『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のあらすじと概要
ティム・バートン監督×ジョニー・デップ主演の大ヒット作「チャーリーとチョコレート工場」に登場した工場長ウィリー・ウォンカの始まりの物語を描くファンタジーアドベンチャー。
純粋な心ときらめくイマジネーションを持ち、人びとを幸せにする「魔法のチョコレート」を作り出すチョコ職人のウィリー・ウォンカは、亡き母と約束した世界一のチョコレート店を開くという夢をかなえるため、一流のチョコ職人が集まるチョコレートの町へやって来ました。ウォンカの作るチョコレートはまたたく間に評判となりますが、その町は、チョコレート店の新規開店はご法度の、夢見ることさえ禁じられていた町を牛耳る「チョコレート組合」からは、その才能を妬まれ目をつけられてしまいます。さらに、とある因縁からウォンカを付け狙うウンパルンパというオレンジ色の小さな紳士(身長２０㎝）も現れ、事態はますます面倒なことに。それでもウォンカは、町にチョコレート店を開くため奮闘します。
若き日のウィリー・ウォンカを「DUNE デューン 砂の惑星」「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメが演じています。「ラブ・アクチュアリー」の名優ヒュー・グラントがウンパルンパを演じ、サリー・ホーキンスやオリビア・コールマン、ローワン・アトキンソン(Mr.ビーン）ら演技派俳優が共演。
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2023年製作／116分／アメリカ
原題：Wonka
『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のスタッフとキャストについて
ポール・キング監督・脚本：14年、世界的に知られるマイケル・ボンドの童話「くまのパディントン」を実写映画化した「パディントン」で監督、共同脚本、原案を手がける
ティモシー・シャラメ（ウィリー・ウォンカ）：高校卒業後、ジェイソン・ライトマン監督作「ステイ・コネクテッド つながりたい僕らの世界」（14）で映画デビューし、SF大作「インターステラー」（14）ではマシュー・マコノヒーの息子役を演じています。
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ケイラ・レーン（ヌードル）：ミセス・スクラビットの経営する木賃宿に強制的に住まわされ働かされている。ウォンカに協力しながらチョコレートの店開店の手助けをする。
サリー・ホーキンス（ウォンカの母）：ウィリーにチョコ―レト作りを伝授した心優しい母親
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ローワン・アトキンソン（神父）：チョコレート中毒の神父、町の権力者や「チョコレート組合三人組」の言いなりになっている
オリヴィア・コールマン（ミセス・スクラビット、悪徳木賃宿の女将）：金儲けしか考えていない無慈悲な宿屋の女将、人の弱みに付け入り不法の契約書にサインさせ、奴隷的に宿屋付属の「洗濯工場」で働かせている恐ろしい人間／何故オリヴィアがスクラビット役をかってでたのか不思議なくらい、悪徳婆さん役…相棒(奉公人の男性）もかなりキモイ！
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ヒュー・グラント（ウンパルンパ）：ウィリーの作り出す「魔法のチョコレート」を盗みに入る。ある夜、罠にかかり捕らえられるも、何とか抜け出してしまう悪賢さを持つ。最終的には彼の協力でウィリーは命拾いをしています。
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『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』のネタバレ感想・見どころ
平日の午後２:００から上映を見ました。驚くべき事に館内は５，６割ほどの入り、ティモシーファンの若い女性を魅了する内容にうっとりなのかも知れません。歌って踊るファンタジーアドベンチャー！
非常に分かり易いのが善人と悪役の役割分担が明確な事です。しかしファンタジー映画にしては、その悪役ぶりの”たちの悪さ”は折り紙付きです。オリヴィア・コールマン扮する宿屋の女主人スクラビットは『レミゼラブル』（２０１２）に出て来る宿屋の女将同様非常に超業突く張りの守銭奴！ウィリーらを不法に拉致して洗濯工場で強制労働させていました。あまりにも恐ろしい形相、悪辣な言葉遣いにオリヴィアであることが最後まで判りませんでした！（顔はかなりメイクされている！？）
さらに、町のチョコレート組合の３人組も相当な悪徳商人です。新規参入業者を阻止する為ありとあらゆる策を講じ、殺人さえも厭わない・・・恐ろしい人達です。彼らはウィリーの作り出す「魔法のチョコレート」の美味しさを本心では十分認めているのですが、逆にそれが我慢ならないのでしょう。
一方、純真無垢なウィリーは何とか世界一のチョコレート店を開店したいという念願を果たす為、必死の努力をします。ウィリーの売り出すチョコレートの魅力の秘密はその原料であるカカオがウンパルンパ地区で産出されることに秘密がありそうです（しかし、本作ではチョコレートのレシピなどは一切公開される事はありません）何故、そんなに美味しく人々を魅了するのか、何故空を飛べるようになるのか、何故食べた人を幸せにすることが出来るのか？ 是非とも次の機会にその秘密を明らかにしてもらいたいものです…
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