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映画『カリフォルニア・クリスマス』(2020/ショウン・ポール・ピッチニーノ監督)感想‣一寸気の早いクリスマス映画に大感激!

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『カリフォルニア・クリスマス』のあらすじと概要

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資産家の息子で遊び人のジョセフは、投資企業の社長である母親からクリスマスまでに、頑固な

女性牧場主を説得し、彼女の土地を買収しなければ会社から追い出すと言われ彼女に雇われたマニーのフリをして、牧場で働き始めます。

ジョセフの作戦は、頑固な女性牧場主に上手く付け入り、何とか牧場買収の契約を済ませようという魂胆でしたが、予期に反し、運命的な出会いと知り、牧場主側の立場に立つことになり買収を諦めてしまいます。

タイトルにクリスマスとついていますが、カリフォルニアが舞台の為、典型的なキラキラするクリスマスの風景はでてきません。ラストでようやく牧場の納屋を飾付け、クリスマスパーティー会場としています。おまけに人工雪を室内で振らせる演出振りにはびっくり仰天です。

兎に角、悪人と思われる人物がまったく存在せず、運命のいたずらか決定的な大逆転ホームランの仕掛けもあり、安心してみる事が出来る映画でした。

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『カリフォルニア・クリスマス』のスタッフとキャストについて

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ショウン・ポール・ピッチニーノ監督

ジョシュ・スウィッカード(ジョゼフ):資産家の放蕩息子 女性と長続きせず、仕事も身に入らない。母に、女ったらしの能力を、女性牧場主を口説くために使え!と命令されクリスマスまでに契約してこなければ、クビだと言われる。

ローレン・スウィッカード(キャリー)製作・脚本・主演:牧場主の美女、父と恋人を亡くし、母は重い病に苦しんでいる。幼い妹が1人。父の農場を引き継ぎ、1人で頑張っているが、経営難のため母親の高額な医療費が払えず、土地を手放すギリギリの状況。本作品は実生活で夫のジョシュ・スウィッカードと共演したクリスマス向けの映画。

アリ・アフシャール(執事)主人公ジェセフを支える事に徹している。後半ラストの鍵を握ることになる大のワイン好き。

『カリフォルニア・クリスマス』のネタバレ感想して

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【ネタバレ有り・注意】

Netflix配信で本来クリスマス向けに配信が開始されていた本編を漸く見ました。前半は放蕩息子ジョゼフが、のこのこ田舎の牧場まで出掛けて来て農場の買収話をまとめる姑息な手段として、労働者として転がり込み慣れない農作業で四苦八苦する様子は少し見るには我慢強さを強いられました。

しかしながら、ジョセフが女牧場主の苦境の実態が明確に分かり始めると、彼女の立場になり、彼の会社が仕掛ける買収の話は止めるべきではないかと自分なりの判断を下してしまいます。

ところが、牧場経営は困難を極める一方、母親の病気治療の為多額の借金がある事から、いずれは銀行への担保として差し入れている農場の権利はジョセフの会社が買い取らなければ、銀行の手に渡るという窮地に追い込まれてしまいます。

(ネタバレ)

ところが、亡父がヨーロッパから持ち帰ったブドウが立派に成長、素晴らしいワインを生産することが出来ていた為、ワインを高値で買いたいという買い手が付き、牧場は人手に渡らず一件落着となります。ワイン40ケースとワイン樽3,4本で一体いくらの価格がついたのか想像も出来ませんが、農場一つ分の値段が付くほどの馬鹿高値に違いはありません。

この映画にはほとんど悪役らしい人物が出てきません。少し一般的な映画と異なるところかも知れません。女牧場主も交渉に来た人物をライフルを構えて追っ払う振りをしていますが、美人で若く、決して支離滅裂な話をするような人物には描かれていません。病弱の母親や年の離れた妹もとても善良そうな人たちばかりです。実際のマニーも牧場を渡り歩いている季節労働者の様ですが、ワインの蘊蓄も深く、TVに没頭していますが、教養もあり人情も良く分かっています。

また、執事役のアリ・アフシャールも決して出しゃばる事はありませんが、ある程度自由奔放ながら、しっかりサポート役に徹していました。

ジョゼフの嘘がバレたらどうするつもりかと始終ドギマギしました。実際素性がバレてしまい大変なことにはなりましたが、”ワイン”の一件で起死回生、上手にハッピーエンドにまとめ上げたものと関心させられました・・・

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