出演映画50作品近くに達しています。演技にはストイックな姿勢を持ち、「与えられた役になりきるためなら、何だってしようじゃないか!」と語っています。『ダラス・バイヤーズクラブ』での徹底した役作りの為、21㌔の減量を行い撮影に臨んでいた事は有名です。大変数多い出演作品の内、最近見た10作品についてご紹介します。また、視聴されていない作品がありましたら、今後の視聴の参考にしてみてください。
- 『ジェントルメン』(2020/ガイ・リッチー監督)
- 『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』(2005/ブレック・アイズナー監督)
- 『インターステラ―』(2014/クリストファー・ノーラン監督)
- 『セレ二ティー:平穏の海』(2019/スティーブン・ナイト監督)
- 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013/マーティン・スコセッシ監督)
- 『ダークタワー』(2017/ニコライ・アーセル監督)
- 『コンタクト』(1997/ロバート・ゼメキス監督)
- 『ダラス・バイヤーズクラブ』(2013/ジャン=マルク・バレ監督)
- 『評決のとき』(1996/ジョエル・シュマッカー監督)
- 『ペーパーボーイ 真夏の引力』(2012/リー・ダニエルズ監督)
『ジェントルメン』(2020/ガイ・リッチー監督)
「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ」のガイ・リッチー監督によるクライムサスペンス。
イギリス・ロンドンの暗黒街に、一代で大麻王国を築き上げたマリファナ・キングのミッキー(マシュー・マコノヒー)が、総額500億円にも相当するといわれる大麻ビジネスのすべてを売却して引退するという噂が駆け巡ります。その噂を耳にした強欲なユダヤ人大富豪、ゴシップ紙の編集長、ゲスな私立探偵、チャイニーズ・マフィア、ロシアン・マフィア、下町のチーマーといったワルたちが一気に動き出します。莫大な利権をめぐり、紳士の顔をした実は凶暴な彼らによる、裏の裏をかくスリリングな駆け引きが果てしなく展開します。
映画『ジェントルメン』(2020/ガイ・リッチー監督)感想‣マシュー・マコノヒーがロンドン暗黒街のマリファナ・キングを演じる!
『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』(2005/ブレック・アイズナー監督)
舞台は現代の西アフリカ、ナイジェリアとマリ共和国の国境付近から一枚の金貨が発見されます。光輝く金貨は、米・南北戦争時に北軍の包囲下にあったリッチモンドから脱出を果たし。莫大な財宝とともに150年前に忽然と姿を消した南軍の甲鉄艦「テキサス」の存在を確信させるものでした。幻と呼ばれていた「テキサス」は、間違いなくその地の近くに眠っていると、NUMA(国立海中海洋機関)一員であると同時に、世界中のあらゆる場所に眠っている秘宝を探し出すトレジャーハンターでもあるダーク・ピット(マシュー・マコノヒー)確信させるものでした。
一方、ナイジェリアには、その頃奇妙な疫病が流行っていました。感染した者は助かる術はなく、ただ訪れる死を受け入れるしかありませんでした。WHO(世界保健機関)の女性医師エヴァ・ロハス(ペネロペ・クルス)は、その感染源が内紛下にあるマリにあるものと判断し、その地へ向かおう手段を探していました。
おすすめ映画|『サハラ 死の砂漠を脱出せよ』(2005/ブレック・アイズナー監督)
『インターステラ―』(2014/クリストファー・ノーラン監督)
世界的な飢饉や地球環境の変化によって人類の滅亡が迫る近未来を舞台に、家族や人類の未来を守るため、未知の宇宙へと旅立っていく元エンジニアの男の姿を描く。
主演は、「ダラス・バイヤーズクラブ」でアカデミー主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒー。共演にアン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、ノーラン作品常連のマイケル・ケインほか。
おすすめ映画感想【インターステラ―】(2014/クリストファー・ノーラン監督)宇宙空間への時空を超越した『飛行』を愉しむ!
『セレ二ティー:平穏の海』(2019/スティーブン・ナイト監督)
「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」のスティーブン・ナイトが監督・脚本を手がけ、「インターステラー」のマシュー・マコノヒーとアン・ハサウェイが再共演したサスペンススリラー。
過去を捨て、カリブ海の島で漁師として暮らす男ベイカー・ディル。ある日、彼のもとに元妻カレンが突然訪ねてきます。カレンは再婚相手フランクの家庭内暴力に悩んでおり、なんと突然彼の殺害をベイカーに依頼します。フランクのもとで暮らすディルの息子パトリックを救うために仕方なく依頼を引き受けるベイカーでしたが、やがて、予想だにしない驚愕の展開が待ち構えていました。しかし、雨の日の真夜中突然家に訪問に来た、釣りグッズセールスマンのリード(ジェレミー・ストロング)がいきなり殺しちゃだめだ!と必死殺人の制止をします(彼の出現は本作全体のキーとなっているようなので注目が必要です…)
カリブ海で漁師として暮す男が、元妻からとんでもない事を頼まれるサスペンススリラー『セレ二ティー:平穏の海』(感想)驚愕の真実に唖然!
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013/マーティン・スコセッシ監督)
実在の株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの回想録を映画化した実録コメディドラマ。1980年代から1990年代のウォール街で、若くして大金を稼ぎ、その金を遊興に蕩尽する様はびっくり仰天。その後証券詐欺の容疑で逮捕された彼の栄枯盛衰を見つめていく。監督と主演は『ディパーテッド』『シャッター アイランド』などでコンビを組んできた、マーティン・スコセッシとレオナルド・ディカプリオ!
学歴や人脈もないまま、22歳でウォール街の投資銀行で働きだした実在の人物ジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)。巧みな話術で人々の心を瞬く間につかみ、斬新なアイデアを次々と繰り出しては業績を上げ、猛烈なスピードで成り上がっていく。そして26歳で証券会社を設立し、ボロ株の取引から出発した彼は、やがて標的を富裕層に変えて年間50億円近い手数料を荒稼ぎする。その会社は5年間に社員1000名を超える大会社に成長する。富と名声を一気に手に入れ、ウォール街のウルフという異名で呼ばれるようになった彼は、浪費の限りを尽くして世間の話題を集めていく。しかし、その先には思いがけない転落が待ち受けていたという自伝的映画。
おすすめ映画|『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013/マーティン・スコセッシ監督)レオナルド・ディカプリオ主演コメディ映画
『ダークタワー』(2017/ニコライ・アーセル監督)
「スタンド・バイ・ミー」「ショーシャンクの空に」「「IT イット “それ”が見えたら、終わり。」等で知られるホラー小説の大家スティーブン・キングの集大成的名著で、1970年代から30年もの歳月をかけて完成させたライフワークともいえる小説「ダークタワー」シリーズを実写映画化したダークファンタジー。世界の均衡を保つ塔(ダークタワー)を護るガンスリンガーと、ダークタワーの破壊を目論む黒衣の男との戦いが描かれます。孤高の拳銃使いと冷徹な闇の男を演技派として知られるイドリス・エルバ、マシュー・マコノヒー両雄の共演により火花散らすアクションシーンから目が離せません。
ニューヨークで暮らす少年ジェイクは不思議な夢に導かれ、夢で見た中間世界と呼ばれる異界が現実世界とつながっている場所を発見します。時空を超越する荒廃した異世界に迷い込んでしまいます。現実世界と密接するその世界では、世界の支柱である「タワー」を巡り、タワーを守る拳銃使いの戦士=ガンスリンガーのローランドと世界の崩壊をもくろむ黒衣の男ウォルターが壮絶な戦いを繰り広げていました。
映画『ダークタワー』(感想)世界の均衡を保つ塔(ダークタワー)を護るガンスリンガーと、ダークタワーの破壊を目論む黒衣の男との激闘を描出!
『コンタクト』(1997/ロバート・ゼメキス監督)
96年に他界した宇宙科学者カール・セイガンの同名小説(邦訳・新潮文庫)に基づき、セイガンと妻アン・ドルーヤンが映画用原案を作り(共同製作も)、セイガンの代表作にはテレビシリーズにもなった『コスモス』があります。当時の日本のTV放映で多くの人が『コスモス』を視聴しました。「フック」のジェームズ・V・ハートと「マンハッタン花物語」のマイケル・ゴールデンバーグが脚色。監督には「フォレスト・ガンプ 一期一会」のロバート・ゼメキスがメガホンを取った。
電波天文学者のエリー(ジョディ・フォスター)は、ニューメキシコの砂漠の電波天文台で観測中に、恒星ヴェガ付近から地球に向けて電波信号が発せられている大発見をします。彼女は物心ついた時から常に、「なぜ私たちはここにいるのか。私たちは何者なのか」という疑問の答えを求めていました。最愛の父テッド(デイヴィッド・モース)が亡くなった後、エリーは科学に没頭します。彼女は地球外生命体からのメッセージの探究をテーマに選び、大多数の科学者からの嘲笑や成功の確率の圧倒的な低さにも関わらず、永年、宇宙からの電波の観測を続けていました…
映画『コンタクト』(1997/ロバート・ゼメキス監督)感想‣宇宙からの無線信号の中に時空を超える”移動体”の設計図が存在!!
『ダラス・バイヤーズクラブ』(2013/ジャン=マルク・バレ監督)
マシュー・マコノヒーが、エイズ患者を演じるため21キロにおよぶ減量を達成して役作りに挑み、1980年代当時無認可だったHIV代替治療薬を密輸販売し、アメリカのHIV患者が特効薬を手にできるよう奔走した実在のカウボーイの半生を映画化した人間ドラマ、第86回アカデミー賞で主演男優賞を受賞した実録ドラマ。
1985年、テキサス生まれの電気技師ロン・ウッドルーフはHIV陽性と診断され、余命30日と宣告されます。米国には認可された治療薬が少ないことを知り、また、治療薬のAZTは、当時臨床試験が開始されたばかりだった為、担当医師からは薬剤の処方を断られてしまいます。納得のできないロンは代替薬を求めてメキシコへ渡ります。そこで米国への薬の密輸を思いついたロンは、無認可の薬やサプリメントを取り扱い、毎月400ドルの会費の支払いと引き換えに無料で薬を受け取れる会員制のエイズ薬購入団体「ダラス・バイヤーズクラブ」を設立します。会員たちは安い月額料金で新しい薬を手にすることができ、クラブはアングラ組織として勢いづきます。しかし、そんなロンに司法の手が迫る事に……。
映画『ダラス・バイヤーズクラブ』(2013/ジャン=マルク・バレ監督)感想‣マシュー・マコノヒーは21㌔の命懸の減量による役作り!
『評決のとき』(1996/ジョエル・シュマッカー監督)
「ペリカン文書」「依頼人」などのベストセラー作家、ジョン・グリシャムが新米弁護士時代の体験に基づく処女小説(邦訳・新潮文庫)を、自ら製作も兼ねて映画化。これまでのグリシャム映画と同様、法廷サスペンスのスタイルを取りながらも、重いテーマをエンターテインメントと両立させる手腕が見事。
ミシシッピー州の街カントンで10歳の黒人少女が二人の凶暴な白人青年に暴行を受けるという事件が起こります。娘の哀れな姿に心を傷めたその黒人労働者の父カール・リーは、マシンガンを持って裁判所に乗り込み、その青年2人を射殺してしまいます。人種差別が根強く残るこの街では黒人の白人殺しは特に不利でしたが、若手弁護士のジェイク(マシュー・マコノヒー)は、苦労を覚悟の上、カール・リーの弁護を引き受ける事になります。ジェイクはボストンで法律を学んでいる有能な法学生エレンの助けを借りてカール・リーの弁護を務めますが……。
映画『評決のとき』(1996/ジョエル・シュマッカー監督)感想‣多彩な顔ぶれの出演陣に驚きの法廷サスペンス!
『ペーパーボーイ 真夏の引力』(2012/リー・ダニエルズ監督)
1969年夏、人種差別の保守的な気風が強く残る南部フロリダを舞台。そこに暮す青年ジャックは、問題を起こして大学を追われ、父親の会社で新聞配達を手伝うだけの日々を送っていました。ある日、大手新聞社の記者で兄のウォードが、ある殺人事件の死刑囚にかけられた冤罪疑惑を取材するために帰省します。ジャックはウォードの調査を手伝い、その過程で出会った死刑囚の婚約者で、謎めいた美貌の持ち主シャーロットに心を奪われます。
殺人事件をめぐる複雑な人間関係に巻き込まれたジャックの人生は、大きく変わっていくことになります。ミステリアスな美女にひかれ泥沼にはまっていくジャック役をザック・エフロン、兄ウォードをマシュー・マコノヒー、謎めいた美女シャーロットをニコール・キッドマンが演じています。
映画『ペーパーボーイ 真夏の引力』(2012/リー・ダニエルズ監督)感想‣ある殺人事件の真実をめぐって、運命のいたずらに翻弄される女と男たちを描く衝撃作
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