おすすめ映画『ドリームランド』(2019/マイルズ・ジョリス=ペイラフィット監督)感想‣マーゴット自身が心の底から惹かれ、映画化実現に向けて奔走した“作品”
1930年代。テキサスの荒涼とした地に暮らす17歳のユージンのエヴァンス一家は世界恐慌と頻繁に発生する砂嵐に苦しめられており、長男ユージンは町を離れる隙を狙っていました。ある日、大怪我を負った女性が納屋にいるのを発見します。彼女は地元の銀行を襲撃して警察から追われている強盗犯アリソンであることに気が付きました。内心、「こいつを保安官に突き出せば懸賞金1万ドルが手に入る。それだけあれば町を出られる」という考えが頭を掠めました。しかしながら、大変な危険人物だと知りながらもアリソンの怪我を手当てするうちに彼女に惹かれたユージンは、彼女を匿い行動を共に新天地を目指す逃避行を繰り広げる事になります。