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おすすめ映画『奇跡の絆』(2017/マイケル・カーニー監督)感想‣レネー・ゼルウィガー主演、資産家とホームレスの友情を描いた人間ドラマ

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『奇跡の絆』のあらすじ概要

資産家とホームレスの友情を描いたノンフィクション小説「Same Kind of Different as Me」を、「ブリジット・ジョーンズの日記」のレネー・ゼルウィガー主演で映画化した人間ドラマ。なお、本作は日本国内で劇場公開されていない。

美術商として成功を収めた男性ロン(グレッグ・キニア)は他の女性との不倫を妻デビー(レニー・ゼルウィガー)に知られ、罰としてホームレスに給仕するボランティア活動に同行することに。そこで出会ったひとりの黒人のホームレス、デンバー(ジャイモン・フンスー)が自分の夢によく現れる男だと気付いたデビーは、デンバーとの出会いを神の導きによるものと確信、ロンと一緒にデンバーの自立を手助けすることを決め、ロンにデンバーと親しくなって欲しいと言います。

当初はぎくしゃくした関係でしたが、徐々にデンバーも心を開き始め、交流を通し、生まれながらにしての不平等や運命の非情さを知ったロンは、今まで自分が家族としっかり向き合ってこなかったことを反省します。そんな中、デビーが(末期)ガンに侵されていることがわかります…

共演にも「リトル・ミス・サンシャイン」のグレッグ・キニア、「ブラッド・ダイヤモンド」のジャイモン・フンスー、「真夜中のカーボーイ」のジョン・ボイトら実力派俳優らが集結。

原題:Same Kind of Different as Me

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『奇跡の絆』のスタッフとキャストについて

マイケル・カーニー監督

レネー・ゼルウィガー:1969年生まれ、米・テキサス州出身。父親はスイス人、母親はノルウェー人。大学在学中に演劇の授業を受けていたことから、演劇にのめり込み、リチャード・リンクレイター監督の「バッド・チューニング」(93)でスクリーンデビューし、トム・クルーズの相手役を演じた「ザ・エージント」(96)でブレイクする。

実在の人物に似せ過ぎたメイクのせいか、初めはレネーだとはまったく気が付きませんでした。見ず知らずのホームレスを自宅に泊まらせる程、善意の塊の様な好人物役。

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グレッグ・キニア:1963年にインディアナ州ローガンズポートに生まれる。母親は主婦で父親は国務省の外交官として働いていた。父親の仕事の都合でベイルートやアテネなどの各地を転々とした経歴を持つ。

とても手の付けられない黒人ホームレス相手に、妻の要請とはいうものの我慢強く対応しているところは是非見習いたいところ。

ジャイモン・フンスー:西アフリカのベナン・コトヌー出身。13歳の時に一家でフランス・リヨンに移住。学校を退学し、2年ほどパリで路上生活を送る。ファッションデザイナーのティエリー・ミュグレーに見いだされ、モデルとしてキャリアを築いた後に俳優に転身した経歴の持ち主。

「レ・ミゼラブル」のようにひょんな事から、転落人生が始まり、一生を棒に振るような人生・・・ 本質的には善人である事が分かって来ます。自身のキャリアでも2年間の路上生活の経験がある事には驚きました…

出演作➢映画感想|『グラディエーター』(2000/巨匠リドリー・スコット監督)主人公マキシマスにラッセル・クロウ主演、剣闘士としての戦い振りに拍手喝采!

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『奇跡の絆』のネタバレ感想

ホームレスに対する寛大な態度は真似しようと思っても、到底あそこまで尽くし切る事は正直わたしには出来ないと思いました。ボランティアで給仕をお手伝いする、僅かばかりの寄付金に協力する程度が限界だと思います。デンバーは本質的には良い人間なのですが、不幸な長い刑務所暮らしで、周囲からは敬遠され、荒んだ性格になっていました。ロンら夫婦の献身的で、辛抱強い対応は、デンバーの閉ざされた心を徐々に開かせ、奇跡を起こしました。

貧富の差が拡大しつつあるという社会では、国家レベルの社会制度を充実させて、手を差し伸べる仕組みをしっかり運営して行くことも重要ですが、ロン、デビー夫婦の様な考え方、前向きな”奉仕”の行動も大きな力になって行くように思います。現在の人々の状況をすべて”自己責任”として片づけず、余裕のある人は少しだけでも手を差し伸べきだと改めて感じました。

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