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おすすめ映画『ムクドリ』(2021/セオドア・メルフィ監督)感想‣コメディーの女王メリッサ・マッカーシー主演のシリアスな映画

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『ムクドリ』のあらすじ概要

名作「ヴィンセントが教えてくれたこと」「ドリーム」のセオドア・メルフィが監督、メリッサ・マッカーシーが主演を務める新作「ムクドリ・The Starling(原題)」を、Netflixが2000万㌦で世界放映権を獲得し、日本では9月24日より動画配信が開始された作品。

夫ジャック(オダウド)が生まれて直ぐに愛する子供を失くした悲しみと向き合おうとする一方で、妻リリー(マッカーシー)は自宅の庭の手入れに精を出していたところ、近所に巣をもつ縄張り意識の強いというムクドリに毎日攻撃されるようになり、獣医のところへ駆け込む。すると、かつて精神科医だったが人間に嫌気がさし、獣医に転向したラリーは、リリーの相談に独自の解決策を伝えるというストーリー。

マッカーシーとオダウドが共演した「ヴィンセントが教えてくれたこと」に似たコメディタッチの心温まる寓話的作品で、ケビン・クラインが獣医ラリー役を演じ、ほかにティモシー・オリファントらが出演する。

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『ムクドリ』のスタッフとキャストについて

セオドア・メルフィ監督:1970年生まれ、ニューヨーク出身。長編映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」を発表。製作・監督・脚本を兼ねた同作は、北米で4館から2500館へと拡大公開され、ゴールデングローブ賞作品賞(コメディ/ミュージカル)にノミネートされた。続いて、アメコミ映画「スパイダーマン ホームカミング」の監督を辞退して取り組んだ「Hidden Figures/邦題 ドリーム」(16)で、アカデミー作品賞と脚色賞(アリソン・シュローダーと共同)にノミネートされている。

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メリッサ・マッカーシー(リリー):1970年生まれ、米・イリノイ州出身。ニューヨークでスタンダップコメディのステージに立つ傍ら、アクターズ・スタジオに通って演技を学ぶ。

本作ではコメディーの女王の役柄とは180度異なるシリアスな演技で魅せてくれています。しかしながら、ムクドリと真剣に格闘するシーンには思わず笑いを誘う場面もあり。

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クリス・オダウド(ジャック):1979年生まれ、アイルランド出身。本作では愛娘を小さい内に亡くした喪失感から、うつ状態になり病院に入院する夫役。

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『ムクドリ』のネタバレ感想

生まれたばかりの子供を失った夫婦の喪失感の重さを思い知る事は本人らでない限り不可能だと思いました。現実と向かい合う辛さは想像も出来ません。夫ジャックは不眠症となり、自殺?を計り、病院に入院し治療を受ける程落ち込んでしまいます。一方、ひとり残された妻のリリーは、スーパーで働きながら、夫の回復を待ち、家を守る日を送っています。仕事にも全く身が入らず、上司からはどうしたものかと困惑した視線を投げ掛けられます。

そんなリリーに更なる災難が降り掛かります。自分の庭の大木に巣を作ったムクドリの番から毎日攻撃を受けてしまいます。ムクドリは縄張り意識が強い鳥だそうです。堪りかね、獣医師に対策を相談します。何とその獣医師は元人間の患者を相手とする心療医だった人物(人との関わりを嫌い獣医師に転向している)で、自分の事や夫の悩みを相談するには打ってつけだったのです・・・

リリーの心の転機は、ムクドリの度重なる敵意丸出しの攻撃に対して、投石し見事に命中させてしまいます。やっつけたものの、ふと我に返り、『可哀想な事をした』と思い直し、瀕死のムクドリを抱き、獣医のもとに駆け付け、手厚く看護します。その甲斐あり、ムクドリは再度飛立てるほど回復します。飛ぶ姿を見ることで、自分自身にも苦難を乗り越えて再度前向きに歩き始めようという勇気が湧いて来るという一言でいうと単純極まりないストーリーです。

しかしながら、題名からは想像も出来ない素晴らしい内容のストーリーでした。前回Netflixの配信動画で「サンダーフォース -正義のスーパーヒロインズ-」に出演していたメリッサ・マッカーシーの強烈な印象の余韻がありましたが、180度違う役柄にかなり戸惑いました。そのギャップもまた本作品の一つの見どころ・魅力になっていました。

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