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映画『ルイスと不思議の時計』(2018/イーライ・ロス監督)感想‣少年と2人の魔法使いが、世界を救うために時計の謎に挑む

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映画『ルイスと不思議の時計』

1973年に発表されたジョン・ベレアーズのファンタジー小説「壁のなかの時計」("ハリーポッターの原点"といわれる)をスティーヴン・スピルバーグのアンブリン・エンターテインメントが映画化。

不思議な出来事に巻き込まれてゆく主人公が描かれるファンタジー映画。舞台は1955年、ミシガン州ミューゼベディ。両親を亡くし孤児になった少年ルイスは、叔父ジョナサンに招かれ、彼の古い屋敷で一緒に暮らすことになります。実は叔父のジョナサンは、二流でしたが不思議な力を使える魔法使いでした。隣には美女の魔女ツィマーマンが住んでいます。不思議な時計がいっぱいの屋敷で新生活を始めたルイスは、屋敷の中に、動き出せば時間が逆戻りして、この世界すべてが過去となり、失われてしまうという世界を破滅に導く強力な魔法の時計を、以前の屋敷の持ち主が隠していることが知り、ジョナサンとともに謎を解いて世界を救うため奮闘します。

魔法使いジョナサンを「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」などで活躍する個性派ジャック・ブラックが演じ、隣家に暮らす一流魔女のツィマーマン役で、オスカー女優のケイト・ブランシェットが共演。監督は、これまでホラーやサスペンスといったジャンルで活躍してきたイーライ・ロス。

2018年製作/105分/アメリカ
原題:The House with a Clock in Its Walls

valentinsimon0によるPixabayからの画像

映画『ルイスと不思議の時計』

イーライ・ロス監督:タランティーノ監督の「デス・プルーフ in グラインドハウス」(07)や「イングロリアス・バスターズ」(09)に出演するなど俳優としての顔も持ち、ホラーやバイオレンスなどジャンル映画のプロデュースも手がけるています。

ジャック・ブラック(ジョナサン・バーナヴェルト):「愛しのローズマリー」(01)や「スクール・オブ・ロック」(03)といったコメディ作品で主演。

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ケイト・ブランシェット(フローレンス・ツィマーマン、ジョナサンの隣人の魔女隣、何かと顔を出す):オーストラリア、ビクトリア州メルボルンで生まれる。ウディ・アレン監督の映画『ブルージャスミン』において、結婚生活が崩壊したために妹のもとで倹約生活を送らざるを得なくなった女性を演じ、この演技が彼女のキャリアの中で最も素晴らしい演技だと称賛されています。

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オーウェン・バカーロ(ルイス・バーナヴェルト 両親を不慮の事故で亡くした10才の少年):

Benjamin BalazsによるPixabayからの画像

映画『ルイスと不思議の時計』

(ネタバレ有り)

本作はケイト・ブランシェットの出演映画という事で鑑賞しました。主人公が10才の少年であることからも分かる通り、9割方子供向けのファンタジー映画として観た方が良いのではないかと思います。物凄い数の壁時計、動き出し踊る人形、動く椅子、植木、ハロウィーンのカボチャの化け物などなど如何にも子供が喜びそうなアイテムが勢揃いしています。

魔法使いにも二流と超一流の等級があることを知りました。ケイトの演じるツィマーマンは大学の魔法学の博士号を取得していると紹介されていました?

ジョナサンとフローレンス(昔は強力のパワーを持つ魔女、現在はそれ程のパワーを発揮できない)は魔法使いである事をジョナサンの甥であるルイスに教えます。そして、ルイスに魔法を学ぶ為に何冊かの本を手渡し、勉強させます。するとルイスは徐々に魔法を使う要領を掴み、完璧ではありませんが、魔法らしきパワーを覚束ないながらも発揮し始めます。この部分は多分子供が見て、もしかしたら自分も魔法を使える能力をいつか身に着ける事が出来るかも知れないと想像させ、喜ばれそうなところだと思いました。

わたしごとでたいへん恐縮ですが、昔中東のドバイに出張の際、商店街(スーク)の中の絨毯屋を紹介され畳一枚程の大きさのペルシャ絨毯(クム産)を衝動買いしたことがあります。さっそくホテルに持ち帰り、部屋で絨毯を広げて座り、「空を飛べ!」と2回程叫んでみました。残念ながら購入した絨毯は「魔法の絨毯」ではなかった様で、空中に浮かぶことはありませんでした…小さい頃見た、聞いた物の印象、本で読んだり、TVや映画で見たものは大人になっても脳の深層に深く記憶されている事は間違いありません。『船乗りシンドバットの冒険』だったかで知った、空飛ぶ絨毯、アラジンの魔法のランプがあるものと本当に信じていました…

大人が見ると端から馬鹿々々しい荒唐無稽とまったく相手にしない内容でも、純真な子供の心で見ると全く違った世界の印象として残るものだと思います。本作品は小さい子供と一緒に親子で鑑賞される事を是非お勧めします。

 

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