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おすすめ映画|『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020/キャシー・ヤン監督)

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Fabien BeckerによるPixabayからの画像
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今日予定通り初日を迎えられてたので早速見に行ってきた。理屈抜きでマーゴット・ロビーのハーレイ・クイン”悪カワ”ヒロイン大炸裂、魅力満載で理屈抜きでとにかく面白い。ハーレイが最強(最凶)なのは分かるが、並み居る屈強の悪党共が弱過ぎるので一方的に勝ちまくるのは御約束…

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 のあらすじ、概要

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ハーレイ・クインの本名ハーリーン・クインゼル、元精神科の医師。超人的な運動能力。長所は超明るくエネルギッシュでセクシー。彼女はジョーカーの担当医となった事を切っ掛けに、人生が真っ逆さまに転落することに。ジョーカーの恋人となり、悪の限りを尽くしていたという素性。しかし本作品の冒頭からこの恋はいきなり破局を迎える。ジョーカーの束縛から解け、今まで以上にモラルゼロの最凶ヒロイン(R指定!)と化してしまう。

一方、ジョーカーの庇護が無くなったことから、ゴッサム中の悪党連中から命を狙われる。最凶のガールズチーム(年齢も違えば、職業もバラバラながら、全員がそれぞれの女らしさを100%発揮しているガール・ギャング)を結成して、悪党に対抗する。

本作品は、「スーサイド・スクワッド」に登場して世界的に人気を集めたマーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインが主役の実写アクション。マーゴット・ロビーが自身の当たり役となったハーレイ・クインに再び扮し、敵役となるブラックマスクはユアン・マクレガーが演じたが、こちらもかなりの好演で目を引く。監督は、初長編作「Dead Pigs」がサンダンス映画祭で注目された新鋭女性監督キャシー・ヤン

本作品は、監督、ライター、プロデューサー(マーゴット・ロビーともう一人のプロデューサーも女性)大半は女性で作られている点も注目されている。

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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 ネタバレ感想

ストーリーとテーマについて

いまハリウッドでは女性たちを主人公とする映画(”シスターフッド映画”と言うらしい)が着実に増えています。シスターフッド映画とは女性たちの強い友情や絆を描く作品を言います。現在公開中の『ハスラーズ』が最近のシスターフッド映画の代表格とか。

その他作品としては『アナと雪の女王2』、『ブラック・ウィドウ』(5月1日公開予定)、『スキャンダル』(公開中)、『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』(3月27日公開予定、ミッドサマーに主演したフローレンス・ピューも四女役で出演)などなどこれからの上映作品も目白押しで2020年は女性パワー大炸裂の記念すべき年であるようで、気を抜けません。

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キャラクターとキャストについて

ジョーカーとの失恋の辛さを忘れる為にハーレイがしたことー

  • 髪をバッサリ切る
  • ペットショップでハイエナを買う
  • 絡んできたうざい男の足を折る
  • ジョーカーとの思い出の工場にタンクローリーを突っ込み炎上させる

『これだけを見ても、ハーレイの先の読めない理解しにくいキャラクターにこそ大きな魅力がを感じてもらえるのではないかと、何をしでかすか分からないハーレイ』が最大の魅力!

本作の衣装を担当したエリン・ベナッチはハーレイ・クインのキャラクターとその衣装のポイントを紹介してくれました。

マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインは、華麗さと快適さをミックスさせたファッションが大好き。本作では『スーサイド・スクワッド』のジョーカーと別れた後を描くため、ジョーカーのためではなく、自分自身のために自分がいいと思う服を着ている点が最大のポイントとか。なお、”ブロンディ”のデボラ・ハリーの影響を受けているそうです。

 『ハーレイは大胆で正直で、どんな困難にも対処する準備ができている人。だからピンヒールやスカートのことは決してない。わたしたちは彼女をキックができて、走れるようにしたかったから。それに彼女の靴や服は見た目よりもものすごく機能的なの。パンツは全方向に伸びる素材だし、彼女の靴にはしっかりとしたヒールがついている』

最後のシーンではいつの間にかローラースケートに履き替えて大暴れするシーンがあるので、スピード感もいや増し。

 ハーレイについてマーゴットとしっかり話し合ったというエリンは「何でもキラキラ光るものに気を取られる」という彼女の性質も取り入れ、ファッションに輝くものを含めることにしたといいます。「それに彼女には何でも盗む能力があるから、彼女は何でも自分が欲しいものを手に入れることができる。つまり、わたしたちがやれることは無限だったの」と振り返っています。

上段でシスターフッド映画の話に触れましたが、もう一つハリウッドの潮流で女性クリエーターの大活躍があります。本作品の監督に大抜擢されたキャッシ―・ヤンはDC映画初のアジア系女性監督、しかも元新聞記者という変わり種の経歴の持ち主です。

その他にもディズニーアニメ名作の実写化『ムーラン』(4月17日公開予定)のニキ・カーロはニュージーランド出身。彼女はシャ―リーズ・セロン主演の『スタンドアップ』ではセクハラ問題を女性監督ならではの視点が評価されました。今後新作『ムーラン』で中国人ヒロインをどう描くが大変に楽しみです。

奴隷解放に命を懸けた黒人女性を描く『ハリエッタ』(3月27日公開予定)のケーシー・レモンズ監督は2019年女性監督最高賞を受賞している実力派の監督です。

クリント・イーストウッド監督作品『リチャード・ジュエル』にも出演している女優オリヴィア・ワイルドの初監督作品、青春ラブコメディー『ブックマート』(夏公開予定)

等々2020年の注目作の監督の多くが女性である事も驚かされます。

また、ナタリー・ポートマン、スカーレット・ヨハンソンなど監督業への意思を持つスターも多いと聞いてさらにびっくり仰天しますが、早くも監督作が上映されることが非常に楽しみです。

日テレドラマ

まとめ

絶大なる人気を誇るDCコミックの実写化でここまで観客を愉します映画を作ることにまず驚かされました。マーゴット・ロビーの魅力の一面を垣間見る事が出来ました。最終場面では、多分次期作品で披露されるであろう新しいコスチューム姿もちらりとみる事が出来ました。

わたしに評価は91点です。

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