『アーミー・オブ・シーブズ』のあらすじと概要
アメリカとドイツの共同製作のラブコメ・強盗映画。米ラスベガスを舞台にしたザック・スナイダー監督Netflix映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』の前日譚となる本作では、ルートヴィヒ・ディーター役を再演するシュヴァイクホファーをはじめ、ナタリー・エマニュエル、グズ・カーン、ルビー・O・フィー、スチュアート・マーティン、ジョナサン・コーエン、中井ノエミといった俳優陣が出演する。
”泥棒の軍隊”ヨーロッパ中 = 世界を股にかける国際強盗団結成で伝説の金庫に挑む!金庫破りの腕試ししてみたいと思っていた主人公セバスティアン・S=ヴェーナートは謎の美しい女性から「金庫破り」としてある日突然スカウトされます。彼女は世界中をまたに掛ける銀行強盗団の一味だったのです。
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『アーミー・オブ・シーブズ』のスタッフとキャストについて
マティアス・シュヴァイクホファー監督・主演(セバスティアン・S=ヴェーナート):1981年生まれ、ドイツ/アンクラム出身。ドイツの小さな都市の銀行で銀行員として真面目に働いている男。謎の女、グウェンに才能を見込まれスカウトされる。
ナタリー・エマニュエル(グウェン ):1989年生まれ、イギリス出身。
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真田広之(ブライ・タナカ):伝説の金庫を所有する億万長者(写真のみの出演)
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【世界にある難攻不落の金庫】
「ラインゴルト」はパリの小規模銀行(信用組合)にあり、組み合わせは4億1300万通り。
「ワルキューレ」はプラハの警備が厳重な銀行にあり、組み合わせは2350億通り。
「ジークフリート」はサンモリッツのカジノにあり、組み合わせは72兆通り。
「神々の黄昏」はラスベガスにある。
※セバスチャンらは上から3台の金庫を見事開ける事に成功します(ネタバレ)
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『アーミー・オブ・シーブズ』のネタバレ感想
面白くて十分愉しむ事が出来る映画でした。
マティアス・シュヴァイクホファー監督・俳優を本作映画で初めて知る事が出来ました。恐ろしく頑丈な金庫を天才的な技術を使い次々に開錠してしまうというストーリーです。ラブコメディーではありますが、とてもシリアスなところもあり、緊張させられる場面もありました。凶悪な銀行強盗には違い無いのですが、何故か殺人などのシーンはありません。
舞台はパリ、プラハ、サンモリッツという素晴らしい情景シーンが連続するところばかりが選ばれています。この映画の見どころのひとつではないかと思います。特に、プラハの町ではマウンテンバイクで市街地の急勾配の階段を縦横無尽に下るシーンには驚きました。きちんとヘルメットを被るところが、いかにも律義なドイツ人らしさを醸し出していました。
サンモリッツは大きなカジノが舞台です。山道を走行するトラックの上で金庫破りをするシーンがあります。行き着く先はきれいな湖のほとり。何故かインターポールにその場所は知られています。仲間が情報を漏らしたのでしょうか! あっけなくグウェンは逮捕されてしまいます。映画のラストでもその後の行方は分からず仕舞でした。
前作『アーミー・オブ・ザ・デッド』の前日譚という事ですが、米国で発生している「ゾンビ」のシーンが少しだけ挟まれています。『アーミー・オブ・ザ・デッド』はゾンビメインの映画だそうです。わたしはこちらは残念ながら未だ観ていません…
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