ショーン・ペンの華麗なる、びっくり仰天の女性遍歴については大変良く知られている通りです。マドンナの元夫であったり、シャーリーズ・セロンと婚約していたり、何故そんなに女性に好かれるのか?答えは数々の出演作品の中にあるかもしれません。出演作品は約40作品にも及びます。今回は最近見た10作品についてご紹介します。まだ、視聴されていない作品がありましたら是非参考にしてみてください。
- 『LIFE!』(2013/ベン・スティラー監督・主演)
- 『I am Sam アイ・アム・サム』(2001/ジェシー・ネルソン監督)
- 『ミスティック・リバー』(2003/クリント・イーストウッド監督
- 『ツリー・オブ・ライフ』(2011/テレンス・マリック監督)
- 『イントゥ・ザ・ワイルド』(2007/ショーン・ペン監督:脚本・製作)
- 『きっと ここが帰る場所』(2011/パオロ・ソレンティーノ監督)
- 『博士と狂人』(2020/P・B・シェムラン監督)
- 『21グラム』(2003/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督
- 『映画と恋とウッディ・アレン』(2011/ロバート・B・ウィード監督)
- 『マルコビッチの穴』(1999/スパイク・ジョーンズ監督)
『LIFE!』(2013/ベン・スティラー監督・主演)
1936年の創刊から2007年に休刊されるまで、世界で幅広く読まれたアメリカのグラフ誌「LIFE」の写真管理部ネガフィルムの管理者として真面目に働く臆病で不器用な男が、人生変える波乱万丈の旅に出る姿を描くアドベンチャー映画。
LIFE誌の写真管理者として毎日地下鉄に乗って通勤し、変化のない日々を過ごすウォルター・ミティ(ベン・スティーラ―)。彼の唯一の楽しみは、むなしい現実から逃避する刺激に満ちた空想をすることだった。
そんなある日、突然のライフ社の事業再編と『LIFE』誌の廃刊を知らされ、LIFE誌の最終号の表紙を飾る大切な写真がないことに気付いたウォルターは、カメラマン(ショーン・ペン)を探すため一大決心をして一歩を踏み出す。
おすすめ映画|『LIFE!』(2013/ベン・スティラー監督・主演)人生変える波乱万丈の旅立ち

『I am Sam アイ・アム・サム』(2001/ジェシー・ネルソン監督)
7歳の知能しか持たない知的障碍者サム(ショーン・ペン)は、スターバックスで働きながら、健常者であるひとり娘ルーシー(ダコタ・ファニング)を育てるが、ソーシャル・ワーカーに養育能力なしと判断され最愛の愛娘を取り上げられてしまう。そこで、敏腕女性弁護士リタ(ミシェル・ファイファー)に助けを求めることになります。彼女は自分が社会奉仕の仕事もできることを見せつけるために、何と無償で弁護を引き受けたのですが、どう考えてもサムには不利な裁判でした。一方、リタ自身も夫と息子との関係に深く悩んでいました。
おすすめ映画|『I am Sam アイ・アム・サム』(2001/ジェシー・ネルソン監督)ショーン・ペンとダコタ・ファニング共演の親子の愛情ドラマ!

『ミスティック・リバー』(2003/クリント・イーストウッド監督
舞台はボストン近郊のミスティック川沿いにある小さな町イーストバッキンガム。幼なじみの3人の少年は、ひとりが誘拐事件に遭ったことから、次第に離れていくことになる。実は、彼らが11歳のとき、仲間のひとりデイヴが見ず知らずの大人に誘拐され、性的暴力を受けたのを境に疎遠になって行きます。25年後、運命の巡り合わせで、彼らは殺人事件を契機に再会することになる。ひとりは被害者の父、ひとりは容疑者、ひとりは刑事として。
それぞれに交錯する嘘や疑いが、事件を思わぬ方向へと発展させてしまう描写が高く評価され、第76回アカデミー賞で作品賞を始めとした6部門にノミネートされ、ショーン・ペンが主演男優賞、ティム・ロビンスが助演男優賞をそれぞれ獲得しています。
おすすめ映画|『ミスティック・リバー』(2003/クリント・イーストウッド監督)ボストン郊外の街を舞台とする重厚なサスペンス・ドラマ
『ツリー・オブ・ライフ』(2011/テレンス・マリック監督)
「天国の日々」「シン・レッド・ライン」のテレンス・マリック監督が、ブラッド・ピット、ショーン・ペンを主演に描くファンタジードラマ。
1950年代半ば、オブライエン夫妻は3人の子供に恵まれ、中央テキサスの田舎町で幸せな夫婦生活を送っていました。しかし夫婦の長男ジャックは、信仰にあつく男が成功するためには「力」が必要だと説く厳格な父に厳しく育てられます。一方、子どもたちに深い愛情を注ぐ優しい母との間で葛藤する日々を送っていました。やがて大人になって成功したジャックは、自分の人生や生き方の根源となった少年時代を過ごした日々について回想していきます……。
おすすめ映画|『ツリー・オブ・ライフ』(2011/テレンス・マリック監督)自然の壮大さに圧倒され、理屈を越えた癒しの中に神の存在を感じとる

『イントゥ・ザ・ワイルド』(2007/ショーン・ペン監督:脚本・製作)
東海岸の裕福な家庭に生まれ、物質的に恵まれた環境で育ちながらも、幼い頃から両親の不和を見せつけられ、金で物ばかりを与えようとする両親に嫌気が差していました。人生に不満を抱えていた青年が、学資預金を全額寄付し、世界の真理を求め旅に出ます。その果てにたどり着いたアラスカの荒野に分け入ったクリスは、うち捨てられたバスを発見し、そこを拠点と100日間にも及ぶ生活をします。そこで日記を記します。死ぬまでの間に経験した見知らぬ人々との交流、心の軌跡を描ています。但し、最後に「幸せが現実となるのはそれを誰かと分かち合った時。」という文章を残しています。
原作はジャーナリスト、作家、登山家であるジョン・クラカワーによる、1992年に青年が放浪の末にアラスカで死体で発見された事件を描いた1996年のノンフィクション作品『荒野へ』。
映画『イントゥ・ザ・ワイルド』(感想)恵まれた環境に育ちながらも、人生に疑問を抱き、突然すべてを捨て旅立った青年の2年間のさすらいの旅
『きっと ここが帰る場所』(2011/パオロ・ソレンティーノ監督)
人気絶頂の最中に表舞台を去り、アイルランド・ダブリンの広大な邸宅で、今でも現役当時のままの派手なメイクとファッションを身に纏ってはいるものの、妻と共に穏やかな日々を過ごしていたロックスターのシャイアンのもとに、故郷アメリカから30年以上も会っていない父親が危篤との報せが届きます。
飛行機嫌いなシャイアンは船でニューヨークに戻りますが父親の臨終には間に合わず、ユダヤ人だった父が元ナチス親衛隊の男で、自分を辱めたナチスのSS隊員アロイス・ランゲを執拗に探し続けていたことを知ると、父にかわって男を探す旅に出ます。
元「トーキング・ヘッズ」のデビッド・バーンが本人役で出演し、音楽も担当。タイトルも「トーキング・ヘッズ」の同名曲からとられている。監督は「イル・ディーヴォ」「愛の果てへの旅」のパオロ・ソレンティーノ。
映画『きっと ここが帰る場所』(感想)引きこもりの元ロック界のスーパースターが、父の思いを辿りアメリカ縦断の旅へ!?

『博士と狂人』(2020/P・B・シェムラン監督)
初版の発行まで70年を費やし、世界最高峰と称される「オックスフォード英語大辞典(OED)」(収録数41万語以上)の誕生秘話を、メル・ギブソンとショーン・ペンの初共演で映画化した作品。
原作は、全米でベストセラーとなったノンフィクション「博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話」(サイモン・ウィンチェスター著)。貧しい家庭に生まれ、学士号を持たない孤高の言語学者マレー(メル・ギブソン)。エリートでありながら、精神を病んだアメリカ人の元軍医で殺人犯で精神病院に収容されているマイナー(ショーン・ペン)。2人の天才は、辞典作りという壮大なロマンを共有し、固い絆で結ばれていく。
しかし、犯罪者が大英帝国の威信をかけた辞典作りに協力していることが明るみとなり、時の内務大臣ウィンストン・チャーチルや王室をも巻き込んだ事態へと発展してしまう。主演のメル・ギブソン、ショーン・ペンの他にはドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のナタリー・ドーマー、「おみおくりの作法」のエディ・マーサンらが脇を固める。
おすすめ映画感想【博士と狂人】(2020/P・B・シェムラン監督)初版の発行まで70年を費やし、世界最高峰と称される「オックスフォード英語大辞典」の誕生秘話
『21グラム』(2003/アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督
大学で数学を教えるポールは余命1か月と宣告され心臓のドナーを待つ日々。また、専業主婦のクリスティーナは夫と二人の幼い娘と幸せな生活を送ります。一方、前科を持つジャックは神への信仰を生きがいに妻と二人の子供と暮らしていました。だが、ジャックが起こした悲劇的な交通事故をきっかけに出会うはずのない3人の運命が突然一点で結びつき、思いもよらない結末へと導かれていきます…命の重さ(魂)はわずか21グラムという事です。
なお、ほとんどがハンディ・カメラで撮影されたというこの作品は、臨場感があり、通常の映画と異なり”肌触り”を感じる事ができるのではないでしょうか? また、時系列的に3つのストーリーを細切れで、バラバラにつなぎ合わせるという手法の為、視聴者をかなり混乱させます。次第次第に頭の整理がつき始めて漸く、ストーリー全体が理解出来るという映画ですが、びっくり仰天させられました。
映画『21グラム』(感想)交通事故をきっかけに出会うはずのない3人の運命が結びつき、思いもよらぬ結末へと…

『映画と恋とウッディ・アレン』(2011/ロバート・B・ウィード監督)
映画監督、脚本家、短編作家、俳優、コメディアン、ミュージシャンなどさまざまな顔を持つウッディ・アレンの2014年製作のドキュメンタリー映画。新作映画の撮影現場やプライベートを含めた1年半に密着したほか、幼少時代や新聞やラジオ番組にジョークを提供するギャグライターとしてデビューした少年時代から、スタンダップコメディアンとして活動した60年代、その後40年以上にわたり年に1本のペースで新作を撮り続けている映画監督時代も含め、アレンの足跡を年代順にたどる。不朽の名作『アニー・ホール』や『ミッドナイト・イン・パリ』などの撮影エピソードを交えてたどる。
おすすめ映画|『映画と恋とウッディ・アレン』(2011/ロバート・B・ウィード監督)ウッディ・アレン監督のドキュメンタリー映画
『マルコビッチの穴』(1999/スパイク・ジョーンズ監督)
定職のない人形使いのクレイグ(ジョン・キューザック)とペットショップ店員の妻ロッテ(キャメロン・ディアス)は倦怠期の夫婦。クレイグは新聞の求人欄を見てマンハッタンにあるオフィスビルの7と1/2階にある小さな会社”LesterCorp” に就職する。文書整理の仕事を得た彼は、ある日落としたファイルを拾おうとキャビネットを動かし、偶然壁に小さなドアを発見する。ドアを開けて穴の中に入った彼は、それが15分間だけ俳優ジョン・マルコヴィッチの脳へと続く穴であることに気付きます。これを使い、クレイグは上司のマキシン(キャサリン・キーナー)と共に商売を始めますが、マルコヴィッチの穴は、彼と妻ロッテの人生を大きく狂わせていくことになってしまいます。
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