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おすすめの映画『サイダーハウス・ルール』(1999/ラッセ・ハルストレム監督)感想‣外界から閉ざされ子供たちが、新しい両親の登場を心待ちにしている孤児院が舞台…

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『サイダーハウス・ルール』のあらすじと概要

メイン州の田舎にあるセント・クラウズの孤児院で生まれたホーマーは、父のように自分を育ててくれた孤児院のラーチ院長の後を継ぐべく医術を学び、望まない妊娠をした女性たちの出産や中絶手術を孤児院内で手伝いながら、医師と同等の技術と知識を身に付けていました。しかし将来に疑問を抱き始めていた彼は、ある日若いカップル、キャンディとウォリーと共に住み慣れた孤児院を飛び出してしまいます。初めて見る外の世界、初めての外の仕事──ホーマーはリンゴ農園で働き、収穫人の宿舎“サイダーハウス”で暮らし始めます。ほどなく軍人のウォリーは戦地へ召集され、残されたホーマーとキャンディは次第にお互いに惹かれていくようになります。

アカデミー賞で作品賞、監督賞ほか7部門にノミネート、助演男優賞(マイケル・ケイン)と脚色賞(ジョン・アービング)を受賞した作品です。

原作はジョン・アーヴィングの同名小説『サイダーハウス・ルール』。アーヴィング自身が脚本を書いています。さらに駅員として出演。

1999年製作/126分/アメリカ
原題:The Cider House Rules

『サイダーハウス・ルール』のスタッフとキャストについて

ラッセ・ハルストレム監督:ストックホルム出身。1975年に監督としてデビューし、その後手がけたABBAの映画『アバ/ザ・ムービー』がヒットして知られるようになります。代表作のひとつに『ギルバート・グレイプ』

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トビー・マグワイア(ホーマー・ウェルズ):まじめそうな好青年/「アイス・ストーム」(97)で注目され、主演の本作「サイダーハウス・ルール」(99)がアカデミー作品賞にノミネートされてブレイクしています。

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シャーリーズ・セロン(キャンディ・ケンドール):三角関係に揺れ動く女心を演じています/父親はフランス人、母親はドイツ人。幼い頃よりバレエのレッスンを受け、ニューヨークの学校に通うために母娘で移住しています。

マイケル・ケイン(ウィルバー・ラーチ博士、孤児院院長):迷える妊婦の救済のためにホーマーを後継者にしようと画策します。

『サイダーハウス・ルール』のネタバレ感想・見どころ

(ネタバレ有り)

本作は初見です。シャーローズ・セロン出演作ということで以前から気になっていた作品です。舞台は田舎町の孤児院。そこで育ったホーマーは2回程里親に連れ出されますが、2回とも孤児院に戻ります。その施設のラーチ院長に可愛がられ彼の助手として、出産や”堕胎手術”の手伝いをし、”医者”として教育されていました。当時1940年代のアメリカは堕胎手術は非合法だった為、ラーチ院長らは非合法と知りながらも「人助け」の為、こっそりと受け入れていました。

本作の原作はジョン・アーヴィングの同名小説『サイダーハウス・ルール』です。アーヴィングは脚本も担当し、更にラストの駅のシーンでは駅員として出演する程の力の入れようでした。その原作にかなり忠実に映画化れているようです。上下2巻の膨大な量の小説であった為、内容的には少し切り詰めた部分があるそうです。それにしても、語られるエピソードが多く、しかもどれもこれも大きく重い問題含み、原作者の語りたい話がてんこ盛りの内容だったのは驚きです。

期待のシャーリーズ・セロン(キャンディー)は若い空軍の中尉の夫と共に孤児院を訪問しますが、その目的は何と望んでいなかった妊娠の解決の為という少々ショッキングな内容。この事から”孤児院”の存在がどんなものか、だんだんと明瞭になってきました…

この若いカップルとの遭遇はホーマーにまだ見ず知らずの外の世界を開かせる切っ掛けになりました。ホーマーは一大決心をして”孤児院”と決別する決断をし、この若者たちと共に孤児院を去ります。十分な恩義を受けたラーチ院長を残しながら、全く未練を残す事無く外界に飛び出していしまいます。

ホーマーの第二の人生はりんご園でのりんご摘みから始まりました。黒人らと寝起きを一緒にしながらも、苦しい労働の毎日ですが、見る事聞く事何もかも新鮮に映りました。非常に満ち足りた生活を送っていました。更に、夫がビルマに出征指定最中にキャンディーと懇ろになって行きます。羨ましいとみるか、銃後の守りの女性と不倫とは怪しからんとみるべきか…キャンディーの言い訳が「わたしは一人では暮らせない女なの…」!!

黒人労働者とその娘との間のいざこざが、最終的にホーマーが嘗て学んだ”医学”が役立つ事になります。そして、世間の酸いも辛いも知ることになったホーマーは初心に戻り、孤児院に舞い戻るというストーリーです。

肝心の【サイダーハウス・ルール】とは何だったのか?非常に気になりました。これは外部の人から押し付けられたルールは何の意味も無い。ルールはその内部の人間が定めるべきものという意味です。ホーマーらりんご園での季節労働者が暮す宿舎(結構小ぎれいな小屋でしが、原作ではとても人間が住めるような代物では無かった様に記述されている…)の壁に張ってあった(なんの意味もなさない)ルールです。

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