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映画『ラブリーボーン』(2009/ピーター・ジャクソン監督)感想‣10代のシアーシャ・ローナン主演によるベストセラー小説の映画化!

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映画『ラブリーボーン』のあらすじ・概要

アリス・シーボルドのベストセラー小説「ラブリー・ボーン」を、「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督が映画化したファンタジードラマ。

舞台は1973年アメリカ、ペンシルベニア州、家族と共に幸せに暮らしていた14歳の少女スーザンは、ある日学校から家に帰る途中、近所に住む男ハーヴィが広大なトウモロコシ畑の地中に穴を掘って作った地下の隠れ家に誘い込まれ、殺害されてしまいます。この事件をきっかけに家族は崩壊していきますが、その様子をスーザンは天国から見守り、決して届かない声を家族にかけ続けていました……。

出演はマーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズ、「つぐない」のシアーシャ・ローナン。

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映画『ラブリーボーン』のスタッフとキャストについて

ピーター・ジャクソン監督・制作・脚本:J・R・R・トールキンの世界的ベストセラー小説「指輪物語」を映画化した「ロード・オブ・ザ・リング」3部作(01~03)が世界中で大ヒット。完結編「王の帰還」では、アカデミー作品賞、監督賞、脚色賞含め11部門を制覇しています。

シアーシャ・ローナン(スージー・サーモン):名の「Saoirse」はアイルランド・ゲール語で「自由」を意味するという。07年公開の『つぐない』で13歳という史上7番目の若さでアカデミー助演女優賞にノミネートされて注目を集めた。

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マーク・ウォルバーグ(ジャック・サーモン):「バスケットボール・ダイアリーズ」(95)で共演したレオナルド・ディカプリオの推薦で「ブギーナイツ」(97)に主演し、その演技力を認められる。しかし、若い頃、高校中退後、様々な職につくが身に付かず、ドラッグや暴力沙汰に明け暮れたちょっと信じられない荒んだ生活を送った過去があるということです。

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レイチェル・ワイズ(アビゲイル・サーモン):ショーン・マサイアス演出による舞台『生活の設計』での大胆な演技が評判となり、これを見たベルナルド・ベルトルッチが1996年公開の『魅せられて』に起用。また、同年公開の『チェーン・リアクション』でキアヌ・リーブスの相方を演じハリウッド作品に初出演しています。

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スタンリー・トゥッチ(変質者ジョージ・ハーヴイ):怪演。表情や物腰はとても柔らかいが、内面が恐ろしい変質者、何人もの少女から成人女性までを手に掛ける恐るべき悪党。

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リース・リッチー(スージーが恋に落ちる初恋のボーイフレンド/レイ):

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映画『ラブリーボーン』のネタバレ感想

【ネタバレあり】まだあどけなさが残る14歳の美しい少女が近所に住む変質者に殺害されてしまうというたいへんな悲劇に襲われます。死後、彼女の霊は天国と現実世界の間を彷徨い続け、現実の家族を傍でずっと見守り続けている姿が描かれています。度々繰り返される天国と思われる美しい光景の中に主人公スージーのとても”元気”な姿が映し出されます。別世界でも変わらず元気そうで何よりとも思ってしまいそうですが、彼女は犯人に対する憎しみをやはりかなり深く抱えていた事は確かでした。

スージーの霊が現実の父親や妹を動かし、復讐に出るのかと思いきや、実際父親は真夜中バットを握りしめ、犯人を叩きのめそうと考え、とうもろこし畑に乗り込みますが、不審者と誤解され若い男に逆に襲撃され重傷を負います。一方、勘の鋭い妹は不振に思った男の家に忍び込み、まんまと重要な証拠となるノートを間一髪盗み出す事に成功します。そして、警察を動かす事に成功しますが、結局犯人逮捕までは至らなかったのが非常に残念でなりません。

結局、不審な男は連続殺人犯であった事が判明しますが、逮捕されることなく有耶無耶の状態で映画が終わったら後味が悪いと思っていたら、ようやく自ら足を滑らせて断崖絶壁から転落してしまうという飛んでも無いオチにはびっくり仰天しました。こういった変質者は、罪の深さを思い知るようなもっと苦しみがあってしかるべきだと思いますが…やっと天罰か、或はスージーら犠牲者の怨念が通じたのか良く分かりませんが、ようやく気が晴れた気分にはなりました。

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