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映画『レディ・マクベス』(2016/ウィリアム・オルドロイド監督)感想‣フローレンス・ピューブレイク前夜の衝撃作。 その後話題作への起用へつながる圧巻の演技が見もの!

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映画『レディ・マクベス』のあらすじ・概要

「ミッドサマー」「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」のフローレンス・ピューが2016年に映画初主演を務めた文芸ドラマ。

ロシアの作家ニコライ・レスコフの小説「ムツェンスク郡のマクベス夫人」を映画化した作品ながら、映画の結末は原作から大きく逸脱しているという。19世紀後半のイギリス。17歳のキャサリンは裕福な商家に嫁ぐが、気難しい40歳の夫は彼女にまったく興味を示さず、体の関係を持たない。意地悪な舅からは外出を禁じられ、人里離れた屋敷で退屈な日々を過ごしていました。そんなある日、キャサリンは夫の留守中に若い使用人セバスチャンに誘惑され、不貞を働きます。それが契機となり、抑え込んでいた感情が解き放たれるように、彼女は残酷な方法で邪魔者を許さず次々と欲望を満たしていく様を描きます。

舞台演出家ウィリアム・オルドロイドの長編監督デビュー作となります。

 

2016年製作/89分/イギリス
原題:Lady Macbeth

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映画『レディ・マクベス』のスタッフとキャストについて

ウィリアム・オルドロイド監督

フローレンス・ピュー(若い花嫁キャサリン・レスター):本作の暴力的な若い花嫁役を演じたことで認められ、英国インディペンデント映画賞を受賞しています。

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コズモ・ジャービス(使用人セバスチャン):米国生まれのイギリスの俳優、ミュージシャン、映画監督。

ナオミ・アッキー(家政婦アンナ):本編で2017年に英国インディペンデント映画賞最優秀新人賞を受賞した。その後、イドリス・エルバ監督デビュー作『ヤーディ』(2018年)『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019年)に出演。

 

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映画『レディ・マクベス』のネタバレ感想

(ネタバレあり)本作品はフローレンス・ピューファン(わたしも含め)にとっては必見の一作であることに間違いありません。しかしながら、前半の動きのほとんどない絵画を見るような静的な世界と中盤以降ある切っ掛けから想像も出来ない恐るべき展開とのギャップが大きく、びっくり仰天しました。その点、フローレンス・ピューが女性の恐ろしさを完璧に演出しているところは高く評価されるのも納得ですが、ストーリー内容そのものが、果たして本当に「おすすめの映画」であるとは正直言ってちょっと難しいのではないかと感じています。

19世紀のイギリス、裕福な商家の田舎の大邸宅が舞台となっています。前半は格調高い素晴らしい調度や使用人に囲まれ、何不自由の無い生活が映し出されます。しかし、嫁いだ年の離れた夫からは理由は分かりませんが、とても疎遠にされ、また外出勝ちの夫にひとり屋敷に取り残され、ぽつんとひとり退屈を持て余す生活を送っています。

ところが、使用人の若い男セバスチャンを見掛けた時から、彼女の心の中に大きな意識の変化が起こります。大胆にも使用人は夫が外出の隙を狙い夜彼女の寝室に忍び込みます。驚くべき事に彼女は拒まず、日頃の鬱憤を晴らすようにその男を受け入れてしまいます。

その後の筆舌し難い恐るべき展開は映画を見てのお楽しみですが、毒きのこを使って義父を、浮気がばれた為に夫を、屋敷に連れてこられた夫の婚外子を邪魔者として次々と殺害していきます。すべてが愛する男と一緒に生活する為の”邪魔者”を消し去ることが目的でした。

しかしながら、最終的にはその男にも裏切られることになるのですが…

 

 

 

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