『トリプル・フロンティア』のあらすじと概要
「ジャスティス・リーグ」のベン・アフレック、「スター・ウォーズ」シリーズのオスカー・アイザック、「キング・アーサー」のチャーリー・ハナム共演によるクライムアクション。
南米で麻薬組織と戦う元特殊部隊員ポープは、麻薬王ロレアの下で働く美女イバンナから、ブラジルのジャングルの奥深くにある麻薬王ロレアの隠れ家についての情報を得ます。ポープは昔の特殊部隊時代の仲間であるレッドフライやアイアンヘッドら4人の男たちに協力を持ちかけ、隠れ家に保管されている莫大な金を強奪する計画に乗り出します。しかし予期せぬトラブルに見舞われ、計画は大きく狂い始めていきます……
監督・脚本は「オール・イズ・ロスト 最後の手紙」のJ・C・チャンダー。
原題:Triple Frontier
Netflixで独占配信中。日本では劇場未公開作品。
『トリプル・フロンティア』のスタッフとキャストについて
J・C・チャンダー監督・脚本:15年にわたってコマーシャルやドキュメンタリーでキャリアを積んでいる。2011年に『マージン・コール』で長編映画デビュー。
ベン・アフレック(トム・”レッドフライ”・デイヴィス) :退役後欝々とした日々を送っている。離婚したり、持ち家を売りに出したりと、定職についている様子は無い。渋々ながら家族を養う為にお金が必要な為参加を決意する。
➢「ベン・アフレック」出演映画10作品(最近見た映画、見直した映画、順不同)
オスカー・アイザック(サンティアゴ・”ポープ”・ガルシア):映画初主演作「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」(13/ジョエル&イーサン・コーエン監督)では売れないフォークシンガーを演じている/現金強奪作戦の発起人となる。初めは乗り気ではないメンバーを説得して何とか仲間入りさせる。
➢おすすめ映画|『ギリシャに消えた嘘』(2014/ホセイン・アミニ監督)『太陽がいっぱい』のパトリシア・ハイスミスの小説が原作、キルステン・ダンスト出演。
おすすめ映画|『ワールド・オブ・ライズ』(2008/リドリー・スコット監督)レオナルド・ディカプリオ主演サスペンス・アクション映画
チャーリー・ハナム(ウィリアム・”アイアンヘッド”・ミラー):英ニューカッスル・アポン・タイン出身。19歳の時にハリウッドに渡り、映画「ケイティ」(02)や「コールド マウンテン」(03)、「トゥモロー・ワールド」(06)などに出演する。
➢おすすめ映画|『コールド マウンテン』(2003/アンソニー・ミンゲラ監督)米・南北戦争を背景にした大ロマン!?
おすすめ映画|『ジェントルメン』(2020/ガイ・リッチー監督)マシュー・マコノヒーがロンドン暗黒街のマリファナ・キングを演じる
ギャレット・ヘドランド(ベン・ミラー):同じくNetflixの『マッドバウンド 哀しき友情』で主演を務めている。
➢おすすめ映画|『マッドバウンド 哀しき友情』(2017/ディー・リース監督)キャリー・マリガン主演でアメリカ史の一断片を描く!
おすすめ映画|『ドリームランド』(2019/マイルズ・ジョリス=ペイラフィット監督)
『トリプル・フロンティア』のネタバレ感想
ネタバレ有り(注意)。
豪華出演陣の顔ぶれの活躍を期待したところでしたが、ちょっと尻つぼみの内容にがっかりしてしまいました。まさかベン・アフレック演じるトムが狙撃され最期を遂げてしまうとはとても残念!
麻薬王の邸宅の壁に埋め込まれた巨額の札束に目が眩み、予定以上の現金を強奪した為、逃走用のヘリコプターがアンデス山脈を越えられず(ヘリが高度が上がらない)、トランスミッションがトラブルを起こし、山中の部落に墜落するというまさかの大失態には本当驚きました。近くの村民たちは違法の大麻栽培に従事してる人々でした。その村でロバや鞍を買い取り、現金の入った袋をラバの背に乗せて海岸まで運ぶ必要がありました。気の遠くなる様な「旅」です。食料も携帯している様子は無く、5人はどのように空腹には耐えていたのでしょうか?
本作紹介記事に「予期せぬトラベルに見舞われ、大きく計画が狂い始める…」と説明がありました。要は欲に目が眩み、予定以上の量の現金を奪ってしまったのが、失敗の要因という、何とも不甲斐ないものでした。人間の欲望にはキリがないので他人の行動を素直に笑えないところが恐ろしいところです。
主要撮影はハワイとコロンビアで行われたそうです。見たこともない絶景の山岳・山間風景、真っ青に広がる海、真っ白く砕けちる波の映像など素晴らしく、じれらは実に見応え十分でした。
なお、最後の最後にアイアン・ヘッドは持ち帰れなかった現金袋を投げ捨てた絶壁の穴の位置を示す情報を示すメモ書きをポープに手渡すシーンで映画は終了します。未だ雪の下に残る現金に未練タラタラの様子でしたが(諦めが悪過ぎ…)
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