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映画『リプリー』(感想)アラン・ドロンが演じた太陽がいっぱいと同じ原作に基づく作品。あなたの好みはどちらですか?

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Gerhard BögnerによるPixabayからの画像
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映画『リプリー』のあらすじ・概要

アラン・ドロン主演「太陽がいっぱい」(1960)の原作として知られるパトリシア・ハイスミスの同名小説を、「イングリッシュ・ペイシェント」のアンソニー・ミンゲラ監督が再映画化。より原作に忠実なプロットとなっているという。

1950年代のニューヨークを舞台として始まります。地中海で遊び呆ける富豪の放蕩息子ディッキーを連れ戻す役目を負って、イタリアに渡ったトム・リプリー。贅沢だが刺激のない毎日を送っていたディッキーは、下層階級のトムを物珍しがり、ジャズクラブやセーリングに連れ回します。自由奔放なディッキーの人柄と優雅な生活に強く魅せられたトムは、イタリアでの毎日で彼との間に強い絆が結ばれたと思い込みますが、やがてディッキーの本心を知るようになると、トムはディッキーに成り替わろうというした下心が芽生え始めました…

 

1999年製作/140分/アメリカ
原題:The Talented Mr. Ripley

サンレモの街並と海岸風景

映画『リプリー』のスタッフとキャストについて

アンソニー・ミンゲラ監督:マイケル・オンダーチェの小説『イギリス人の患者』を映画化した『イングリッシュ・ペイシェント』が公開され、本作でアカデミー監督賞を受賞しています。なお、死後、プロデューサーとして関わった『愛を読むひと』でアカデミー作品賞にノミネートされました。

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撮影:ジョン・シール

マット・デイモン(トム・リプリー/貧しく孤独な青年。劇場でボーイとして働いている。ピアノが弾ける)大富豪の父親に近づき、息子をイタリアからアメリカに送り返す依頼を受ける。その時点では単純に連れ戻すついでに”イタリア”旅行が出来る程度に思っていたのかもしれません。しかしながら、息子ディッキーの怠惰な生活や人付き合いなどを観察するうちに彼に成り代わりたいという密かな”殺意”が芽生えて来ます。

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グウィネス・パルトロー(マージ・シャーウッド/ディッキーの恋人。小説家をめざしている):

恋人ディッキーを最後まで信じていた誠実な女性役、最後はトムがディッキーを殺した事を気付いていた。

ジュード・ロウ(ディッキー・グリーンリーフ/造船業者・大富豪の息子。ジャズが好き。仕事をしておらず、遊び惚けている。暴行事件を起こした前科がある):➢「ジュード・ロウ」出演おすすめ映画10選(第2弾)最近見た映画、見直した映画限定、順不同!

放蕩息子で庶民の気持ちはまったく理解しようとしない人で無しとして描写されています。

ケイト・ブランシェット(メレディス・ローグ/繊維産業で財を成した大富豪ローグ家の令嬢):

要所要所で微妙な鍵を握る存在となる役どころ

【2021年版】ケイト・ブランシェット出演のおすすめ映画10作品(最近見直してみた作品限定・個人的好み順)をご紹介

フィリップ・シーモア・ホフマン(フレディ・マイルズ/ディッキーの親友):トムを一目見て彼の本心を見抜いている様で、トムにとってはとても怖い存在。呆気なく殺害されてしまう。

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ローマ バチカン市国夕暮れ映像

映画『リプリー』のネタバレ感想

アラン・ドロン主演『太陽がいっぱい』の印象が強烈で、本作を見ながらこの映画と頭の中では比較していました。本作の度肝を抜くような超豪華出演陣にとても驚きました。ジュード・ロウの放蕩息子振り、迫真の演技力にも大変驚きました。余りに激しきトムを貶めるような言葉は「言葉の武器」で、トムを怒らせるのも仕方の無い事かも知れません。

借りた小型ボート上での犯行でしたが、その後ディッキーの遺体処理は如何したのか気になるところでした。(『太陽がいっぱい』では遺体が引き上げられることにより犯行がすっかりばれてしまうという悲しい結末が待っていましたが…)

主役のマット・デイモン扮するトムが下層階級出身で、なんとしても這い上がろうとする闘志を秘めた青年とはちょっと見えていない(無理してコーデュロイのジャケットをイタリアに着ていったり、クラーク・ケントのように黒縁眼鏡を愛用していましたが)ところに、殺意が芽生える印象の薄さを感じてしまったのは少し残念な所です。その後、原作に忠実とはいえ、意味の無い殺人を繰り返すところもトムへの同情心は薄らぐ一方の展開となりました。

本作、イタリア各地の名所を切り取ったシーンの余りの美しさに驚きました。イタリア観光プロ―モーションビデオとして観てもすぐにでも飛んでいきたくなる様な名場面の数々でした。

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