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おすすめ映画『シャーロック・ホームズ』(2009/ガイ・リッチー監督)感想‣新しいホームズ像のように見えるが、 実際は原点回帰だと!?

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『シャーロック・ホームズ』のあらすじと概要

Free-PhotosによるPixabayからの画像

アーサー・コナン・ドイルが生んだ名探偵シャーロック・ホームズのキャラクターにインスピレーションを受けたオリジナルストーリーを、「スナッチ」のガイ・リッチー監督が映画化した作品であり、名探偵の謎解き映画というより、悪の野望と闘う壮大なアクション大作となっています。

舞台となるのは、1890年のロンドン。ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr.)と相棒で同居人の医師ワトソン(ジュード・ロウ)の2人は、怪しい黒魔術(オカルト的な儀式)と共に行われる連続殺人事件で、若い女性を次々と殺害するブラックウッド卿を逮捕します。しかし、処刑されたはずのブラックウッドが蘇り、再び殺人事件が発生します。そんな中、国の崩壊をもくろむ巨大な陰謀を暴くための壮絶な闘いが開始されることになります。

時間を巻き戻して謎解きプロセスを解説する手法はガイ・リッチーお得意の手法であり、本作品でも幾度も高速回転で展開されるのが楽しみの一つ! ながらよくよく目を凝らせてみていないと大事な部分を見落としてしまいそう可能性があるので、要注意です。

2009年製作/129分/アメリカ
原題:Sherlock Holmes

『シャーロック・ホームズ』のスタッフとキャストについて

SnapwireSnapsによるPixabayからの画像

ガイ・リッチー監督:米人気TVシリーズ「0011 ナポレオン・ソロ」(64~68)の映画化「コードネーム U.N.C.L.E.」(15)では製作、原案、脚本、監督を手がけ、「キング・アーサー」(17)でも製作から脚本・監督に携わった。

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ロバート・ダウニー・Jr.(シャーロック・ホームズ):08年、主演作「アイアンマン」が大ヒットし、コメディ「トロピック・サンダー 史上最低の作戦」でアカデミー助演男優賞にノミネートされ、アクション大作・本作品「シャーロック・ホームズ」(10)と続編「シャドウ ゲーム」(11)の名探偵ホームズ役も大当たりした。

ジュード・ロウ(ワトソン医師):ロンドン出身。「真夜中のサバナ」(97)などのアメリカ映画に出演して注目を集め、「リプリー」(99)でアカデミー助演男優賞、「コールド マウンテン」(03)で同主演男優賞の候補となる。

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レイチェル・マクアダムス(アイリーン・アドラー):カナダ/オンタリオ州。学園ドラマ「ミーン・ガールズ」(04)で注目を浴びる。恋愛映画「きみに読む物語」(04)で日本でも広く知られるようになり、共演したライアン・ゴズリングとは一時期恋仲に。

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マーク・ストロング(ブラックウッド卿):英ロンドン出身。「エンド・オブ・オール・ウォーズ」(01)でハリウッド進出して以降、ガイ・リッチー監督の本作品「シャーロック・ホームズ」(09)や、リドリー・スコット監督の「ロビン・フッド」(10)などで存在感を放っています。

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『シャーロック・ホームズ』のネタバレ感想

Georg LangbehnによるPixabayからの画像

(ネタバレ有り)

昔読んだコナン・ドイルの探偵小説の雰囲気を想像してこの映画を見始めたら、映画の展開の速度が10倍速になっているのではないかと錯覚する程の凄まじいスピード感で、ストーリーが展開するのでびっくり仰天しました。頭が多少”スピード感”に慣れるまで15分間は優に掛かりました。

また、シャーロック・ホームズとワトソン医師との関係も仲が良過ぎるせいなのか、第三者の目から見ると、かなり”微妙”な関係に見えることにも多少戸惑いを感じました。(婚約者を紹介された時は、嫉妬してか、ホームズはぼろくそに言い放題で、彼女を貶してしまいます)

”一見超自然な出来事が実は人間の手によるものという謎解き手法を駆使し”ホームズらが次々と仕掛けを見破っていき、事件を解決していく部分は非常に見応えがあり、十分愉しめる映画となっていました。また、お色気たっぷりのアイリーンとホームズの関係も仲の良い味方同士だったり、時には激烈な敵同士だったりとコロコロ移り変わる関係が全編で微妙な雰囲気を醸し出していました。

それにしても、アイリーンがクレーンに縛りつけられ、吊り下げられ電動のこぎりの歯が頭に掛かる寸前で助けられた迫力満点の映像、当然必ず救いの手が差し伸べられると分かっていましたが、それでもとてつもなくハラハラドキドキさせられる瞬間でした!

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