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おすすめ映画『17歳の肖像』(2009/ロネ・シェルフィグ監督)感想‣キャリー・マリガン初主演の甘く切ないラブストーリー。

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『17歳の肖像』のあらすじと概要

Jill WellingtonによるPixabayからの画像

1961年、ロンドン郊外。学歴がない為に苦労してきた父親の大きな期待を担ってオックスフォードに進学しようとしている優等生のひとり娘・ジェニー(キャリー・マリガン)の憧れの地はパリ、勉強の合間にこっそりシャンソンのレコードを聴いては、厳しい父親に叱られる毎日を過ごしていました。ある雨の日に、倍も年の離れた男性デイヴィッド(ピーター・サースガード)と恋に落ち、勉強漬けの日々からは想像もできなかった刺激的な世界へ飛び出し、それまでの人生が一転する少女の変化と成長を描くほろ苦い青春ムービー。

 

監督は「幸せになるためのイタリア語講座」のロネ・シェルフィグ、脚本は「アバウト・ア・ボーイ」「ハイ・フィデリティ」のニック・ホーンビィ。主演のキャリー・マリガンは第82回アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされています。脇を固める豪華俳優陣にも注目です。

『17歳の肖像』のスタッフとキャストについて

Quang Nguyen vinhによるPixabayからの画像

ロネ・シェルフィグ監督:デンマークのコペンハーゲン出身、「幸せになるためのイタリア語講座」(00)は、ラース・フォン・トリアーらが中心となった映画運動”ドグマ95”の初の女性監督作となる。

キャリー・マリガン(ジェニー):映画出演4作目にして主演を務めた本作品「17歳の肖像」(09)でBAFTA主演女優賞を受賞、アカデミー賞にもノミネートされ、一躍注目を集めました。

出演作 ➢

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ピーター・サースガード(デイヴィッド):「デッドマン・ウォーキング」(96)でスクリーンデビューを果たし、「仮面の男」(98)ではジョン・マルコビッチの息子役を演じた。

出演作 ➢

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アルフレッド・モリーナ(父親ジャック):スクリーンデビューは「レイダース 失われたアーク≪聖櫃≫」(81) ➢ 映画感想|『バイス』(2018/アダム・マッケイ監督)「アメリカ史上最強で最凶の副大統領」と呼ばれたディック・チェイニーを描く伝記映画!

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ロザムンド・パイク(ヘレン):ロンドン出身。デビッド・フィンチャー監督作「ゴーン・ガール」(14)でアカデミー主演女優賞にノミネートされた。 ➢ 映画感想|『ゴーン・ガール』(2014/デビッド・フィンチャー監督)実話をモデルにした戦慄のサイコサスペンス

サリー・ホーキンス(セイラ):ウッディ・アレン監督作「ブルージャスミン」(13)でアカデミー助演女優賞に初ノミネート。大ヒット作「パディントン」(14)と続編「パディントン2」(17)でブラウン夫人役を演じ、オスカー受賞作「シェイプ・オブ・ウォーター」(17)ではアカデミー主演女優賞の候補となった。

出演作 ➢ 映画感想|『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』(2016/アシュリング・ウォルシュ監督) 

『17歳の肖像』のあらすじと概要

👀 Mabel Amber, who will one dayによるPixabayからの画像

主演キャリー・マリガンの脇を固める豪華俳優陣に驚きました。ロザムンド・パイク、エマ・トンプソン、サリ―・ホーキンス、ドミニク・クーパーに至っては元々オーランド・ブルームが出演予定だったそうです。

初々しく若いキャリー・マリガン(ジェニー役)が、危なっかしい年頃である16,17歳の娘役を好演していました。時代背景、家庭環境もあるのでしょうが、父母の娘の高学歴に対する期待には凄まじいものを感じました。そんな家庭と学校という狭い世界に生きているジェニーに、ある日突然飛んでもなく晴れやかで輝いて見える世界の扉が開かれます。

本来世間の荒波から娘を守るべき役目のある両親すら、デイヴィッドの手練手管にすっかり舞い上がってしまい、すんなりと学歴を頼りに立身出世する事を放棄し、娘の結婚に諸手を挙げて賛成してしまいます。悲劇というか喜劇に近い急展開に少々面喰いました。

騙しの能力と世渡りに長けたデイヴィッドに世間からの反撃の一発が食らわせられるのではと期待しましたが、映画の中では一切お咎めが無く終わります。この部分に反感を抱く映画ファン(わたしも含め)は多いのではないかと思います! ジェニーは少しばかり反省し、ちゃっかり高校に復学、見事超難関大学に合格というオチになっています。キャリー・マリガンの可愛さに免じて、どんな展開でも許してしまいましょう! 見事なハッピーエンド!

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