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おすすめ映画『ジャッキー ファーストレディ 最後の使命』(2016/パブロ・ラライン監督)感想‣最愛の夫の暗殺事件からの4日間、彼女が取った行動とは?

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『ジャッキー ファーストレディ 最後の使命』のあらすじ概要

ナタリー・ポートマンがジョン・F・ケネディ元大統領夫人ジャクリーン・ケネディを演じ、ケネディ大統領暗殺事件をファーストレディの視点から描いた伝記ドラマ。ファーストレディであった彼女が過ごした、ケネディ大統領の暗殺から葬儀までの4日間を活写しています。

1963年11月22日、テキサス州ダラスを訪れたケネディ大統領が、オープンカーでのパレード中に何者かに射撃され命を落としました。目の前で夫を殺害された妻ジャクリーンは悲しむ間も与えられず、葬儀の取り仕切りや代わりに昇格する副大統領の大統領就任式への出席、ホワイトハウスからの退去など様々な対応に追われることになります。

その一方で事件直後から夫が「過去の人」として扱われることに憤りを感じた彼女は、夫が築き上げたものを単なる過去にはさせないという決意を胸に、ファーストレディとして最後の使命を果たそうとします。

共演に「17歳の肖像」のピーター・サースガード、「フランシス・ハ」のグレタ・ガーウィグ。「ブラック・スワン」のダーレン・アロノフスキー監督が製作を手がけ、アカデミー外国語映画賞候補作「NO」のチリ人監督パブロ・ララインがメガホンをとっています。

2016年製作/99分/G/アメリカ・チリ・フランス合作
原題:Jackie

『ジャッキー ファーストレディ 最後の使命』のスタッフとキャストについて

パブロ・ラライン監督:チリを代表する映画監督・プロデューサーのひとり。首都サンティアゴに拠点を置く映像制作会社Fabulaの創立メンバー。2005年、音楽家の狂気を描いた長編映画「Fuga(原題)」(05)で監督デビューを果たしています。

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ナタリー・ポートマン(ジャクリーン・”ジャッキー”・ケネディ・オナシス) :イスラエル出身。3歳の時にアメリカのワシントンD.C.に移住。1994年リュック・ベッソン監督の『レオン』で2,000人以上の候補者からマチルダ役に選ばれて映画デビューを果たし、国際的に大絶賛を受けています。

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ピーター・サースガード(ロバート・F・ケネディ) : ケネディ大統領の弟、司法長官/ハリウッド大作に出演する一方で、低予算のインディペンデント映画にも積極的に出演する俳優として知られている。 近年は『サタデー・ナイト・ライブ』などのお茶の間TVショーにも出演しています。

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グレタ・ガーウィグ(ナンシー・タッカーマン): ジャッキーのお世話係の付き人

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ジョン・キャロル・リンチ(リンドン・B・ジョンソン) 

『ジャッキー ファーストレディ 最後の使命』のネタバレ感想・見どころ

久々のナタリー・ポートマン主演映画を観賞しました。ピーター・サースガード、グレタ・ガーウィグなど名優も脇を固めていました。リンドン・ジョンソン新大統領役にジョン・キャロル・リンチが、飛行機の中での大統領就任の宣誓式やっている場面には本当に驚きました。ジャッキーはその場では暗殺事件での鮮血を浴びたままのピンクの服を着たままだったことにも驚かされました。

ジャッキーの心の整理もつかぬまま、すべてが周囲の人々の”思惑”により執り行われていくことに疑問を感じ、小さな”抵抗”を試みる様子が描かれていきます。リンカーン大統領の当時の荘厳な葬儀を模して、本来車列で通り過ぎる計画を変更し、8ブロックの区間(1㌔位の距離になるのでしょうか、詳しくは分かりません)棺は馬車に牽かせ、ジャッキー夫人は黒いベールを纏い粛々と歩く事に変更した為、各国から弔問に訪れた元首ら103名も歩く事になった様です…

ジャッキーについては今まであまり知らなかったのですが、物凄い読書家であることを、映画のインタビューの中で自ら述べていました。任期中に暗殺された米大統領についても大変に詳しく、リンカーン大統領の当時の葬儀に関しても早速細かい調査を短期間で始めた様子が映画の中で描かれていました。夫を亡くした悲しみに暮れる間もなく、どのような”葬儀”にするべきか他人任せにすることなく、自分なりに考える大変気丈な性格であった事にも驚きました。

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