最近映画界を賑わせているウイル・スミス。ラッパーとしては既に12才頃からパーティーでラップを披露する程、「ザ・フレッシュ・プリンス(The Fresh Prince)」を名乗って活躍しています。映画はジャンルを問わず出演作がほとんどがメガヒットを放ち、アメリカ・ハリウッドを代表する「ドル箱俳優」のひとりと言われています。今後の映画制作についてはちょっと問題が起こりそうですが… 最近見た映画10作品を紹介いたします。もし、見落としている映画があれば、参考にしてみてください。また、他にお気に入りの映画があれば是非ご紹介ください。
- 『フォーカス』(2015/グレン・フィカーラ-ジョン・レクア監督)
- 『ニューヨーク 冬物語』(2013/アキバ・ゴールズマン監督)
- 『メン・イン・ブラック』(1997/バリー・ソネンフェルド監督)
- 『ハンコック』(2008/ピーター・バーグ監督)
- 『ドリームプラン』(2021/レイナルド・マーカス・グリーン監督)
- 『世界で一番パパが好き!』(2004/ケビン・スミス監督・脚本)
- 『アイ・アム・レジェンド』(2007/フランシス・ローレンス監督)
- 『バッドボーイズ フォー・ライフ』(2020/アディル・エル・アルビ、ビラル・ファラー監督)
- 『最後の恋のはじめ方』(2005/アンディ・テナント監督)
- 『素晴らしきかな、人生』(2016/デビッド・フランケル監督)
『フォーカス』(2015/グレン・フィカーラ-ジョン・レクア監督)
30人の熟練詐欺師集団を束ねるニッキー(ウィル・スミス)は、未熟な女詐欺師のジェス(マーゴット・ロビー)に懇願され、彼女をチームに入れて一流の詐欺師に育てることにしました。大事なのは相手のフォーカス(注意)をそらすことという騙しの極意を教えて行きます。仕事の足かせになる恋愛はしない主義のニッキーでしたが、ジェスとの関係はいつしか師弟のそれを超えたものになってしまいます。
ある大きなヤマに勝った後、ニッキーはジェスに大金を渡して、恋愛は自分の仕事の邪魔になると判断し別れを告げますが、3年後、大きな狩り場でもあるブエノスアイレスのモーターレース会場でジェスと再会します。彼女は男を手玉に取る女詐欺師に成長しており、2人は世界の大富豪を巻き込み騙し合いを繰り広げることになります。
尚、世界最高のスリの技術を持つアポロ・ロビンスが細かいスリのテクニックや相手を騙すシーンなどの演技指導をしている点も注目です。
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『ニューヨーク 冬物語』(2013/アキバ・ゴールズマン監督)
アカデミー脚色賞を受賞した「ビューティフル・マインド」ほか、「ダ・ヴィンチ・コード」「シンデレラマン」などロン・ハワード作品の脚本家としても知られるアキバ・ゴールズマンが初監督を務め、マーク・ヘルプリンの全米ベストセラー小説を映画化したファンタジー・ドラマ。
1900年代のニューヨーク、幼少期に両親と離れ離れになったピーター(コリン・ファレル)は、裏社会を牛耳る男(ラッセル・クロウ)の下で悪事を働く毎日を過ごしていた。そんなある日、美しい令嬢ベバリー(ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ)と出会った彼は瞬く間に恋に落ちるが、不治の病に侵され余命わずかな彼女は亡くしてしまう。
100年後、生きながらえていたもののピーターは生きる意味さえもわからず街を彷徨い続けていた。若き日の姿のまま生かされた彼は、すべての記憶を失くし、生きる価値さえ見出せないでいた。そんな中、余命わずかの美しい令嬢ベバリーとの運命的な恋と、はかなく散った命についての記憶が、ベバリーの妹ウィラとの再会を果たす事で蘇ってくるのだった。
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『メン・イン・ブラック』(1997/バリー・ソネンフェルド監督)
スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を担当、ローウェル・カニンガムのコミックをもとに地球上に存在する宇宙人を監視する秘密組織「MIB(メン・イン・ブラック)」の活躍をコメディ・タッチで描くSFアクションコメディ。
主演にトミー・リー・ジョーンズとウィル・スミス。ニューヨーク市警の若き警官ジェームズは、追跡していた犯人を目の前で逃してしまうが、そこへ黒服の男「K」が現れ、逃がした犯人が宇宙人であったことを知らされます。Kはジェームズの素質を見込んでMIBにスカウトし、ジェームズはMIBの新たなエージェント「J」としてコンビを組んで活動を始めました。一般的にこの組織は、地球上に住む地球外生命体を監督し、その存在を一般の人間から隠しています。一方その頃、地球壊滅を企む昆虫(ゴキブリ)型エイリアンが地球に侵入し、不穏な動きを見せはじめていました。
9,000万ドルの製作費に対して全世界で5億8,930万ドル以上の興行収入を記録したメガヒット作品となっており、批評家からは、脚本、ユーモア、舞台装置、視覚効果、ジョーンズとスミスの演技などが高く評価された作品です。
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『ハンコック』(2008/ピーター・バーグ監督)
ウィル・スミスが嫌われ者で型破りなスーパーヒーローに扮したオリジナル・アクションコメディ。
夢のような飛行能力と怪力を持ち、不老不死で銃弾も通じない圧倒的なパワーで人々を救うスーパーヒーローのハンコックは、酒好きでキレやすく、力加減が出来ず暴走しすぎていつも市民から嫌われており大ブーイングを受けていました。そんなある日、ハンコックは偶然にも命を救ったPRマンのレイの提案で、真のスーパーヒーローになるためのイメージアップ戦略を持ちかけられ、それを目指す為に奮戦しますが、、、更に重大な真実が明らかになって行きます。
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『ドリームプラン』(2021/レイナルド・マーカス・グリーン監督)
ウィル・スミスが主演・製作を務め、世界最強のテニスプレイヤーと称されるビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹を世界チャンピオンに育てあげたテニス未経験の父親の実話を基に描いたヒューマンドラマ。
父リチャード・ウィリアムズは優勝したテニスプレイヤーが4万ドルの小切手を受け取る姿をテレビで見て、自分の子どもをテニスプレイヤーに育てることを決意する。テニスの経験がない彼は独学でテニスの教育法を研究して78ページにも及ぶ世界王者を育てる計画書を作成し、金なしコネなし、富裕層の白人主体のスポーツという完全なる逆境のなか2人の娘ビーナス、セリーナ・ウィリアムズをテニスの世界王者へと育て上げた、波乱に満ちた驚がくの実話を基にした作品です。
父親は強固な意志を持ち、まったく常識破りの計画を実行に移していきます。ギャングがはびこり治安が悪いカリフォルニア州南部のコンプトンの公営テニスコートで、周囲からの批判や数々の問題に立ち向かいながら奮闘する父のもと、姉妹はその才能を見事に開花させていきます。
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『世界で一番パパが好き!』(2004/ケビン・スミス監督・脚本)
「チェイシング・エイミー」のケヴィン・スミス監督が五度目のコンビ作となる盟友ベン・アフレックを主演に迎え、子育てに奮闘するパパと7歳の娘の絆を温かなまなざしでみつめたハートウォーミングストーリー。なんと実話に基づく映画という事に驚きました。
娘の誕生と引き替えに、最愛の妻を出産後直ぐに失ってしまったオリー(ベン・アフレック)。その悲しみを忘れようと、音楽業界の宣伝マンとしての仕事に没頭するが、最重要なクライアントのウィル・スミス(実名)の些細なイベントの記者会見で大失態をやらかし仕事を失うことに。愛するニューヨークを離れて、ニュージャージーの実家へ戻ることになります。そこで道路清掃の仕事をしながら、初めて我が子を腕に抱いた彼の胸にわき上がってきたのは、妻を愛した証でもある娘への限りない愛情でした。「これからは世界一のパパになる」と宣言します。
そう約束した日から7年。オリーの娘のガーティ(ラクエル・カストロ)は、賢く愛らしい女の子に成長しています。小さな町での平凡だけど幸せな娘との生活。だが、オリーがもう一度NYでの人生を取り戻そうとした時、自分にとって本当に大切なものが見えなくなってしまいそうになります。
父娘はニューヨークに演劇「スウィーニー・トッド」を見に行きます。これが切っ掛けで後に、学校の学芸会で「スウィーニー・トッド」を演じる事になります。しかし、これはかなりショッキングな場面もあったことから、一瞬会場は氷り着いてしまいます。
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『アイ・アム・レジェンド』(2007/フランシス・ローレンス監督)
これまでにも2度映画化されたリチャード・マシスンの名作SF小説「地球最後の男」を、ウィル・スミス主演で映画化。
人類がウイルスにより死に絶えた2012年の地球。ニューヨークでたった1人生き残った元米国陸軍中佐であり科学者のネビルは、動物園から逃げ出したインパラを狩り、公園でトウモロコシを収穫する生活を送り、愛犬サムを唯一の話し相手に孤独を味わっていました。3年間にもわたり、無線で毎日メッセージを流し続けていますが、生存者からの返答はありません。それでも諦めずに人類再生の手段を探るネビル、希望と絶望が混在する究極の孤独の中で使命感に燃える科学者の姿を描き出します。
人類がほとんどいなくなって3年経ったら、地球上の空気はクリアになり、空は晴れる。水もきれいになって、植物は勢いを増すという検証結果に基づき、従来の人類滅亡後の世界とはちょっと違った、陽光の燦燦と輝る明るい世界を舞台にしているところがかなり新鮮でした。
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『バッドボーイズ フォー・ライフ』(2020/アディル・エル・アルビ、ビラル・ファラー監督)
ウィル・スミス&マーティン・ローレンス主演による大ヒットアクション映画「バッドボーイズ」の17年ぶり新作となるシリーズ第3弾。
マイアミ市警の敏腕刑事コンビ、マイク・ローリーとマーカス・バーネット。ブランド物のスーツをスタイリッシュに着こなし、得意のドライビングテクニックでポルシェを飛ばすマイアミ屈指の敏腕刑事マイクに対し、マーカスは家族こそが守るべき大切なものと考え、そろそろ引退を真剣に考え始めていました。
若いエリートたちと組むことになった2人は、自分たちが年寄り扱いされることに我慢できない。そんな中、マイクが何者かに命を狙われ、バッドボーイズ最大にして最後の危機が訪れます。
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『最後の恋のはじめ方』(2005/アンディ・テナント監督)
恋愛指南を仕事にする男が、自分の恋愛に体当たりするまでを描いたロマンティック・コメディ。監督は「メラニーは行く!」のアンディ・テナント。
ニューヨークが舞台。デート・コンサルタントを営むヒッチ(ウィル・スミス)は、不器用な男たちが結婚にゴールインできるように恋愛指南を続けています(恋愛指南の恐るべき手練手管の数々は必見!・・・もう少し早く受けておけば良かったかも!)。
ある日ヒッチは、モテない勤め人の男、アルバート(ケヴィン・ジェームズ)から依頼を受けた。彼は、自身が資産管理を担当するコール財団のセレブ、高嶺の花であるアレグラ(アンバー・ヴァレッタ)に恋してしまったのだといいます。ヒッチのアドバイスのおかげで、アルバートはアレグラとデートをすることになり、念願のキスまで成功させましたが、、、
一方、ヒッチはバーで出会ったゴシップ記事専門の新聞記者、男には興味は無いと言っていたサラ(エヴァ・メンデス)に恋をする。満を持して彼女とのデートに臨んだヒッチでしたが、仕掛けたことが裏目に出て、満足のいくデートにはなりませんでした。しかし意外にも、サラの方から次のデートの誘いが来ます。追いかけているアレグラのスキャンダルに、ヒッチが関わっていることを知り、サラはその情報収集をしようと目論んだのでしたが…
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『素晴らしきかな、人生』(2016/デビッド・フランケル監督)
「プラダを着た悪魔」のデビッド・フランケル監督が、クリスマスシーズンのニューヨークを舞台に、人生のドン底にいた男が、奇妙な舞台俳優たちとの出会いを通して変化する様をウィル・スミス主演で描いたドラマ。
スミスのほか、舞台俳優役でキーラ・ナイトレイ、ヘレン・ミレン、主人公の同僚役でケイト・ウィンスレット、エドワード・ノートン、マイケル・ペーニャら主演級の超豪華キャストがずらりと顔を揃えていることに驚きました。
ニューヨークの広告代理店経営で成功を収め、華やかな生活を送っていたハワードだったが、最愛の娘を6才で失ったことで大きな喪失感を抱く。人生が一転、完全に自分を見失ってしまったハワードを同僚たちも心配していたが、そんなある時、ハワードの前に年代も性別も異なる3人の奇妙な舞台俳優たちが現れます。彼らとの出会いにより、ハワードの人生に徐々に変化が起こってきます。
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