子役の活躍する映画の数の多さには驚かされます。どれもこれも素晴らしい作品ばかりです。先に20作品を紹介していますので、追加です。最近観た映画の中からお気に入りの10作品をご紹介します。もし、まだ御覧になっていない映画があれば参考にしてみてください。
【2021年版】この天才子役には100点満点! 最近観た映画限定のおすすめ10作品をご紹介(順不同)
【2021年版】この天才子役には100点満点!=PART2= 最近観た映画限定のおすすめ10作品を更にご紹介(順不同)
- 『レオン』(1994/リュック・ベッソン監督)のナタリー・ポートマン
- 『SUPER 8 スーパーエイト』(2011/J・J・エイブラムス監督)のジョエル・コートニーとエル・ファニング
- 『エイブのキッチンストーリー』(2019/フェルナンド・グロスタイン・アンドラーデ監督)でノア・シュナップが映画初主演。
- 『天才スピヴェット』(2013/ジャン=ピエール・ジュネ監督)の天才カイル・キャトレット
- 『サンドラの小さな家』(2020/フィリダ・ロイド監督)
- 『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』(2014/ジョン・ファブローが製作・監督・脚本・主演の4役)のエムジェイ・アンソニー
- 『ムーンライト』(2016/バリー・ジェンキンス監督)のアレックス・ヒバート、アシュトン・サンダース
- 『この茫漠たる荒野で』(2020/ポール・グリーングラス監督・脚本)のヘレナ・ゼンゲル
- 『パーフェクトワールド』(1993/クリント・イーストウッド監督・主演)のT・J・ローサー
- 『怪物はささやく』(2016/J・A・バヨナ監督)のルイス・マクドゥーガル
『レオン』(1994/リュック・ベッソン監督)のナタリー・ポートマン
「グラン・ブルー」のリュック・ベッソン監督のハリウッドデビュー作。舞台はニューヨーク。家族を殺され、隣室に住む殺し屋レオンのもとに転がり込んだ12才の少女マチルダは、家族を殺した相手への復讐を決心する。少女マチルダを演じるのは、オーディションで選ばれ、本作映画初出演となったナタリー・ポートマンの鮮烈なデビュー作。また、寡黙な凄腕の殺し屋レオンをベッソン作品おなじみのジャン・レノが演じています。漂う哀愁感が堪りません!
映画「レオン」の主題歌は、スティング「Shape of my Heart」超絶の名曲!
映画感想|『レオン』(1994/リュック・ベッソン監督)孤独な殺し屋と麻薬密売組織に家族を殺された少女との交流と壮絶な復讐劇
『SUPER 8 スーパーエイト』(2011/J・J・エイブラムス監督)のジョエル・コートニーとエル・ファニング
「M:i:III」「スター・トレック」のJ・J・エイブラムス監督が、スティーブン・スピルバーグをプロデューサーに迎え、「未知との遭遇」などスピルバーグ初期監督作にオマージュをささげて製作するSF大作。1979年、米空軍はネバダ州エリア51の一部を閉鎖。ある研究素材を極秘にオハイオ州の施設に移送しようとしますが、貨物列車が脱線事故を起こしてしまいます。そして、その中から何かがうごめきだし……。
8ミリカメラで映画製作をしていた少年少女たちが事故現場に遭遇し、アメリカ政府が隠す秘密を目撃してしまった彼らのカメラには、事故の一部始終が記録されていた為、エリア51をめぐる巨大なナゾに巻き込まれていくことになります。
映画感想|『SUPER 8 スーパーエイト』(2011/J・J・エイブラムス監督)S・スピルバーグ、J・J・エイブラムスがタッグを組んだSFエンターテイメント
『エイブのキッチンストーリー』(2019/フェルナンド・グロスタイン・アンドラーデ監督)でノア・シュナップが映画初主演。
異なる文化を背景にもつため対立しがちな家族の絆を、手作り料理でつなげようと奮闘する少年の成長を描いたヒューマンドラマ。ニューヨーク・ブリックリンに暮らし、イスラエル人の母とパレスチナ人の父を持つ12歳のエイブ(ノア・シュナップ)は、文化や宗教の違いから対立する家族に悩まされるなか、料理を作ることを唯一の心の拠りどころにしていました。そんな自分のことは誰にも理解してもらえないと思っていたエイブは、ある日、両親の薦める料理を教えるサマースクールからこっそり抜け出し、世界各地の味を掛け合わせた「フュージョン料理」を作るブラジル人シェフのチコ(セウ・ジョルジ)と出会います。フュージョン料理を自身の複雑な背景と重ね合わせたエイブは、自分にしか作れない料理で家族をひとつにしようと決意します。
映画感想|『エイブのキッチンストーリー』(2019/フェルナンド・グロスタイン・アンドラーデ監督)
『天才スピヴェット』(2013/ジャン=ピエール・ジュネ監督)の天才カイル・キャトレット
気持ちがバラバラになってしまった家族を元に戻そうと奮闘する、天才少年の葛藤や成長を描いた。米モンタナ州に暮らす10歳の少年スピヴェット(カイル・キャトレット)は、天才的な頭脳の持ち主。しかし、時代遅れなカウボーイの父と昆虫の研究に夢中な母、アイドルになりたい姉という一風変わった家族たちに、その才能をまったく理解してもらえずにいました。
さらに双子の弟が不慮の事故で死んでしまったことで、家族は皆、心にぽっかりと穴が開いていました。そんなある日、自分が出品した作品が、スミソニアン学術協会から権威ある科学賞がスピヴェットに授与されることになります。家族に反対される事を恐れて、家族には内緒でこっそり家出を結構し、モンタナ州の田舎町から、大陸横断鉄道に飛び乗り、数々の困難を乗り越えてワシントンD.C.の授賞式に出席したスピヴェットは、受賞スピーチである重大な真実を明かそうとします……。
映画感想|『天才スピヴェット』(2013/ジャン=ピエール・ジュネ監督)10歳の天才少年スピヴェットが企てた壮大な家出!
『サンドラの小さな家』(2020/フィリダ・ロイド監督)
2人の幼い娘を連れて虐待夫のもとから勇気を持って逃げ出したサンドラ。しかし、住宅危機に直面するダブリンでの生活は、申し込んだ公営住宅は長い順番待ちで、不便なホテルでの仮住まい生活から抜け出せない日々を暮しています。そんなある日、サンドラは娘との会話から、小さな家を自分で建てるアイデアを思いつきます。インターネットでセルフビルドの設計図を探し出し、サンドラが清掃人として働いている家のペギーや建設業者エイドの協力を得て土地を得、住宅建設申請許可などを取得して、住宅の建設に取り掛かりますが、執念深い元夫に妨害などに遭います。
一人ではできないことも、仲間の助けがあれば乗り越えられる。そんな、コロナ禍の世界に希望を与えてくれるようなテーマを、「家を建てる」ことを本当に素人の女性がやり遂げてしまう。周りの環境としては、家庭内暴力、ひとり親の貧困、ハウジングファーストなど、日本にも共通する社会問題にも鋭く切り込んでおり、「ケン・ローチを彷彿とさせる」社会派映画のクリエイターの誕生となる記念すべきデビュー作品となっています。
映画感想|『サンドラの小さな家』(2020/フィリダ・ロイド監督)新鋭クレア・ダン主演・脚本の衝撃のデビュー作
『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』(2014/ジョン・ファブローが製作・監督・脚本・主演の4役)のエムジェイ・アンソニー
「アイアンマン」シリーズのジョン・ファブローが製作・監督・脚本・主演の4役を務め、フードトラックの移動販売をはじめた一流レストランの元総料理長のアメリカ横断の旅を描いたハートフルコメディ/ロードムービー。
ロサンゼルスの有名レストランで総料理長を務めるカール(ジョン・ファブロー)は、口うるさいオーナー(ダスティン・ホフマン)や自分の料理を酷評する評論家と大ケンカした挙句に店を辞めてしまう。そもそも自分の作りたい料理をオーナーの反対に遭い作れず、レストランに来店していた有名料理評論家に、オーナーに言われるがままに定番メニューを振る舞ってしまったためにこっぴどく叩かれてしまうという事態が起こりました。彼はSNSでは叩かれるは、店はくびになり失業状態が続いていました。
映画感想|『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』(2014/ジョン・ファブローが製作・監督・脚本・主演の4役)元妻イネス役のソフィア・ベルガラが素晴らしい…
『ムーンライト』(2016/バリー・ジェンキンス監督)のアレックス・ヒバート、アシュトン・サンダース
マイアミを舞台に自分の居場所とアイデンティティを模索する少年の成長を、少年期、ティーンエイジャー期、成人期の3つの時代構成で描き、第89回アカデミー賞で作品賞ほか、脚色賞、助演男優賞の3部門を受賞したヒューマンドラマ。
マイアミの貧困地域で暮らす内気な少年シャロンは、学校では「リトル(チビ)」と呼ばれていじめられ、家庭では麻薬常習者の母親ポーラから育児放棄されていた。幼少期、少年期、青年期の3つの時代に分け孤独なシャロンの成長を描いていく。シャロンに優しく接してくれるのは、近所に住む麻薬ディーラーのフアン夫妻と、唯一の男友達であるケヴィンだけであった。
やがてシャロンは、ケヴィンに対して友情以上の思いを抱くようになるが、自分が暮らすコミュニティではこの感情が決して受け入れてもらえないことに気づき、誰にも思いを打ち明けられずにいた。そんな中、ある事件が起こる……。
映画感想|『ムーンライト』(2016/バリー・ジェンキンス監督)「ラ・ラ・ランド」を超えた珠玉の一作!
『この茫漠たる荒野で』(2020/ポール・グリーングラス監督・脚本)のヘレナ・ゼンゲル
「キャプテン・フィリップス」のポール・グリーングラス監督とトム・ハンクスが再びタッグを組み、南北戦争後のアメリカを舞台に、各地を旅する退役軍人の男が、孤独な少女との旅路を通じて心を通わせていく姿を描いた人間ドラマ。
南北戦争が終結して5年。退役軍人のジェファソン・カイル・キッド(トム・ハンクス)は、各地を転々としながら世界のさまざまなニュースを読み伝える仕事をしていた。そんな旅の途中、キッドはジョハンナという10歳の少女と巡りあう。
映画感想|『この茫漠たる荒野で』(2020/ポール・グリーングラス監督・脚本)トム・ハンクス主演の新作西部劇!!
『パーフェクトワールド』(1993/クリント・イーストウッド監督・主演)のT・J・ローサー
1963年、テキサス州。ブッチ・ヘインズ(ケヴィン・コスナー)は、アラバマ刑務所から同じ囚人のテリー・ピュー(キース・サセバージャ)と脱走した。途中、8歳の少年フィリップ(T・J・ローサー)の家に押し入った2人は少年を人質に逃亡する。
厳重な警戒線が張られ、州警察署長のレッド・ガーネット(クリント・イーストウッド)が陣頭指揮に当たった。一方、一人前の男として接するブッチにフィリップは徐々に親しみと友情を覚え、彼のほうでも少年が気に入った。父親を知らずエホバの証人の信者である母親のもとで、宗教上の厳しい戒律から年ごろの男の子の楽しみは何一つ与えられずに育ったフィリップであった。
少年に自分に似たものを感じたブッチは、ハロウィンやローラー・コースターなどフィリップのささやかな望みをリストに書かせ、ひとつずつ実現させていく、、、
映画感想|『パーフェクトワールド』(1993/クリント・イーストウッド監督・主演)ケビン・コスナ―共演作
『怪物はささやく』(2016/J・A・バヨナ監督)のルイス・マクドゥーガル
裏窓から教会の墓地が見える家で癌に冒された母と暮らしている13歳の少年コナー(ルイス・マクドゥーガル)。
コナー少年の家では病弱な母親は、一向に回復する様子はありません。また、同居する祖母とは全く反りが合わず打ち解ける事が出来ていません。父親は時々会いに来る様ですが、新しい家族を作り、アメリカのロサンゼルスで暮しています。学校では体も小さめで浮いた存在、しかも悪友からはいつもいじめの標的にされる始末。そして、真夜中を過ぎると彼の元に、「真実を語れ」と木の姿をした怪物が現われる悪夢を見る夜が続いていました。怪物は話しかけます。これから3つの「真実の物語」を語ること、そして4つ目の物語をコナー自身が語るよう告げる。しかもその内容は、コナーが隠している「真実」でなければならないという。嫌がるコナーをよそに、怪物は夜ごと現われては物語を語りはじめる。
この怪物の語る内容は、水彩画のアニメのファンタジー画面で語られます。寓意を含んだ物語は大人の世界の話であり、少年が聞くストーリーとしては初めての内容に少々戸惑いますが、徐々に理解出来る様になります。
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