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スウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマン監督が数々の傑作を生み出してきた島が舞台、『ベルイマン島にて』(感想)天国の様な夏の島生活を体感

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Lena LindellによるPixabayからの画像
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『ベルイマン島にて』のあらすじ・概要

「未来よ こんにちは」のミア・ハンセン=ラブ監督が、スウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマンが数々の傑作を生み出してきた島を舞台に、映画監督のカップルが織りなすひと夏の物語を描いたドラマ。

若手映画監督として認められ始めたばかりのクリスと、彼女のパートナーである有名監督トニーは、アメリカからスウェーデンのフォーレ島へやって来ました。創作活動にも互いの関係にもスランプを迎え、少し行き詰まっていた2人は、敬愛するベルイマンが愛し、映画撮影・製作を行い、墓もこの島にあります。彼らはこの島でひと夏を過ごし、創作活動のインスピレーションを得ようと考えていました。

やがて島の不思議な力がクリスに働きかけ、彼女は自身の実らなかった初恋を投影した脚本を書き始めていきますが……。

「ファントム・スレッド」のビッキー・クリープスと「海の上のピアニスト」のティム・ロスが主人公カップルを演じ、クリスの次回作を映像化した劇中劇には「アリス・イン・ワンダーランド」のミア・ワシコウスカと「パーソナル・ショッパー」のアンデルシュ・ダニエルセン・リーらが出演しています。2021年・第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。

 

2021年製作/113分/フランス・ベルギー・ドイツ・スウェーデン合作
原題:Bergman Island

 

『ベルイマン島にて』のスタッフとキャストについて

ミア・ハンセン=ラブ監督・脚本:仏パリ出身。イザベル・ユペールを主演に迎えた「未来よ こんにちは」(16)でベルリン国際映画祭の最優秀監督賞(銀熊賞)を受賞。

ヴィッキー・クリープス(若手映画監督クリス・サンダース):ルクセンブルク出身。M・ナイト・シャマラン監督作「オールド」(21)では主人公家族の母親役を演じています。

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ティム・ロス(クリスのパートナー、有名な映画監督トニー・サンダース):英ロンドン出身。クエンティン・タランティーノ監督の「レザボア・ドッグス」(92)で注目を浴び、続く「パルプ・フィクション」(94)にも出演してハリウッドでの地位を確立。

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ミア・ワシコフスカ(エイミー):本作品では劇中劇のヒロインとして映画の中盤以降から突如出演します。クリス同様若手映画監督という設定です。友人の結婚式に出席する為、スウェーデンの島を訪れます/オーストラリア/キャンベラ出身。ティム・バートン監督作「アリス・イン・ワンダーランド」(10)のアリス役に抜てきされ、世界的なブレイクを果たしています。

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アンダース・ダニエルセン・リー(エイミーの元恋人、ジョセフ):エイミーとは10代頃から付き合い始め、20代で再開し又別れた様子が描かれています。

『ベルイマン島にて』のネタバレ感想

巨匠イングマール・ベルイマン監督が愛し、過ごした島を訪れ、ひと夏を過ごす監督夫婦のストーリー。フォーレ島内には至る所に巨匠に纏わる建物や映画撮影スポットが点在し、世界中からこの島を訪れるファンを相手にバスによるガイド付き観光ツアーも組まれる程の大人気の観光スポットでした。

ベルイマン監督作品に造詣が深い方は本作品の見方もまた一味違ったものになるかも知れません。わたしは、ミア・ワシコウスカが出演していると聞き、劇場に足を運びました。

期待通りの大熱演振りに大変驚きました。脚本も自ら書いていているミア・ハンセン=ラブ監督自身の経験も投影されている様にも思われますが、劇中クリス女性監督が書き上げつつある「脚本」の内容をクリスがトニー監督に語るというちょっと捻りを聞かせた手法でストーリーが展開するところも、中々面白味がありました。

創作に行き詰った映画監督らの苦悩を描く映画作品は結構、数多いと思います。例えば、

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ベルイマン監督の島での生活・映画作品が生まれる「風景」やバックグラウンド、それと創作の悩みを抱えるクリス達の監督夫婦の何気ない島での生活を丁寧に描き、そこに劇中劇を投げ入れるというちょっと奇抜な着想が大成功している映画ではないかと思います。

最後に愛娘?ジューンも突然島にやって来て親子3人水入らずの生活が始まる様でした。何となく、将来が明るく開けるような暗示をした終わり方にほっとしました。

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