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おすすめ映画『彼は秘密の女ともだち』(2014/フランソワ・オゾン監督)感想‣偽りなき自分を受け入れ自分らしく人生を歩む勇気!

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『彼は秘密の女ともだち』のあらすじ概要

「8人の女たち」「スイミング・プール」のフランソワ・オゾン監督が、平凡な主婦が「特別な女ともだち」との出会いを通して、偽りなき自分を受け入れ、自分らしく人生を歩む勇気を問い掛けるハートフルドラマ。

27歳の若さで亡くなった、親友のローラを亡くした主婦クレールは、悲しみに暮れながらも残された夫ダビッドと幼いひとり娘リュシーを守ることを誓います。ある日、2人の様子を見ようと家を訪れたクレールは、そこで亡き妻の服を着て女装して娘をあやすダビッドの姿を目撃し、衝撃を受けます。女性の服を着たいというダビッドの告白に最初は戸惑いを隠しきれないクレールでしたが、いつしか彼を女性として受け入れるようになり、新しい女ともだちの”ビルジニア”としてとても奇妙な絆を深めていきます。そしてクレール自身もまた、ビルジニアの影響で自分らしく生きることの素晴らしさに気づいていきます。

主人公クレールを「間奏曲はパリで」のアナイス・ドゥームスティエ、ダビッド=ビジルニアを「タイピスト!」のロマン・デュリスがそれぞれ演じた。共演に「黒いスーツを着た男」のラファエル・ペルソナス。

2014年製作/107分/フランス
原題:Une nouvelle amie

ロッテントマト批評家支持率:80%

『彼は秘密の女ともだち』のスタッフとキャストについて

フランソワ・オゾン監督・脚本:自らゲイであることを公表し、度々自作のテーマにもして来たオゾン監督、世間一般の倫理から逸脱して生きるすべての人々の姿を描く。

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ロマン・デュリス(ダヴィッド/ヴィルジニア):フランス・パリ出身。美術学校の学生だった頃、街角でスカウトされ、セドリック・クラピッシュ監督の群像劇「青春シンドローム」(94)でスクリーンデビューしています。「ムード・インディゴ うたかたの日々」(13)、「パパは奮闘中!」(18)などで主演を務め、フランス映画界に欠かせない俳優として活躍しています。

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アナイス・ドゥムスティエ(クレール) :フランスの女優。「約束 ラ・プロミッセ」(99)でスクリーンデビューを果たしています。

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ラファエル・ペルソナ(ジル): 

『彼は秘密の女ともだち』のネタバレ感想・見どころ

多様化の受け入れが進みダヴィッドの様な男性との付き合いが増えて来たらちょっと距離感の置き方が難しいかもしれません。劇中妻の死後元気を失くしているのではないかと心配して家を訪問してみたところ、夫ダヴィッドは女装して赤ん坊にミルクを与えていました。生き生きとしていたとはとても思えませんでしたが、結婚以降封印していた女装の趣味を、妻の死別を機会に再開(赤ん坊に女装した姿を見せるとお母さんと勘違いして喜ぶと言い訳していましたが…)、その姿を妻の親友であったクレールに予期せず見られてしまいます。

この事は暫くの間、ダヴィッドとクレールふたりだけの秘密に留めていました。女装したデヴィッドにクレールは女物の服の買い物、化粧の仕方などをアドバイスしている内に、固定した概念/世間体にとらわれる事の無い自分自身に素直な生き方に”共感”していつの間にか、彼女自身生き生きとしてくるところが不思議でした。多分この感情は一生掛けても理解出来ないかも知れませんが…

男女間の変則的な友情、時には愛情へと微妙に揺れ動く二人の関係、分かる人には分かるのかもしれませんが、かなり微妙な印象を受けました。

オゾン監督自身ゲイである事を明かしていると言います。やはり”専門家”でないとこの手の映画の本当の良さは理解出来ないのかもしれません。という事で、本作品のおすすめポイントはフランソワ・オゾン監督の作品であること。また、人気作品でもあり視聴挑戦したものです・・・

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