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映画『アンノウン』(2011/ジャウム・コレット=セラ監督)感想‣異国の地で”自分自身”を喪失した男の自分の証明サバイバルムービー!

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映画『アンノウン』のあらすじ・概要

「96時間」のリーアム・ニーソン主演によるアクションスリラー。原作はディディエ・ヴァン・コーヴラールの小説『Out of My Head』を映画化。植物学者のマーティン・ハリス(ニーソン)は若い妻とともにバイオテクノロジーの国際学会へ出席するため、雪積もる氷点下のベルリンへと赴きますが、カバンを忘れ宿泊するホテルから空港に戻る途中で、タクシーが川に転落するという交通事故に遭います。病院で4日間の昏睡状態が続いた後、回復し一人意識を取り戻したハリスでしたが、妻にはその存在すら認識されず、その代わり見ず知らずの男が自分になりすましていたため、真相究明に乗り出しますが、想像もしてなかった壮絶なバトルに巻き込まれることになります……。

監督は「エスター」のスペイン出身のジャウム・コレット=セラ。

2011年製作/113分/アメリカ
原題:Unknown

映画『アンノウン』のスタッフとキャストについて

ジャウム・コレット=セラ監督:スペイン・バルセロナ出身。ベラ・ファーミガ主演のホラー「エスター」(09)がヒットを収め、リーアム・ニーソンとタッグを組んだ「アンノウン」(11)と「フライト・ゲーム」(14)も世界的ヒットを記録する。

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リーアム・二―ソン(マーティン・ハリス博士):アクション映画「96時間」(08)の主演で成功を収め、同作の続編や「フライト・ゲーム」(14)、「トレイン・ミッション」(18)など、以降もアクション映画に多数主演/学会出席のために若い妻と一緒に11月極寒のベルリンを訪れます。タクシーが川に転落する事故に巻き込まれ、一命を取り留めるものの自分の記憶が断片的に不明瞭となってしまう。しかし、自分の記憶が快復すると自分と同じ名前の人間が現れ、”自分”だと名乗っています。

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ダイアン・クルーガー(女性ドライバーで不法移民、ジーナ):ウォルフガング・ペーターゼン監督の歴史大作「トロイ」(04)のヘレン役に抜擢される。クエンティン・タランティーノの「イングロリアス・バスターズ」(09)/川にダイブしたタクシーの中から必死に意識を失っているマーティンを救い出す。

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ジャニュアリー・ジョーンズ〈エリザベス・ハリス):「工作員」の片割れであったことが後に判明しますが、マーティンを見てまったく知らない素振りをする演技はお見事。

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映画『アンノウン』のネタバレ感想

(ネタバレ有)大迫力アクションシーンの連続で冒頭より画面から目が釘付けになること間違いありません。狐につままれたとはこのことを言うのだと思いました。自分の妻と思っていた女性が他の男性と一緒にいて、『あなたはどなた?』と聞かれたとしたら驚きを隠せません。『何を言ってんだ、冗談は止せ!』と言いたいところではありますが、それがまったく冗談ではないとしたらかなり恐ろしい状況です。

主人公マーティン・ハリス教授は植物学の専門家という設定ですが、喧嘩もそこそこ強いし、車の運転も学者とは言い難い素晴らしいハンドリングを駆使し、てベルリンの繁華街を疾走します。その凄腕は本当に植物学者なのかと大きな疑問が湧きましたが、後に大変な事実が判明することになります。

さらに、マーティンは自分が誰なのか証明出来ない上に、何者かに命を狙われるという困難に陥ります。異国の地で唯一自分と行動を共にしたタクシーの女性運転手ジーナを探し出し、コンタクトを取りますが、魔の手は即座にジーナの住居まで伸びる事になります。不法滞在の外国人の女性、孤立無援で必死に運転手として働き御カネを稼いでいます。当初はマーティンと関わる事を避けていました。しかし、「自分が何者なのか知りたい」という必死なマーティンの願いが通じ(何と妻から送られた高級腕時計を彼女に渡して協力を要請しています)二人ペアとなり、「自分探し」を開始することになりますが、危機一髪の状況から何とか脱出を繰り返して行きます。

後半、徐々に種明かしがされていき、陰謀の全容が分かってきます。確かに中盤までの緊迫感は一挙に吹き飛んでしまう程の”意外な”真実、実はとても恐ろしいマーティンの本当の姿が明かされる事になります!

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