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おすすめ映画『コンテイジョン』(2011/スティーブン・ソダーバーグ監督)感想‣地球全体を恐怖に陥れるウィルスの恐怖を豪華俳優陣で描く

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『コンテイジョン』のあらすじと概要

「トラフィック」「オーシャンズ11」のスティーブン・ソダーバーグ監督が、マリオン・コティヤール、マット・デイモン、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレットら豪華キャストを迎え、地球規模で新種のウイルスが感染拡大していく恐怖を描いたサスペンス大作。

接触感染により数日で命を落とすという強力な新種ウイルスが香港で発生。感染は瞬く間に世界中に拡大していく。見えないウイルスの脅威に人々はパニックに襲われ、社会が混乱し人々が異常なパニック状態に陥っていく様子を映し出している。そして、人々はその恐怖の中で生き残るための道を探っていきます。

現在新型コロナウイルス感染症”COVID-19″蔓延中の最中に居るわれわれは少しばかり、冷静に本作品を見られるものの、やはりほんの数年前にウイルス蔓延の危機についてここまで精確に状況が描かれ、本作で描かれた事象の数々が現実に発生している事に驚きます。この問題はまだ完全な収束に至っていない為、予断は許されない状況です。引き続き気持ちを引き締めたいと思いました。

 

原題:Contagion (=接触感染)

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『コンテイジョン』のスタッフとキャストについて

スティーブン・ソダーバーグ監督:1989年、26歳で初めて監督した長編映画『セックスと嘘とビデオテープ』でカンヌ国際映画祭パルム・ドールを受賞し、センセーショナルなデビューを飾った。以後スランプもあったが、2000年には『エリン・ブロコビッチ』と『トラフィック』でアカデミー監督賞にダブルノミネート(第11回アカデミー賞のマイケル・カーティス以来62年ぶり2人目)。後者で受賞を果たしている。

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ジュード・ロウ(アラン・クラムウィディ)ブログに「伝染病を米政府が隠ぺい」などと書き込むフリー・ジャーナリスト、フォロアー数1200万人という人気ブロガー。しかし、彼のブログによって人々がパニックに陥るシーンが描出される。

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『コンテイジョン』のネタバレ感想

2011年の映画公開当時本作品を観賞していたなら、単純なサスペンス映画と感じたかもしれません。しかしながら、今日2年間も新型コロナウイルスの感染に怯える毎日を経験していると、本作品が如何に精確な科学的根拠に基づいて作られていたかという事が実感出来ます。

幸いにもワクチン接種に関しては、世界中でワクチンの奪い合いは映画程深刻ではなかったと思われますが、まだ、感染そのものが収束していない為予断は許されないのかもしれません。感染致死率は25-30%と極めて高く設定されている為、人々の恐怖感は今回の新型コロナとはまったく違うのかもしれません。しかしながら「変異株」の度重なる出現で全く気を抜く事が出来ません。

主演クラスの豪華出演陣には目を見張るばかりでした。しかも、配役がとてもバランス良く、それぞれ突出して目立つ人物がいるわけではありません。序盤で呆気なくウイルスに感染直後に亡くなってしまうグウィネス・パルトローはとても意外でした。また、ケイト・ウインスレットも医療従事者ですが、現場で感染して亡くなってしまいます。このあたりは、ウイルス感染の深刻さを実感する演出となっていました…

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