映画『ビッグ・フィッシュ』のあらすじと概要
死期の近づく老いた父エドワードの看病に里帰りしたウィル、実は父子間は不仲で久し振りの再会となったのだが、父の得意なホラ話ではなく本当の話を聞きたいというウィルに、父は若き日に巨人と旅に出た回想話を語りはじめるのでした。
ティム・バートン監督がダニエル・ウォレスの同名小説を映画化。アルバート・フィニー扮するエドワードの若き日をユアン・マクレガーが、ジェシカ・ラング扮するその妻の若き日を「マッチスティック・メン」のアリソン・ローマンが演じています。
映画『ビッグ・フィッシュ』のスタッフとキャストについて
ティム・バートン監督：「シザーハンズ」（90）では以降盟友となるジョニー・デップを主演にむかえ、「PLANET OF THE APES／猿の惑星」（01）のへレナ･ボナム･カーターとはパートナー関係に。SF、伝記、ファンタジー、アニメーションと幅広いジャンルの作品を手がける。
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ユアン・マクレガー：ダニー・ボイル監督作「シャロウ・グレイヴ」（95）で注目を浴び、同監督の「トレインスポッティング」（96）で世界的にブレイク！
本作品では父親 エドワード・ブルームの若き時代の役を演じる。非常に社交的で誰とでも直ぐに打ち解けて友達関係を築ける所は自分の経験を広げる才能なのではないか？ 最期を迎える時に過去の経験が一斉に蘇るシーンには驚かされます。
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ヘレナ・ボナム・カーター：「ファイト・クラブ」（99）でそれまでのイメージを一新、個性派女優としての地位を確立する。その後も「ハリー・ポッター」シリーズ、パートナーのティム・バートン監督作｢PLANET OF THE APES 猿の惑星｣（01）、「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」(07)、「アリス・イン・ワンダーランド」（10）などに出演。
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マリオン・コティヤール：リュック・ベッソン製作「TAXi」（98）で注目を浴び、ティム・バートン監督作本作品「ビッグ・フィッシュ」（03）でアメリカに進出。伝記映画「エディット・ピアフ 愛の讃歌」（07）でアカデミー主演女優賞など数多くの賞を受賞した。
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映画『ビッグ・フィッシュ』のネタバレ感想
この程度の人畜無害の大ボラならば、なにも目くじら立て、１０年間も父親と疎遠にしている理由にはならないと考えるのは、やはり赤の他人だからでしょうか？ 父親の話好き、大袈裟な話に尾ひれがついてだんだん話している本人にも嘘か本当の話か区別が付かなくなっていくものなんのでしょう。
ほら話にしても、或は、実際は事実だったのかも知れませんが、そのスケールの大きさには度肝を抜かれます。父親の経験はこれほど多様性に富み、夢の様な世界で羨ましい限りです。
人間の夢の様な体験を映像化する為にはかなりの工夫が凝らされているのではないかと想像されます。是非その舞台裏でも明かして欲しいものです。
最後に（蛇足）
幻の町スペクターは本当に実在したのでしょうか？ 中国の逸話に出てくる「桃源郷」の入り口は湖南省常徳市の郊外にあったという伝承があるそうです。湖南省の省都長沙の北方にある町です。わたしはまだ「桃源郷」には行ったことがありませんが、常徳の桃源郷の入り口があると言われている地区は本当に風光明媚なところで、春には桃の花が咲き乱れるそうです。
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