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おすすめ映画『ダーティ・グランパ』(2016/ダン・メイサー監督)感想➢最強じゃなくて「最低のふたり」 祖父と孫の爆笑珍道中!?

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『ダーティ・グランパ』のあらすじ概要

ロバート・デ・ニーロとザック・エフロンが共演し、自由奔放な祖父と真面目な孫が繰り広げる珍道中を描いたバディコメディ。

1週間後に結婚を控えた弁護士のジェイソンは、祖母の訃報を受けて葬儀に駆けつける。そこで彼は意気消沈した祖父ディックから強引に誘われ、祖母の思い出の地フロリダへ傷心旅行に出かけることになります。ところが、ディックは40年ぶりの独身生活で完全に羽目を外し、朝から酒を飲んだりゴルフ場でナンパしたりとやりたい放題。挙句の果てにはフロリダのデイトナビーチで乱痴気騒ぎで大暴れしてしまいます……。

「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」の製作総指揮と脚本を手がけたダン・メイザーが監督を務めました。

2016年製作/102分/アメリカ
原題:Dirty Grandpa

ロッテントマト批評家支持率:10%(なんと厳しい評価!)

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『ダーティ・グランパ』のスタッフとキャストについて

ダン・メイザー監督「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期」の共同脚本を手掛け、「ボラット」でアカデミー賞脚色賞にノミネートされています。

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ロバート・デニーロ(ディック):下ネタばかりで相当下品で性欲旺盛な老人役。羽目を外すのも程度があると思うも、大いに笑わせて貰いました。今まで誰も見た事の無いデニーロの一面を見られます。

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ザック・エフロン(ジェイソン):ドラッグの悪酔いで股間にハチのぬいぐるみを挟んでダンスするシーンが大うけ、多分宴会で真似する人がいるかも… 本作では堅物の若き弁護士役で登場、婚約者との結婚を1週間後に控える。但し、婚約者のお尻に敷かれて何をやるにもまず彼女の許可が必要という。

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ゾーイ・ドゥイッチ(シャディア):ジェイソンのフィアンセ

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『ダーティ・グランパ』ネタバレ感想・見どころ

デニーロのとても下品で性欲旺盛、元気なおじいさん役にびっくり仰天しました。最後まで、勢いが衰える事はありません。ラストシーンでは驚きの結末が待っているので是非期待してじっくり観賞しましょう。

一方、堅物弁護士の孫、ザック・エフロンは思わぬ災難に次から次へと巻き込まれていきます。その様子は一皮ごとに”真実”の自分(ちょっと言い過ぎかも)に目覚めていくかのようでした。結局、真実の愛では無かったフィアンセとの結婚も、自ら諦める決意をしています。これは、結果的に「自分に正直に生きろ」という祖父の強い教え(現実のおじいさんはいい年こいて本能のおもむくまま…)を忠実に守ったことになりました。

嘘の様な、冗談の様なハチャメチャな”出来事”の連続には、暫し思考が完全に停止してしまいました。デニーロがこんな事をやる!言う…役柄にはなり切り、役作りには徹底的にこだわるという事で大変定評のあるデニーロなので、多分、元気なおじいちゃん何人かと出会いその人生(観)を見たり、聞いたりしたのかもしれません。あるいは、今回は”役作り”には一切こだわることなく、100%地のまま自分をありのままに曝け出し演じたのかどうか…大変興味のある所です。

たとえは非常に悪くお二人にはもうしわけありませんが、まるで高倉健が志村けんの『バカ殿』を演じたようなブチ意外な感じを受けました…

しかし、本作は全く無意味な、あれこれ詮索は一切抜きで、見た事も聞いた事も無いデニーロ演じるダーティ・グランパの乱痴気騒ぎを他人事として割り切り、傍観者として笑い飛ばして楽しむか、それとも、羨ましいなあと嫉妬するだけではなく、おれも一丁頑張ってみるかと考えるかのどちらかだと思います。

また、大変気になるのが、堅物弁護士役の超イケメン人気俳優ザック・エフロン、羽目を外し過ぎた見事な「蜂のぬいぐるみダンス」は多くのコアファンを呆然自失とさせたのか、あるいは拍手喝采を浴びたのか、こちらも気になるところではあります…

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