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映画『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』(2005/ジョン・マッデン監督)感想‣天才数学者だった亡き父が残した一冊のノートに書かれた世紀の証明をめぐって…

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映画『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』のあらすじ・概要

デビッド・オーバーンのピュリッツァー賞受賞戯曲を「恋におちたシェイクスピア」の監督&主演コンビ、ジョン・マッデンとグウィネス・パルトロウで映画化。

キャサリン(グウィネス・パルトロウ)の父親(アンソニー・ホプキンス)シカゴ大学教授、は20代で数々の業績を残した天才天才数学者でした。しかし、精神のバランスを崩し病んでしまいます。5年の看病も空しく、亡くなってしまいます。意気消沈している彼女の元に、父の教え子のハル(ジェイク・ギレンホール)が、遺された100冊以上もある教授のノートを見に訪ねて来きます。ノートを調べていたハルは、日記や他人には意味のない記述の中に、数学界を揺るがす驚きの証明が書かれているの事を発見します。戸惑う姉のクレア、興奮するハルに、それは父親ではなく自分が書いたものだとキャサリンは主張しますが・・・

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2005年製作/103分/アメリカ
原題:Proof

 

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映画『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』のスタッフとキャストについて

ジョン・マッデン監督:主な作品、『恋におちたシェイクスピア』、『女神の見えざる手』

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グウィネス・パルトロウ(娘キャサリン):、映画「セブン」(95)では、共演したブラッド・ピットとの交際も含めて注目を浴びた。「恋におちたシェイクスピア」(98)でアカデミー主演女優賞を受賞。マーベル映画「アイアンマン」シリーズ(08~13)など多数に出演しています。

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アンソニー・ホプキンス(天才数学者ロバート、シカゴ大学教授):1965年のナショナル・シアターのオリジナルメンバーに名を連ね、ローレンス・オリビエの代役で注目を集める。19年には、Netflixオリジナル映画「2人のローマ教皇」でローマ教皇ベネディクト16世を演じ、第92回アカデミー助演男優賞にノミネート。翌年の第93回アカデミー賞では認知症の父親役を演じた「ファーザー」(20)で、2度目のアカデミー主演男優賞を受賞しています。

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ジェイク・ギレンホール(ハル):映像専門パパラッチを演じた「ナイトクローラー」(14)では14キロ減量、ボクサーを演じた「サウスポー」(15)では21キロ増量するなど、徹底した役づくりにも定評がある

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映画『プルーフ・オブ・マイ・ライフ』のネタバレ感想

天才数学者の頭脳のピークは23歳という話が出てました。26,7歳は既に能力は下り坂!なので、”薬”でも使ったらという話も驚きでした。この薬物使用の話は冗談とも真剣な話とも取れますが…

わたしは数学にはまったく縁が無く、勉強してもまったく身につかなかった過去の苦い経験があります。高校時代は文系志望にも関わらず、全員が数IIIまで勉強するという学校(公立)の教育方針に従わざるを得ませんでした。おまけに物理・化学まで…

数学が良く出来る人間を物凄く尊敬していました。天才数学者のロバート教授と彼の才能を受け継いでいる娘キャサリン共に選ばれた人間だと思いました。キャサリンは自分が教授の数学の天才を引き継いでいると同時に”精神病”も受け継いでるのではないかという不安を抱えていました。

精神を病み5年間も正常な状態に戻らなかった教授を、キャサリンは看病し身の回りの世話に専念する為学業を途中で諦めていました。しかし、血は争えず、キャサリンは看病の合間に、教授すら解く事が出来なかった難問題の”証明”(どれほど凄い内容なのかについては詳細は不詳)をやってのけるという才能を見事に開花させます。

しかしながら、実の姉も教授の教え子も最初は彼女が証明したことを信じません。そのことにより、キャサリンはどうしようもなく深く傷つく事になります。真実は最後の場面で明らかになって行きます。

本編見どころは、グウィネス・パルトロウがキャサリンの心理状態(喜怒哀楽)の移り変わりを表情豊かに、全身で見事に表現していくところではないかと思います。また、ギレンホールが”凡人”だの”バンド野郎”と罵られようが、優しい眼差しを忘れず、平常心で受け入れている懐の深さにも驚きでした。

 

 

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