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おすすめ映画感想『永遠(とわ)に美しく…』(1992/ロバート・ゼメキス監督・制作)‣大スター競演、不老不死の秘薬絡みのブラック・コメディー

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映画『永遠に美しく』のあらすじ概要

不老不死の秘薬を飲んだ女性達の騒動を通して、争う2人の中年女性の姿を描くブラック・コメディ。監督は「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3」のロバート・ゼメキス。

1978年、落ち目の人気女優マデリーン・アシュトン(メリル・ストリープ)の楽屋に、学生時代からのライヴァル、ヘレン・シャープ(ゴールディ・ホーン)が有名な美容整形外科医アーネスト・メンヴィル(ブルース・ウィリス)と婚約したことを自慢しに来ます。ところが、数ヵ月後にアーネストと結婚したのは、何とマデリーンの方でした。7年後、過食症に陥ったヘレンは太り過ぎて療養所送りになります。さらに7年後、マデリーンとアーネストはビヴァリーヒルズの豪邸で暮らしていましたが、マデリーンは50代のオバサンとなり、アーネストは葬儀の際の死体修復師に落ちぶれていました…

1992年製作/アメリカ
原題:Death Becomes Her

映画『永遠に美しく』のスタッフとキャストについて

ロバート・ゼメキス監督・制作「バック・トゥ・ザ・フューチャー」3部作(85~90)、「ロジャー・ラビット」(88)と大ヒットを連発、巧みな視覚効果でハリウッドきってのヒットメーカーとなります。

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メリル・ストリーブ(マデリーン・アシュトン):元人気女優だが落ち目を迎え、50代となった現在は仕事がない。

主演作「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(11)でアカデミー賞17度目のノミネート、3度目の受賞。「マダム・フローレンス! 夢見るふたり」(16)で最多ノミネート記録を20回へと更新しています。

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ゴールディ・ホーン(ヘレン・シャープ):昔からマデリーンに恋人を寝取られるという仕打ちを受け続けていました。婚約者であるアーネストが誘惑に勝てるかどうか試すためマデリーンに会わせた結果、結局寝取られてしまい激しい怒りとストレスから激太りとなります。

ブルース・ウィルス(アーネスト・メンヴィㇽ):優柔不断な性格で女性からの誘惑に弱く、愛のない結婚生活の辛さを度々酒でごまかすほどに疲れ切っている。

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イザベラ・ロッセリーニ(リスル・フォン・ローマン):イタリア・ローマ出身の女優。父親は映画監督のロベルト・ロッセリーニ、母親はスウェーデン出身の女優イングリッド・バーグマン/秘密クラブの主催者である謎めいた美女。本人曰く実年齢は71歳だが、秘薬の力により20代の美貌を保っている。

映画『永遠に美しく』のネタバレ感想・見どころ

【ネタバレ有り】

ブルース・ウィルスを『ダイ・ハード』のイメージでみたら、まるで別人なのに驚きます。メリル・ストリーブ扮するマデリーンは美貌が戻り若く美しいのか、どう変化したのかも良く分からない内に、階段からのあっという間の転落劇にはびっくり仰天しました。彼女は永遠の美と命を保つ「不老不死」の秘薬を飲んだ為、身体がばらばらになっても死ぬことが出来なくなっていました。本作品のポスターを見て、どうも雰囲気が少し変だなと感じていました。(首の位置が絶対可笑しいと気が付きました…)

階段から転落し、首の骨やら体中の骨が折れてしまいますが、生き返ってしまいます。このシーン以降、映画の雰囲気は一転、コメディー映画(悪く言えばゾンビ映画)と化していきます。前半は女性の嫉妬と永遠の美しさの飽くなき追及というシリアスなテーマで進んでいたのですが、突然の変調モード。更にマデリーンは思い余って、宿命の仇であるヘレンに対し、どてっぱらにショットガンを一発お見舞いするという過激なシーンには驚きました。そして、撃たれた彼女も生き返ることで、今度は本物のゾンビ映画へとバージョンアップしていきます。さすがにこれは「大笑い」するしかありません…(なんと本作はアカデミー賞視覚効果賞を受賞しています!)

ブルース・ウィルス扮する真面目で”気弱”な医師ハーネストはどういう訳か「不老不死の秘薬」を飲むことを断固拒否し続けます。高い屋根の上から転落しそうになり、絶対絶命のピンチに陥ります。そして、秘薬を飲めばたとえ転落しても命は助かったのに…それでも、彼は死を覚悟して薬を飲もうとしなかった理由が私には全く理解出来ません…(実際転落したところは深いプールだったので一命を取り留めていました)

ラストのまとめ方が、余りに美しくまとめた(”37年後、騒動の後に心機一転して50歳の年で新たに出会った女性と結婚し愛する我が子や孫にも恵まれ、自ら始めた慈善事業でも多くの人々の記憶に残るような様々な功績を成し遂げ、老衰で大往生を迎えた”と説明されています)最期(不老不死の秘薬など不要な普通の人生)のオチには安心させられましたが、超出来過ぎのような気もします…

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