【コードネーム U.N.C.L.E.】のあらすじと概要
「シャーロック・ホームズ」シリーズのガイ・リッチー監督が、懐かしい1960年代に日本でも人気を博したイギリスのTVシリーズ「0011 ナポレオン・ソロ」を新たにリメイク映画化したスパイアクションアドベンチャー。当時の西ドイツ・東ドイツやイタリアを舞台として、時代背景をそのままに再現し、当時の服装や音楽などがふんだんに出てくるスタイリッシュな映画となっています。
東西冷戦下の1960年代前半。核兵器とその技術の拡散によって世界を滅ぼそうとする謎の国際犯罪組織の存在がキャッチされ、その陰謀を阻止するべく手を組むことになったCIA工作員ナポレオン・ソロとKGB工作員イリヤ・クリヤキンは、組織に潜入する鍵を握るドイツ人科学者の娘ギャビーを守りながら、行方をくらませた核兵器科学者を探し出すため奔走します。しかしながら、最後に明らかになる大きな秘密が隠されていた事に唖然とさせられます。
凄腕だがプレイボーイで女に弱いソロ役を「マン・オブ・スティール」のヘンリー・カビル、真面目で几帳面だが短気なイリヤ役を「ローン・レンジャー」のアーミー・ハマーがそれぞれ演じる。共演に「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」のアリシア・ビカンダー、「ラブ・アクチュアリー」のヒュー・グラントなど豪華な顔を揃えます。
原題: The Man from U.N.C.L.E.
【コードネーム U.N.C.L.E.】のスタッフとキャストについて
ガイ・リッチー監督、製作、原案、脚本:ハートフォードシャー州ハットフィールド出身。”子供の頃見た『明日に向って撃て!』に影響を受けて映画監督を目指すようになったという。15歳で学校を辞め(幼少期より読字障害のため、勉強が困難であったと自身で言及している)、映画学校には行かず雑用係として映画スタジオで働くようになる。”(ウィキペディア情報に基づく)
➢おすすめ映画|『シャーロック・ホームズ』(2009/ガイ・リッチー監督)
ヘンリー・カビル(ナポレオン・ソロ):英ジャージー島生まれ。13年の「マン・オブ・スティール」で、スーパーマン/クラーク・ケント役を勝ち取り、一躍ハリウッドスターの仲間入りを果たしている/ナポレオン・ソロといえば、大昔はTVの人気番組で50才以上の方のほとんどはこの番組を見ているのではなかろうかと思います。勿論TVのナポレオン・ソロとは少しイメージが異なりますが、かなり懐かしくなりました。
アーミー・ハマー(イリヤ・クリヤキン):米・ロサンゼルス出身。アーマンド・ハマー財団の御曹司/イリヤ・クリアキンという名前もソロと同じく、良く覚えていました。珍しい金髪の男性だったので、不思議に思っていました。ロシア人だったということは知りませんでした。当時は皆”外国人”だったのです。
➢おすすめ映画|『ノクターナル・アニマルズ』(2016/トム・フォード監督)
アリシア・ビガンダー<ガブリエラ(ギャビー)・テラー>:清楚な役ばかりと思っていたら、本作では男二人の一流スパイを手玉にとるという難役を見事にこなしています。
➢おすすめ映画感想【光をくれた人】(2016/デレク・シアンフランス監督)こころに染み込むラブ・ストーリー
エリザベス・デビッキ(ヴィクトリア・ヴィンチグエラ) :パリ主審。バズ・ラーマン監督の「華麗なるギャツビー」(13)でハリウッドに進出。その後も「エベレスト 3D」等に出演/富豪、実業家、陰謀を企む実力者、美貌という才識兼備の冷酷で核兵器の拡散を目論む。最後には船をミサイルで爆破されてしまう。
➢おすすめ映画|『華麗なるギャッツビー』(2013/バズ・ラーマン監督)レオナルド・ディカプリオ/キャリー・マリガン共演
ヒュー・グラント:
カメオ出演しているデビット・ベッカムはどこにいたか分かりませんでした。
【コードネーム U.N.C.L.E.】のネタバレ感想
ネタバレ有り(注意!)
昔懐かしのロバート・ヴォーン主演のTV番組「0011ナポレオン・ソロ」のリメイクの映画版という事で懐かしさが込み上げて来ました。何とこのTV番組は日本では、1965年から70年まで放映されたそうです。すなわち、わたしの小学生時代の6年間は毎週見ていたことになります。
ガイ・リッチー監督の「シャーロック・ホームズ」、「ジェントルマン」等のスピーディーで息もつかせない展開が非常に好きでした。本作品では多少スピード感への拘りは息を潜めた感じはしました。むしろ、中盤までののんびりした観光旅行の様な(実際に建築家が婚約者と二人でローマ見学に来ている設定)展開に戸惑いましたが、後半一挙に壮絶なアクションシーンが連続するところは期待を裏切る事はありませんでした。
ネタバレ有り(注意!)
しかしながら、ギャビー自身もが英国のスパイであったという事には全く分からず、衝撃を受けました。ナポレオン・ソロとイリヤ・クリアキンがお互いCIAとKGBとして反目し合いながらも、一つの目的の為手を組んでいました。そこにまた第三国のスパイが絡むという信じられない展開でした。しかも彼女はドイツの核兵器開発をする科学者の娘、普段は東ベルリンの自動車修理工場で働いていたのです。ちょっとこの展開はないだろう!と思ってしまいました。
さて、映画の最後にふたりはイスタンブールに一時間後に飛び立つことで映画は終演しますが、その後の続編はどうなったのか?続編関連の情報は残念ながら今のところ何もありません。大変気になるところです。
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