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映画『アレキサンダー』(感想)古代マケドニアの英雄アレキサンダー大王の生涯を壮大なスケールで描出

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映画『アレキサンダー』のあらすじ・概要

古代マケドニアの英雄アレキサンダー大王の生涯を、製作費200億円を投じてオリバー・ストーン監督が映画化した歴史超大作(173分)。

紀元前356年、国王フィリッポス(ヴァル・キルマー)とその妃オリンピアス(アンジェリーナ・ジョリー)の間に誕生したアレキサンダー(コリン・ファレル)。マケドニアの王子アレキサンダーは、20歳で即位して以来、紀元前331年に世界最強と言われたペルシア帝国を滅亡させると、東西融合政策の方針のもと、その軍隊を東へと進め、侵攻はインドまで達し、まさに移動する大帝国を築き上げますが…

語り手役でアンソニー・ホプキンス、主人公の友人役でジャレッド・レト、ジョナサン・リース・マイヤーズらが共演。

2004年製作/173分/アメリカ
原題:Alexander

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映画『アレキサンダー』のスタッフとキャストについて

オリバー・ストーン監督・脚本・製作:ニューヨーク出身。ベトナム戦争を題材にした「プラトーン」(86)でアカデミー作品賞・監督賞受賞し、監督としても才能を開花させています。

『ミッドナイト・エクスプレス』学生時代大阪旅行中、名画座「天王寺ステーションシネマ」(すでに現存していない様子。当時は学生料金250円、札幌の名画座「テアトルポー」300円よりも安い!)で鑑賞して衝撃と感銘を受けた映画の監督だったと最近改めて知りました。実は映画と共に大阪の映画館周辺のドクトクノ雰囲気にも衝撃を受けました…

コリン・ファレル(アレキサンダー):アイルランド出身。2000年にはジョエル・シュマッカー監督の『タイガーランド』で主役のローランド・ボズ二等兵を演じ注目をあつめた。続けて『アメリカン・アウトロー』(01年)、『ジャスティス』(02年)とアメリカ映画に出演。

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アンジェリーナ・ジョリー(オリンピアス):ジョリーの評価を決定付けたのは98年放映のテレビ映画『ジーア/悲劇のスーパーモデル』での演技であるという。エイズとドラッグにより短い生涯を終えた実在のモデル、ジア・キャランジを演じたジョリーはこの作品で数多くの賞とノミネートを受けました。さらに翌99年の『17歳のカルテ』でアカデミー助演女優賞を受賞。実力派女優としての地位を確立します。

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アンソニー・ホプキンス(プトレマイオス1世):歴史の語り部。アレキサンダーは伝説の英雄達を越えた英雄になったと褒めたたえる。

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ジャレッド・レト(ヘファイスティオン):、祖先が北米東部のアカディア地方に入植したフランス人の直系をルーツとする。2013年公開の映画『ダラス・バイヤーズクラブ』において、トランスジェンダーのHIV患者を演じるために30ポンドもの減量を行う。この映画での演技派絶賛されている。

今年の新作映画映画『モービウス』では主演を果たしています。

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映画『アレキサンダー』のネタバレ感想

歴史の教科書に載っており誰もが知っているアレキサンダー大王、勿論全世界英雄伝の伝記本を読んで大変な感銘を受けた記憶がありました。当時のマケドニアの宮廷の生活、東洋の強敵ペルシャ軍の20万の敵軍に対して4万のマケドニア軍の間で戦争が行われる激闘シーンは大迫力で見応え十分でした。人数では圧倒的に劣勢でしたが、作戦勝ちで勝利を収め、ベルシャの首都バビロンに迎えられます。

また、華やかなバビロンの町の映像も見事でした。ヨーロッパと全く異質な、濃厚な最盛期のペルシャ文化に触れ、アレキサンダー大王が一体何を感じたのか想像することも出来ません。ペルシャを征服しただけではなく、その地に7,8年も留まり、さらに東を目指しています。兵士たちは郷愁の念を募らせていますが、アレクサンダーは頑なに帰国することを拒んでいます。ギリシャ、エジプト、ペルシャを支配し、それでも飽き足らずなおもインドまで足を踏み入れ抵抗する勢力を征服して行く様子が描かれています。

そんな中、ようやく踵を返しマケドニアに帰ろうとしますが、32歳という若さで突如原因不明の病に冒され故郷の地を再度踏むことは叶いませんでした。

本作品、アンジェリーナ・ジョリー出演作品という事でまだ見ていなかったので見てました。アレクサンダー大王の母親ですが、妖女、悪女的な不気味な存在として描かれている事に大変驚きました。アレキサンダーの東征はまるで母親の支配を嫌い、逃れるかのように進められていました。

 

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