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おすすめ映画|『LO-RO 欲望のイタリア』(2018/パオロ・ソレンティーノ監督)スキャンダル政治家として知られるイタリアの元首相シルビオ・ベルルスコーニをモデルに描いたドラマ

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LO-RO 欲望のイタリア  の作品情報

  • 監督 パレオ・ソレンティーノ (1970年イタリア ナポリ出身、長編映画『L’amico di famiglia』(06)でカンヌ国際映画祭でパルム・ドールにノミネートされる。『イル・ディーヴォ魔王と呼ばれた男』(08)がカンヌ映画祭で審査員長であったショーン・ペンに高く評価されて審査委員賞を受賞、 『グレート・ビューティー/追憶のローマ』(13)で第26回ヨーロッパ映画賞作品賞、第86回アカデミー賞外国語映画賞などを受賞。『グランドフィナーレ』(15)で第28回ヨーロッパ映画賞作品賞・監督賞を受賞などでおなじみのイタリア映画の名匠)
  • 主演:トニ・セルヴィッ(シルヴィオ・ベルルスコーニ&エンニオ役、1959年イタリアナポリ出身、2008年『ゴモラ』、『イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男』がカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、グランプリ、審査委員賞を受賞。『グレート・ビューティー追憶のローマ』(14)アカデミー賞外国語映画賞受賞作、『修道士は沈黙する』(18)、『ヒトラーVS.ピカソ 奪われた名画のゆくえ』                                
  • 出演 エレナ・ソフィア・リッチ(ヴェロニカ・ラリオ役)1962年イタリア フィレンツェ出身、コメディ映画『あしたのパスタはアルデンテ』(11)、『Caravaggio天才画家の光と影』(09)などに出演。リッカルド・スカマルチェ(セルジオ・モッラ)、カ゚シア・スムトゥ二アク(キーラ)
  • 製作:2018年、イタリア 上映時間157分

LO-RO 欲望のイタリア のあらまし

スキャンダル政治家として知られているイタリアの元首相シルヴィオ・ベルルスコーニ、2006年に因縁の政敵に敗れたが、その野心は燃え尽きることなく、再度首相の座に返り咲くことを夢見ていた。

整形、植毛、脱税、数々の女性問題、失言、失笑エピソードは尽きないが、その首相の座に登り詰める手腕がとにかく物凄い。セクシー美女を招き、贅沢の限りを尽くし生気を養い、政治にカネ、マフィアとの癒着、権力・職権乱用の手練手管の限りを尽くす。

ベルルスコーニは9年間もイタリアの首相として君臨し続け、国民を熱狂させていた魔力はどこにあるのだろうか…

ベルルスコーニ:1936年イタリア ミラノ出身、もともと実業家として1960年―80年代に建設業、放送事業で成功して財産を築く、保有総資産は78億ドル(世界118位)その後政界に転身し、閣僚評議会議長を4期務める。2013年多数の汚職疑惑で上院議員を辞職、政界引退を表明したが、2019年欧州連合議員に当選して政界復帰を果たしている。

LO-RO 欲望のイタリア の見どころ

 映画の始まりからぶっ飛んだ。酒池肉林、豪華絢爛の世界をよくぞここまで映像化できたものと感心ひとしきり。帝政ローマ時代、暴君ネロそのままの享楽の世界の再現かと驚いた。竜宮城の世界を堪能したい人も見ていて楽しいのではないかと思う。また、イタリア、サルデーニャに建つ高級ヴィラの海浜風景もぴか一!機会があれば是非訪問してみたいと思った。

 名前だけは知っていたイタリア元首相ベルルスコーニがこんな世界に首を突っ込んでいたとは現役時代の彼の事は全く知らなかった。

 説明では本編はベルルスコーニの自伝映画では無いときっぱり否定している。しかしながら、これ以上の世界の展開があったことは想像され得るが、正直羨ましくもあり、「こんな事は実際はあり得ないだろうと」という思いも一部ではあるが…

 しかしながら、本編の流れは前半部分と後半の流れは明確に雰囲気が違う。後半はベルルスコーニの内面を赤裸々にえぐる展開となっている。妻ベロニカとの真柏のやりとりも見どころのひとつである。

 ”実力者”ベルルスコーニの半生の重要部分を描いた本編は、一般市民である小生がどのように評してい良いやら非常に困るもの。また、印象に残ったのが、孫ほど年齢差のある女性と一戦に及ぶ直前「自分の御爺さんの口臭と同じ」と指摘されるシーンがある、萎えてしまったのかどうか、余りにリアルな描写に驚愕を感じ得ない。この部分は予期せず最後の方で、再び「御爺さんと同じ入れ歯洗浄剤を使っていたんだ」と述懐し、しつこく繰り返されるが、またもやびっくり仰天した。

 一国の首相まで上り詰めた人物の゛自伝的作品”として鑑賞するにはいささか難点はあるかも知れないが、人間的な強さと弱さを併せ持つ歴史に名を留める”偉人”の一部分を垣間見る評伝映画として見る(愉しむ)分には   おすすめ度★★★★★5点満点。

 是非とももし時間があれば映画館に足を運び鑑賞することをお勧めしたい。ゴージャスな酒池肉林の世界をはらはらドキドキしながら157分間も存分に堪能で出来ることを保証します。少し長いが、、、

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