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おすすめ映画『15ミニッツ』(2001/ジョン・ハーツフェルド監督)感想‣臨場感溢れる犯罪サスペンス映画

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『15ミニッツ』のあらすじと概要

ニューヨークで残酷な放火殺人事件が起きました。事件を担当することになったのはNYPDきっての有名刑事エディ・フレミング。彼とコンビを組むことになったのはメディア嫌いの若手放火調査官のジョーディ。凶悪な連続殺人犯とそれをビデオカメラで記録し続ける相棒のサイコな2人組は、アメリカでは刺激的な映像が莫大な金に化けることを知り、「殺しの瞬間」を撮影することを思いつきます。そして、次の標的をエディに定め有名人になる事を狙っていました・・・映画の半ばで、デ・ニーロ演じるエディ刑事は殺されてしまうという驚きの展開に騒然、その壮絶な死にっぷりも見どころとなっています…なお、本作では、アメリカにおける犯罪とメディアの関係を描いた作品であり、エディ刑事殺害シーンがTV放映されるというショッキングな場面は驚きです…

2001年製作/121分/アメリカ
原題:15 minutes

同じような事件現場を報道する視聴率第一主義のメディアを扱った映画

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『15ミニッツ』のスタッフとキャストについて

ジョン・ハーツフェルド監督・脚本

ロバート・デ・ニーロ(エディ・フレミング刑事):ベテラン刑事で数々の能力を発揮し事件解決をしている人気者刑事、雑誌『ピープル』の表紙を飾る程の有名人となっている。

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エドワード・バーンズ(若き消防士 ジョーディ・ウォーソー):消防士とはいえ、警察と同じく放火事件などの調査を行い、犯人を逮捕出来る。フレミング刑事に憧れ、行動を共にし彼の捜査術を学ぼうとしている。

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メリーナ・カナカレデス(ニッキー TVレポーター、エディの恋人):

ヴェラ・ファーミガ(ダフネ・ハンドロヴァ、カルロフ夫妻を殺害したエミルとオレグの犯行を目撃した為、エミルらに居場所を突き止められ事件を目撃した事を口外することを口止めされる):「マイレージ、マイライフ」(09)でアカデミー賞とゴールデングローブ賞の助演女優賞に初ノミネートされています。

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カレル・ローデン(チェコの犯罪者エミル・スロヴァク、キレると何をしでかすか分からない性格で当人も自覚している):ハリウッド映画では、ロシア人など東欧系の悪役を演じる事が多い。

オレッグ・タクタロフ(ロシアの犯罪者オレグ・ラズグ。エミルの相棒、撮影を趣味としており、どういうときでも撮影をしたがる):

シャーリーズ・セロン(情婦の店の一員):髪型・化粧で本人と全く分からず仕舞でした

『15ミニッツ』のネタバレ感想・見どころ

問題は視聴率第一を目的とするメディアの有り方に問題の原点がある様に思われました。人のそれも有名刑事が殺害されるvideoを100万㌦で買い取ってTVでオンエアさせるという飛んでも無い事をやって残れるメディアにはドン引きしました。これが一般大衆が求める映像なのか?大きな疑問として残りました。

東欧系犯罪者の悪党二人組はまんざらバカではなく少しばかり悪知恵の働く、全く手の付けられない大悪党でした。そんな彼らにエディ刑事(デ・ニーロ)も不覚にも捕らえられ、映画半ばで殺されてしまうという、大変ショッキングな内容には少々驚きました。ジョン・ハーツフェルド監督はデ・ニーロ出演に際して、「俺は死なないよ」と言われることを一番心配していたそうです。

悪党二人組は火の取り扱いの専門家のようで、目撃者であったダフネの住まいを突き止め、自然発火装置、消火器にまで燃焼物を仕込むなど相当手の込んだ仕掛けをして、ダフネ殺害を狙います。しかも、火災現場をビデオで撮影するという執拗さを示します。

そして、最後には二人組の狙い通り精神鑑定の結果”無罪”を勝ち取り刑務所から精神病院へ護送される直前に”天罰”が下る事になります。これで、スカったするものと思いきや、やはりパンチの一発くらいで”メディア”の罪滅ぼしには遠く及ばない気がします・・・

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