>

おすすめ映画『マーウェン』(2018/ロバート・ゼメギス監督)感想‣心身に傷を負いながらもカメラマンとして認められた男の実話

スポンサーリンク
絶対見逃せない映画 おすすめ
スポンサーリンク
Here and now, unfortunately, ends my journey on PixabayによるPixabayからの画像

『マーウェン』のあらすじと概要

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「フォレスト・ガンプ 一期一会」のロバート・ゼメキス監督が、「バイス」「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」のスティーブ・カレルを主演に迎え、暴行を受けて心身ともに大きな傷を負った主人公が、独自の世界観でカメラマンとして認められ、現実と向き合う勇気を獲得していく姿を、実話をもとに描いたヒューマンドラマ。

5人の男たちから暴行を受け、瀕死の重症を負ったマーク・ホーガンキャンプ。9日間の昏睡状態から奇跡的に目覚めたとき彼は、脳の障害により成人後の記憶をほぼ失い自分の名前も覚えておらず、満足に歩くこともままならない状態でした。

脳に障害を抱え、PTSDにも苦しむマークは、「日記や絵など、何らかのアウトプットをすることが傷ついた心の癒やしにつながる」というリハビリのため自宅の庭に第2次世界大戦時のベルギーの架空の村という設定のミニチュアを作って、フィギュアの撮影を始め、自分や友人たち、そして自分を襲った男たちを模した人形を使って空想の世界「マーウェン」を作り上げていました。

マーウェンの中では、G.I.ジョーのホーギー大佐と5人のバービー人形がナチス親衛隊と日々戦いを繰り広げ、その様子を撮影したマークの独特の写真は次第に評価され、やがてニューヨークで個展が開かれることになります。

Anastasia BorisovaによるPixabayからの画像

『マーウェン』のスタッフとキャストについて

ロバート・ゼメキス監督:友人で脚本執筆のパートナーだったボブ・ゲイルとともにスティーブン・スピルバーグのアシスタントとして働き始める。1973年、スピルバーグ製作総指揮のもと「抱きしめたい」で長編監督デビュー。VFXを用いた視覚効果を実写映像の中に自然に溶け込ませることに長けている監督の真骨頂、

映画感想|『キャスト・アウェイ』(2000/ロバート・ゼメキス監督)トム・ハンクス主演絶海の孤島でのサバイバル

おすすめ映画|『ザ・ウォーク』(2015/ロバート・ゼメキス監督)ワールドトレードセンターで命がけの綱渡り、ジョセフ・ゴードン=レビット主演の伝記的映画

映画感想|『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994/ロバート・リー・ゼメキス監督)トム・ハンクス主演の大爆笑ヒューマンドラマ

スティーブ・カレル(マーク・ホーガンキャンプ):主演映画「40歳の童貞男」(05)の大ヒットで一躍トップクラスのコメディ俳優となる。

映画感想|『マネーショート 華麗なる大逆転』(2015/アダム・マッケイ監督)原作はマイケル・ルイス著ノンフィクション「世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち」

おすすめ映画|『バイス』(2018/アダム・マッケイ監督)「アメリカ史上最強で最凶の副大統領」と呼ばれたディック・チェイニーを描く伝記映画!

レスリー・マン(ニコル):TVドラマ「バードランド」(94)で注目を集め、ベン・スティラー監督のブラックコメディ「ケーブルガイ」(96)に出演している。

おすすめ映画|『マザーレス・ブルックリン』(2019/エドワード・ノートン監督)1950年代ニューヨークの闇を描くアメリカンノワール

ダイアン・クルーガー(デジャ):ウォルフガング・ペーターゼン監督の歴史大作「トロイ」(04)のヘレン役に抜擢される。「ナショナル・トレジャー」(04)とその続編「リンカーン暗殺者の日記」(07)のヒロイン役や、クエンティン・タランティーノの「イングロリアス・バスターズ」(09)と話題作に出演。

映画感想|『イングロリアス・バスターズ』(2009年/クエンティン・タランティーノ監督)ブラッド・ピット主演の戦争映画

ジャネール・モネイ(ジュリー):➢おすすめ映画|『ドリーム』(2016/セオドア・メルフィ監督)60年代米国・NASAで活躍した黒人女性、天才数学者たちの活躍を活写

おすすめ映画|『ムーンライト』(2016/バリー・ジェンキンス監督)「ラ・ラ・ランド」を超えた珠玉の一作!

アカデミー作品賞受賞作『ムーンライト』(2016年)などへの出演や、単独来日公演やフジロック出演などミュージシャンとして日本でも高い人気を誇る

エイザ・ゴンザレス(カラーラ)➢公開中おすすめ新作映画|『パーフェクト・ケア』(2020/J・ブレイクソン監督)おそるべき法定後見人の実態が明らかに!ロザムンド・パイク主演。

Hans BijstraによるPixabayからの画像

『マーウェン』のネタバレ感想

GIジョーとバービー人形にそれなりの衣装を着せる事でこれ程写実的で芸術性の高い写真を撮ったり、映画を撮る事が出来ることにまず驚かされました。VFXを駆使しているとはいえ、コンピューターの中の映像なのか、現実なのか区別がつきにくい程の仕上がり映像に驚きました。人形にすら感情移入出来ることを実感させられました。まさしく一見の価値ある映画と思われます。

また、本物なのか人形なのかCGなのか区別はつかないものの出演している豪華女優陣には目を見張りまいた。余りに彼女たちに酷似しているバービー人形になっているはいいのですが、それだったら本物がそのまま映画に出ればいいのにとも思うのですが…これは仕方の無いこと。

ストーリーは共感を呼ぶ内容でした。ただ、ハイヒールを収集し、履くというちょっと他人と変わった”趣味”を持つだけで、のけ者扱いを受け瀕死の暴行を受けてしまう不運に見舞われます。幸いなことに、なんとか九死に一生を得て、苦悩を乗り越えて再生して行く物語です。リハビリの手段としてミニチュア撮影との出会いがあり、周囲の共感、マーク自身の写真撮影技術、作品の芸術性が高く評価され個展を開くという快挙を達成し再生して行きます。とても応援したくなっていきます…

コメント

タイトルとURLをコピーしました