
おすすめ映画『スコア』(2001/フランク・オズ監督)感想‣ロバート・デニーロと最初で最後の世紀の共演、マーロン・ブランドの遺作となったクライム・サスペンス
超一流の泥棒、ニック・ウェルズ(デ・ニーロ)は危ない橋は渡らない、地元では仕事をしない、仲間はもたないという信条をもち、仕事を続けてきましたが、泥棒家業からすっかり足を洗い、CAをしている恋人のダイアンとジャズ・クラブ経営に専念することを考えていました。そんな彼に、25年来の友人であるマックス(マーロン・ブランド)は税関の金庫に保管された秘宝の笏(フランスの国宝で3000万㌦の価値がある)を盗み出すという計画を持ちかけました。悩んだ末に、ニックはこれを最後の仕事と決意します。この計画に、税関の内部に障害者を装い、清掃員として潜入していた若い男、ジャック・テラー(ノートン)が加わります。それぞれの思いを胸に秘め、計画は動きだしましたが……。