙句の果てに主人公ハリー・ハントも凶弾に呆気なく倒れてしまうところには驚きます。なんと、その後はハントには替わり、ハントそっくりなオーダーメイドのスーツをびしっと着こなし、最新兵器を繰り出す「エグジー」が大活躍するので、心配する必要ありませんでした。
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