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おすすめ映画『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』(2017/バレリー・ファリス&ジョナサン・デイトン監督)感想‣1970年代、男女世界チャンピン同士の真剣勝負!

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『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』のあらすじ概要

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「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーンが実在のテニスの女王を演じ、1970年代に全世界がその行方を見守った世紀のテニスマッチ「Battle of the Sexes(性差を超えた戦い)」を映画化。

73年、女子テニスの世界チャンピオンであるビリー・ジーン・キングは、女子の優勝賞金が男子の8分の1であるなど男女格差の激しいテニス界の現状に異議を唱え、仲間とともにテニス協会を脱退して「女子テニス協会」を立ち上げる。

ビリー・ジーンの「チケットの売上は同じなのだから賞金も同額にすべきだ」という抗議を、全米テニス協会の責任者、ジャック・クレイマー(ビル・プルマン)は、「男には養う家族がいる」「男子の試合のほうが速くて強くておもしろい」という、男性優位の偏見に満ちた理由で拒絶した。

何とも、今考えるとびっくり仰天するような理屈がまかり通っていた時代であることに驚きます。

そんな彼女に、元男子世界チャンピオンのボビー・リッグスが男性優位主義の代表として挑戦状を叩きつける。当時既に55歳になっていた往年のテニス選手ボビー・リッグスの間で「性別間の戦い」という「男女対抗試合」が描かれる。

一方、ギャンブル癖のせいで資産家の妻に頭が上がらず、その賭け事で大損をして、妻から別れを告げら崖っぷちに立つボビーは、世間の注目を再び集めて妻の愛を取り戻すため、この試合に人生の一発逆転をかけているという状況です。

一度は挑戦を拒否したビリー・ジーンだったが、ある理由から試合に臨むことを決意します。そして、当時全世界で9,000万人の目をくぎ付けにした決戦となった模様が描出されます。

ビリー・ジーン役をストーン、ボビー役を「フォックスキャッチャー」のスティーブ・カレルが演じた。監督は「リトル・ミス・サンシャイン」のジョナサン・デイトン&バレリー・ファリス。「スラムドッグ$ミリオネア」のダニー・ボイルが製作、サイモン・ビューフォイが脚本を担当している。

 

2017年製作/122分/アメリカ
原題:Battle of the Sexes ←原題もこれだった

『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』のスタッフとキャストについて

Lea SmithによるPixabayからの画像

バレリー・ファリス&ジョナサン・デイトン監督(夫婦):98年にCM制作会社を設立し、アップル、AT&T、ソニーなど大企業のCMを手がける。06年、夫婦でメガホンをとった初の長編映画「リトル・ミス・サンシャイン」が全米でロングランヒットし、アカデミー賞では4部門にノミネートされている。

エマ・ストーン(ビリー・ジーン・キング):11歳の頃から地元アリゾナ州の劇団や即興劇のグループに所属し、2005年にTVドラマで女優デビュー。07年の「スーパーバッド 童貞ウォーズ」で映画に初出演して以降、「ゾンビランド」(09)などで注目を集め、「小悪魔はなぜモテる?!」(10・日本劇場未公開)で初主演を務める

出演作➢

映画感想|『ラ・ラ・ランド』(2016/デミアン・チャゼル監督)ライアン・ゴズリング&エマ・ストーン主演で描いたミュージカル映画。

おすすめ映画|『小悪魔はなぜモテる?!』(2010/ウィル・グラック監督)エマ・ストーン主演青春ラブコメディ

おすすめ映画|『マジック・イン・ムーンライト』(2015/ウッディ・アレン監督)

スティーブ・カレル(ボビー・リックス):、主演映画「40歳の童貞男」(05)の大ヒットで一躍トップクラスのコメディ俳優となる。実在の殺人事件を題材にした「フォックスキャッチャー」(14)でアカデミー主演男優賞にノミネートされて以降、「マネー・ショート」 「華麗なる大逆転」(15)や「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」(17)、「ビューティフル・ボーイ」「バイス」(18)など、実話をもとにした社会派作品やシリアスな作品で活躍が光る。

出演作投稿記事➢

おすすめ映画|『フォックスキャッチャー』(2014/ベネット・ミラー監督)

映画感想|『マネーショート 華麗なる大逆転』(2015/アダム・マッケイ監督)原作はマイケル・ルイス著ノンフィクション「世紀の空売り 世界経済の破綻に賭けた男たち」

おすすめ映画|『バイス』(2018/アダム・マッケイ監督)「アメリカ史上最強で最凶の副大統領」と呼ばれたディック・チェイニーを描く伝記映画!

『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』のネタバレ感想

Lisa Van DorpによるPixabayからの画像

1970年代にこんな男女のテニス試合が行われた事実は全く知りませんでした。公然と行われ、当たり前の様に受け入れられていた男女差別は今振り返ってみると本当に恐ろしい状況だったのが、この映画をみるとよく分かります。敢然と立ちあがったビリー・ジーン・キングら女子テニスプレイヤーには拍手喝采を送りたくなりました! 世界チャンピオン同士の男女の珍しい試合という事で注目を集めたのかもしれませんが、やはり現在と大きな時代の差を感じてしまいました。ボビーは狙い通り、妻プリシラの愛情を取り戻し夫婦関係のよりを戻す切っ掛けにはなった様です。

当時の米国各地を転戦して歩く彼女たちの姿も、子連れだったり、亭主持ちだったり、旅芸人の一団の雰囲気も伝わって来て、少々驚きました。彼女等に付いたスポンサーがたばこ会社だった為、スポーツマン(ウーマン)の喫煙シーンがCMに使われるという時代背景にも驚きました。

ビリー・ジーン・キングを演じるエマ・ストーンはビリーにそっくりな風貌とメイクで、従来のイメージからは全くかけ離れていました。髪は何となく重苦しい雰囲気の黒髪、銀縁の厚めな眼鏡を常に掛けていました。

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