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おすすめ映画|『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』(2011/スティーブン・ダルドリー監督)

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『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』のあらすじと概要

2005年に発表され、「9・11文学の金字塔」と評されたジョナサン・サフラン・フォアによるベストセラー小説を、「リトル・ダンサー」「めぐりあう時間たち」のスティーブン・ダルドリー監督が映画化。

9・11テロで最愛の父を亡くした11歳の少年オスカー(新人トーマス・ホーン)は、少し内気な少年は、事件から1年以上経つというのに、父親の死を受け入れる事が出来ずにいました。ある日そのままになっていた父親のクローゼットで1本の鍵を見つけ、鍵が入っていた封筒に書かれた「ブラック」という苗字を頼りに父親が最後に残したメッセージを探すためニューヨークの街を奔走する姿を描いています。

第2次世界大戦で運命の変わった祖父母、9・11で命を落とした父、そしてオスカーへと歴史の悲劇に見舞われた3世代の物語がつむがれ、最愛の者を失った人々の再生と希望を描き出していきます。

脚本は「フォレスト・ガンプ 一期一会」のエリック・ロス。オスカーの父親役にトム・ハンクス、母親役にサンドラ・ブロックらアカデミー賞俳優がそろう。

原題: Extremely Loud & Incredibly Close

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『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』のスタッフとキャストについて

スティーブン・ダルドリー監督「リトル・ダンサー」(00)で初めて長編映画のメガホンをとり、アカデミー監督賞にノミネートされた。監督2作目「めぐりあう時間たち」(02)ではニコール・キッドマンに、3作目「愛を読むひと」(08)ではケイト・ウィンスレットにオスカーをもらした。

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エリック・ロス(脚本):1945年、米・ニューヨーク出身。

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トム・ハンクス(トーマス・シェル):米カリフォルニア州立大で演劇を専攻するが、退学しニューヨークへ。コメディアンとして「サタデー・ナイト・ライブ」(85~)などに出演する。

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サンドラ・ブロック(リンダ・シェル):「ウルトラ I LOVE YOU!」(日本劇場未公開)ではラジー賞を受賞してしまうが、授賞式にも出席して世間を沸かせ、翌日のアカデミー賞授賞式では「しあわせの隠れ場所」で主演女優賞をきっちりと受賞し、さらに喝采をあびたという。

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トーマス・ホーン(オスカー・シェル):米カリフォルニア州サンフランシスコ出身。アメリカの人気クイズ番組「ジェパディ!」に出演していたところを見出され、演技の経験はほとんどないにも関わらず、約3000人の中から主人公オスカー役に選ばれ、映画デビューを果たした。

マックス・フォン・シドー(間借り人・実はオスカーの祖父):スウェーデンの名優。スウェーデンを代表する映画監督イングマール・ベルイマンと出会い、「第七の封印」(57)を皮切りにベルイマン作品に10本以上出演して国際的に知られるようになった。本作品撮影当時は82歳。独特の風貌と高い演技力を生かし、小規模作品から超大作まで100本以上の映画やテレビドラマで存在感を発揮してきました。

ビオラ・デイビス(アビー・ブラック):デンゼル・ワシントンが監督した映画「フェンス」(16)に出演し、アカデミー助演女優賞を受賞する。Netflixオリジナル映画「マ・レイニーのブラックボトム」(21)で、再びアカデミー主演女優賞にノミネートされた。

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『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』のネタバレ感想

アスペルガー症候群を抱える11歳のオスカーは父親の死という現実を1年以上どうしても受け入れる事が出来ませんでした。父のクローゼットの青い花瓶の中から偶然封筒に入った鍵を見つける事から、父親からの最後のメッセージが分かるのではないと考え、鍵で開けられる何ものかを求めて街中に飛び出して行きました。

頼りは封筒に書かれた『ブラック』が人名だと類推して、ニューヨーク中のブラックさんを一軒一軒訪問していきます。尋ね歩く家々で、あたかも短いロードムービー的な様々な人との交流経験を重ね、人と出会い、会った人に父との思い出を語る事などで、次第に心が開かれ、現実を受け入れられるようになっていきます。

11歳の少年の心の変化を映像にするのは難しいことだと思いますが、間借り人の老人(実は本当の祖父)との筆談による交流、母親の深い息子への愛情などの助けもあり、オスカーの気持ちがすっかり前向きに変化していく様子を十分感じ取る事が出来ました。

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