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『アウトブレイク』(1995/ウォルフガング・ペーターゼン監督)感想‣感染した街に、陸軍の戦闘部隊を派遣し、町を完全武装の兵士と攻撃ヘリで封鎖とはびっくり仰天!

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『アウトブレイク』のあらすじと概要

すさまじい伝染力と死亡率を持つ未知の病原体の脅威と、それに立ち向かう人々の姿を描いたパニック・サスペンス。ベストセラー・ノンフィクション『ホット・ゾーン』(飛鳥新社刊)でも扱われたエボラ出血熱の事件をモチーフに、科学的根拠に基づくリアルでスリリングな恐怖が展開します。監督は「U・ボート」「ザ・シークレット・サービス」のウォルフガング・ペーターゼン。

エボラ出血熱を参考に、アフリカから持ち込まれた非常に致死性の高いウイルスによる未曽有の「バイオハザード(微生物災害)」に立ち向かう人々を描いたサスペンス映画となっています。

1995年製作/アメリカ
原題:Outbreak

『アウトブレイク』のスタッフとキャストについて

ウォルフガング・ペーターゼン監督:1993年に暗殺もののスリラー作品『ザ・シークレット・サービス』で撮影しています。クリント・イーストウッドが大統領警護官を演じたこの作品は興行的に大成功し、そのおかげで次のサスペンス作品『アウトブレイク』(本作)を監督することができたという。

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『アウトブレイク』のネタバレ感想・見どころ

本作品で米陸軍は未知の病原体に襲われた街ごと爆撃して存在するもの〝気化”させて脅威を取り除こうと実行に移しています。感染症の治療法を考える以前に、街ごと地球上から消し去ろうとしていました。恐るべきことにこの対応は1960年代のアフリカ・ザイールでも実際に行われ、莫大な人的な犠牲を生み出しています。さらに、米軍は当時の病原菌(ウイルス)をこっそり持ち帰り研究を重ね、”細菌兵器”として武器として使うことまで目論んでいたことが明らかになります…

街を爆撃する事を知ったダスティン・ホフマン扮する正義感の塊であるダニエルズ大佐は身を呈して断固阻止すべく決死の抵抗を試みています。そして、爆撃機の操縦士に対し無線連絡でも爆撃を停止する様に呼びかけています。操縦士としては、上官の命令が絶対なの、どんな横槍が入ろうと心がぐらつく筈はないのですが、事が2000名以上の生命に関わる事なので、心情的に心が揺れ動く状況は何となく理解は出来るのですが…

恐ろしい感染力、しかも感染後24時間以内に死んでしまうような致死率の高さも驚きですが、更に輪を掛けた様に米陸軍の出動による町の武装封鎖の対策が取られている事に驚きました。

ウイルスが大々的に広まる前に感染源を叩き継ぐしてしまえと言う恐ろしい発想はあり得るものなのか、”保健所”とか医療関係者の出動だけではなく、”軍隊”の大掛かりな出動とは、とても心配になる内容でした。

また、元々空気感染は無いとなっていましたが、ウイルスの変種の登場で空気感染するようになっている事にも驚きました。本作はアフリカのエボラ出血熱に着想のヒントを得たもとのとあります。内容のどこまでが事実でどの部分がまったくのフィクションなのか良く分かりません。

最近新コロナウイルスという恐ろしい感染症の危機を経験したばかりなので、本作の恐ろしさも一層実感する事が出来ます。(もちろん、ダスティン・ホフマンの迫真の演技はたいへん見ものです!)

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